SpaceCat Mon☆Star Story

宇宙からやって来た、猫の「Mon」と「私」の痛快コメディー?

猫舌?の感触。

2006-03-26 | フィクション
最近、声を掛けても名前を呼んでも、「返事」をしない
時がある。
もちろん、私と2人の時はわざわざ「ニャ~」も
言わない。
まだ子供・・・?!
なので、心配で探していると
パソコンや家電を動かしている事がある。
なんだかなぁ~?
「mon、危ないって何度も言ってるでしょ?」
{大丈夫だよ、かぁーちゃんが扱ってる物だもん}
ムッ!な、生意気なヤツ。
「あんたに何ができるのよ!」
口調が荒くなってきたのを感じ取ると、
あの手、この手ではぐらかされる。
普段だと、「勉強してる」とか「楽しいんだ」
なんて言葉が出る。
だけど、この日は違った。
手を止めて顔を寄せてきた。
{かぁーちゃん・・・}
「ん?」

「ぶちゅぅぅぅぅぅぅ~~~!!!ぽんっ!」

何をされたか、一瞬わからなかったが・・・
私の反応を待っている、monの目線で我に返った。

「変なテレビ番組でも見たんでしょっ!?」

それは、「でぃーぷ」な「きっす」だった。

当の本人は私の言葉を聞くや否や走り回っていた。

学習能力が高いのはいいんだけど・・・
何でもじゃ~なぁ~。
しかも、私を実験台にするなんて・・・
んっ?関心してる場合じゃない!!

「ちょっとぉ、こっちに来なさい!! mon !!」

意味がわかっていない?まま、monは走り回っていた。

ぶきっちょ・mon!!

2006-03-05 | フィクション
好奇心の塊のmon。
「あれ、なぁに?」
「これ、なぁに?」
毎日、質問攻め。
頭ばかりで動いているカンジ。
もう少し、体で覚えることがあると思うんだけど・・・
何をそんなに知りたいのだろう?
もうすぐ、3ヶ月になるのに「離乳食」が好きだし・・・
横にドライフードがあっても、食べようとしない。
お水も「ズビズビ」とすすっている。
ペロペロと飲むことがまだできない。
困ったもんだ・・・
お皿の大きさ、深さなど考慮してもダメだし。
洗面器が一番のお気に入り。
それでも、顔を突っ込んでビチョビチョになるのは
当たり前。
もしかして、不器用なのは私に似たのかな?
「最悪の手本」になったかも・・・
言葉が通じる分は得したけどね。
普通の猫なら、高い所に登るのが好きだと思うけど、
monは登ろうとしない。
やっぱり、「猫」じゃないのかな・・・
確かに「ニブい」から。
でも、私は高い所が好きだぞ!!
天井近い高さの「ロフトベッド」で寝ているんだから。
普通は反対だよね~???

素直な好奇心!

2006-02-13 | フィクション
人間のように「気を遣う」なんて事も覚えだした。
さらに、何にでも「興味津々」
宅配便、郵便配達の人が来ると、
玄関にダッシュ。
尻尾を振り回してお出迎え。
私がトイレやお風呂に行くと、ドアの前で待ってるし・・・

ある日の事、お風呂から出て体を拭いていると、monの姿がない。
いつもなら、見えるところでフラフラしている。
「お母さんっ、monの事、知らないっ?」
と聞くと、
「えっ、いないの?」
母も慌てて、脱衣所にやってきた。
お互い、目線の高さで会話をしていたので、
気が付かなかった。
{かぁーちゃん・・・}
んっ?
スッポンポンで仁王立ちで体を拭いていたら、
足と足の間から、まっすぐに見上げていた。

「♂∞★○@∞◎☆♀◆@△●」

声にならない、驚き!!
「どこを見てるんじゃぁ~!?」
{ぼく、ここから生まれて来たんじゃないの?かな・・・}
本人は素直に考えていたみたいだけど・・・
「かぁーちゃん、まだ未婚なんだからっ!
             エロmon、エロ猫?、変態っ!!」
絶叫が響き渡った・・・

母子共にグッタリ?

2006-01-26 | フィクション
玄関を開けるなり、カバンから飛び出して、
トイレに直行!!
私は自転車を全開で漕いだため、息切れでヘタリこんでしまった。
monは、なかなかトイレから出てこない。
「行く前に用を足しとけって言ったじゃない!!」
{ぼく、ちゃんとして行ったけど・・・}
安心したのか、床にドテっとなってしまった。
緊張していたのだろう。
顔を見ればわかる。
「今度はちゃんと言いなさいよ!!」
{チーちゃんの前で恥ずかしかったんだもん}
「かぁーちゃんにしか聞こえないのに?」
返事が無い。
そのまま、眠ってしまった。
夕飯の時間になって、起こしても反応が無いため、
休ませる事にした。
強気で頑張っていたけど、子供なのは確かだった。
しかも、トイレをガマンするなんて・・・
変な意地というか、何というか・・・
コンビニで見逃してもらえただけ、良かった。
あそこで、足止めさせられていたらと思うと、ゾッとする。
入店お断り・・・絶対にコトになってた。
私も疲れたみたい。
冗談で言った、「ごはん抜き」が本当になってしまった。

ガマンしろ~!!

2006-01-15 | フィクション
さて、コンビニに行こう。
再び、自転車に乗せて・・・
タバコを売っているコンビニに到着。
自動ドアに「ペット入店お断り」のシールが・・・
カバンのファスナーを閉めておけば、見つからないだろう。
{mon、動かないで、声もダメだからねっ!!}
{う~ん・・・}
返事がちょっと変だったけど、疲れてると判断。
店員さんに銘柄を伝えた瞬間、カバンの中でmonが激しく
動き出した。
店員さんがカバンを見た時、内側から頭でグイグイ押して
ファスナーが開いてしまった。
ポンっ!!
顔を出して、キョロキョロと慌ててる。
別な店員さんにも不信な目で見られてしまった。
「すみません、見逃してください!!タバコだけなんで・・・」
入り口だったのと、monの可愛さ?で見逃してもらえた。
「ちょっとぉ、どうして言う事聞けないの!!」
{かぁーちゃん、もれちゃうよう・・・}
「えっ?」
{おトイレ~!!}
ガマンしていたようだ。
{どっちなの?}
{どっちも・・・}
途中でコトになっては、たまらん!!
怒れないので、死ぬ気で自転車を漕いだ。

おでかけも楽じゃない・・・

2006-01-10 | フィクション
叱られたショックからか、monがおとなしく、あまり動かなくなった。
はじめての経験を幾つかしたため、疲れてきた様子。
気が付くと、携帯電話にメールが着ていた。
めずらしく、父からだった。
「どこにいるのか知らないけど、帰りにタバコを買って来てくれ」
帰り道にコンビニがあるから、そこで都合しよう。
すでに、夕方だ。
「チーちゃん、今日は本当のゴメン、そろそろ帰るよ・・・」
「気にしないでいいからまた連れて来てね」
{ぼく、チーちゃん大好き!!}
カバンから顔を出して、デレデレモード。
グイっと押し込んで、
「じゃ、またね」
お互い手を振って、別れた。

チーちゃん、ゴメン!!

2005-12-26 | フィクション
おーまい、ご~っどっ!!
「こらぁ~!!!!!mo~n!!」
大声で怒鳴った。
ここはそうでなくとも、我が家じゃない!!
チーちゃんも驚いてる。
monにとっても、「初爪とぎ」
よりによって、友達の家・・・
monは怒られている理由がわからなくて、
{爪がかゆくなったんだもん・・・}
なんて、ノンキな事を言っている。
その後は、ひたすら謝った。
クッキリと傷がついてるし・・・しかも、新築の家。
「なんとか、隠すから大丈夫だよ・・・」
家族に見つかったら怒られるだろう。
猫?が来てたとも言えないだろうし・・・
コトの大きさがわかったのか、
{ごめんなさい・・・チーちゃん}
{おまえが謝っても、チーちゃんには聞こえないのっ!!}
にらみを利かして、叱る私に、
「私が猫を飼ったら、同じになるからさっ」
「えっ、マジ?」
「本気で考えてる、monくんみたいに縁ができたらね」
私と違い、優しい彼女にmonはさらに好意を持ちはじめていた。

一息ついていたら・・・

2005-12-25 | フィクション
チーちゃんも、ぬいぐるみは苦手と判断。
緊張ぎみのmonを察して、休憩にした。
monは自由にしてもらい、彼女の家の中を探検している。
私は彼女が出してくれた、コーヒーを戴いて一息ついた。
「どう?、面白い?」
感想を聞くと、嬉しそうに、
「私も猫が欲しくなっちゃた!!」
「えっ!そう?」
「monくん、カワイイじゃなぁ~い!」
見た目はそこそこイケてるとは思うけど・・・
中身は得体が知れないんだよね・・・
普通の猫なら、問題無いから、いいか・・・な。
そんな風に考えていると、
「ねぇ、monくんって、おじさんが拾って来たんだよね?」
ずずっと、コーヒーをすすりながら、
「そうだけど」
と答えた。
monが我が家に来た時、赤ちゃんで目が離せないからと、
会うのを断っていたのだ。
「普通のどこにでもいるような猫でいいんだけどなぁ」
彼女の気持ちに心の中で、「絶対、普通がいいぞっ!」と
返す私。
その時だった。
穏やかな午後のティータイムをぶち壊す音がした。
ガリガリ、ビリッ!!
リビングの壁に爪を立てていた。

見ていて面白いかも・・・

2005-12-24 | フィクション
チーちゃんは、動物と暮らした事がないと言うので、
楽しそうに、monの相手をしている。
まぁ~、見た目は「子猫」だから小さくていいのだろう。
もし、豹みたいな大きさになってしまったら会わせられないよなぁ・・・
「monくん、どうしてる?」
なんて、成長した後に聞かれたら大変かも・・・
その時になったら、説明するしかないのかぁ~。
毛糸のボンボンの次は動く犬のぬいぐるみが出てきた。
「monく~ん!!」
カタカタ、カタカタ・・・
石のように動かなくなってしまった、mon。
{かぁーちゃん、なにこれ?}
{さぁ?なんだろうね・・・}
もちろん知ってるけど、とぼけてみた。
近づいてくる、ぬいぐるみに腰を抜かしたようにオシリを下げて、
尻尾をクネクネしだした。
{もしかして、コワイのぉ~?}
ちょっと、からかうみたいにイジワルそうに言ってみた。
{そんなこと・・・な、いもん・・・}
強気な言葉とうらはらにビビッた口調。
さらに、チーちゃんが、
「monく~ん、ほ~らぁ!」
目の前にポンっと置いた。
後ずさる、そして小走りに少し離れた。
意外と肝っ玉が小さいのだと初めて知った。
これなら大きくなっても大丈夫・・・
おっと、それはまた別の問題かぁ?!

チーちゃんとご対面!!

2005-12-22 | フィクション
インターフォンを押すと、チーちゃんが出迎えてくれた。
「今日はみんな帰りが遅いから、ゆっくりしてってね」
「ありがとう!!」
あいさつを交わしていると、monがバッグから顔を出した。
そして、チーちゃんと目が合った。
「カッワイイィ~!!」
「そうなのかな?」
monはまん丸の目をクリクリさせて、彼女に興味津々。
玄関でmonをカバンから出して、上がった。
「ねぇ、名前は?」
「monだよ」
「monくん、よろしくね」
{いやぁ、いつも母がお世話になってます}
monのテレパシー会話に、ガクっとなった。
{余計なことを・・・}
チーちゃんに聞こえてたら大変。
いつの間に、そんな大人が使うような言葉を覚えたのだろう?
{猫らしくしててよ・・・}
{うん・・・}
「あのね、monくんにこれ作ってたんだぁ」
毛糸のボンボンだった。
コロコロと転がるボンボンを魅せられて、
ダッシュ!!ノリノリにじゃれている。
あまり、オモチャらしい物を与えていなかったので、
楽しそうな動きに驚いた。
{今度、何か買ってあげるね}
{そうだね、かぁーちゃんは不器用だから作れないもんね}
私にしか聞こえないことをいいことに、カワイクない発言。
{今夜はごはん抜き決定!!}
その言葉の後、急に猫らしく?なった。