SpaceCat Mon☆Star Story

宇宙からやって来た、猫の「Mon」と「私」の痛快コメディー?

monに変化が・・・

2005-11-23 | フィクション
monが来て3週間目。
すでに、ダンボール箱を卒業し、猫用のベッドに移されていた。
姿は「猫」に見えるように成長している。
特に気になっていた「耳」なんて、アンバランスなほど大きくなって・・・
「おまえの耳はタケノコか?」
毎日変わる姿に驚きが隠せない私。
見た目はそれなりに、誰が見ても「猫」と思うだろう。
ヨチヨチ歩きのかくれんぼは、さらにスピードが増し、
目が離せない。たまにカーペットにつまずき、コロンとひっくり返る。
好奇心の塊のようで、とんでもない所にまで及ぶ。
今日は母のカバンに隠れていた。
それにしても、「声」はいつ聞けるのだろう?
「ニャ~」「ミィ~」なんて鳴くのかな?
じぃ~っと、目を見つめると、大きな目をもっと大きくして、
私を見返す。
その時だった。
{ママ、お母さん、かぁーちゃん、おふくろ、どれかなぁ?}
頭の中に流れ込むカンジで伝わってきた。
こ、これって、テレパシー???
「mon、mon?」
慌てて私は抱き上げた。