花鳥風月

やろうと思ったときができるときが座右の銘。
今はカワサキW400がお気に入り

進化する誕プレ。

2008年08月02日 | 作ってるものと作ったもの。
今まで、数々のパッケージを作ってきました。

洋紙。和紙。布。ダンボール。革。

ここまでは、かろうじて包めるものの域かと。

が、今回は「鉄」

確かに最近、作るものも鉄が使われていますが、それだけではない。

ちゃんとプレゼントの中身と関係がある。

今回プレゼントに選んだのは、あの「天空の城ラピュタ」に出て来る飛行ロボット…の首。


中に土を入れ草木を植えると朽ちた雰囲気がとても良いらしいのだが、相手は男の子。

どんな風に使うのか限定しないように、あえて中はカラ。

大きさと言い、質感と言い。置いておくとロボット大好きな人は喜ぶでしょう。

飛行ロボットは鉄で出来てるイメージがある。

その朽ちた遺品のような頭部を、運ぶとしたら…。

木箱ではなく鉄で囲いたくなったわけです。

さっそくイメージラフを描き起こして作業スタート。

まずはPCを使い、ラピュタの紋章をトレース。実寸にした状態でプリントアウト。

それにあわせて曲げていく。

輪っかを二つ作り、土台と上物に分けることにした。



土台の方は紋章のカタチを作りながら輪っかに固定していくと、頭を乗せる部分が出来上がる。
これはまだ途中。


まだ完成してない。外周に付いている小さな鉄板は後で使うのに。ここで付けないと作業しにくい。

言うほど短時間で出来ないし、簡単じゃないけど…ね(-д-;)

そして使用率をオーバーした溶接機を冷ましている間、上物の方は鳥かごのように格子で形成されるので、まずはひたすら同じカーブに曲げていく。

ウチは工場じゃないので曲げの機械なんてありません。すべて手打ちで曲げていく12本。

そしたらひたすら溶接して…



間隔と向きを揃えるのが大変。付けていくとどんどん溶接しにくくなってくるし、
細い線材は熱のユガミがすぐに出る。手で押さえながら溶接してて動くのが伝わってくるほど!

上部に取っ手を付けるためのプレートを作る。
皿上の鉄板はないので、コンパスで書いた線をもとに削り込んでいく。

付出来たら真ん中に穴をあけて。12本の支柱と溶接する。


ここまでで上部はほぼ完成。


鳥カゴって言うより「檻」だな(; ̄_ ̄)=3


この状態で私が乗っても全く微動だにしないほどの強度!ホントに檻だ…。

続く。

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