『斬(ざん)』

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初心者に聞く耳を持たせる啓蒙活動について

2005年12月04日 | ブログの話
大澤真幸萌え(おまえ):アクセス解析は中級者以上のものだったのにも関わらず初心者に使われてしまうことが悲(喜)劇の原因であることについて

otsuneの日記 - アクセス解析を隠せば良い。というのは「愚者のセキュリティ」だ。危険ですらある

まさに鶏が先か卵が先かって感じ(実はピントがずれてるのだがそこがミソ)。
『大澤真幸萌え(おまえ)』の nisemono_san さんは、
初心者がもしそのような「悪意」と受けとめられやすいコメントに対して免疫が無い場合、このアクセス解析は、自衛どころか自滅を促してしまう
と書かれていて、初心者は無知(ネットリテラシが低い)だから、知識を得るまでは、中級向けと思われるアクセス解析の扉はそれまで封印しておこうって事で、『otsuneの日記』の otsune さんはそれに
初心者を心配しているのであれば、真っ先に考えるのは「blogを公開すると、悪意の有るコメントや揚げ足を取られる事が有りますよ」という啓蒙手段だろう。
と反論していて、これは初心者といえどもブログで公開することの危険性は最初から知った上ではじめるべきだろうと、そのための啓蒙が先だ、と。

で、実態から考えれば、nisemono_san さんの方が、効果がある。でも、どちらが正しいかと問われれば、otsune さんと答えるだろう。

現実は、初心者が安易かつ無知でブログを始めてしまえる。そして、はじめている。入り口で教育(知識を与える)を施さなかったのだから、現場では問題を起こす。これは当たり前。「安全なブログはブログの入口である」と、どっかの自動車メーカーのお偉いさんが言ったとか言わないとか。 ←いや、それブログじゃなくて作業だから。しかも、微妙に意味取り違えてるし(ま、危険レベルで考えれば似てるトコもあるわな)。

その問題に対して、無知がいけないのだとするか、無知だからベターな対処をしようとするのがいいとするかの違いですね。

ぶっちゃけてしまえば、どっちでもいいんですな、答えは。どれだけ啓蒙しようがシステムを改良しようが、大多数が利用している場合、大なり小なり問題は起きる。事前教育を施したとしても、聞かないやつはいるし、悪意のある人も一定数はいる。

結局のところ、その割合(パーセンテージ)を低くするだけに留まる(それが大事ではあるのだが)。だから、自分の思う方法で初心者や知らない人にリテラシーを啓蒙していけばいいし、システムのここがいけないと訴えていけばいいと思います。

ただ、いかんせん、肝心要な一番知ってほしい初心者は、この手の話題には興味が無いので届かないというジレンマはある。

一番効率がいいのは、ブログサービスが利用者にある程度のネットリテラシーが無ければブログ開設できなくいようにすることです(「安全なブログは…」 ←もういいってば!)が、それはしないでしょうし、期待できませんからね。登録者数争いしか考えてないですから。企業だから営利を求めるのは当然で、むしろリテラシーの低い層のが、お金落としてくれるからね。なまじ賢くなられちゃうと色々と面倒だしー。

現状、ユーザーが啓蒙するのは、限界がある。マスコミ、企業、官庁などで、啓蒙してもらえるのが一番効果の高い方法であり、ブログでブロガー同士が狭いトコで、あーだこーだ言ってても、埒はあかんでしょうね。そのマスコミ、企業、官庁だって、ここで論じてる方々よりも断然リテラシーが低いでしょうし。

啓蒙するのに一番効果的なのは「小泉首相」か「天皇陛下」に「無断リンク禁止」はおかしいことです。と言ってもらう事です(一例として)。イチローと中田と松井でもかまいませんがー
(注:文章の流れ上、敬称略しました)

公共広告機構あたりで、

「あなたのブログは、あなたがブログの存在を秘密にしたくても、他のホームページで勝手に紹介(リンク)されることがあります」
(参考:他人の不幸は蜜の味: ブログを始める前に

なんてことを、沢尻エリカさんあたりに、言ってもらえると効果抜群でしょうね! ←で、何で沢尻エリカさんなの? …いや、なんとなく。小西真奈美さんか蛯原友里さんでもいいんだけど…


つまりは、ブログとはおよそ関係ない有名人に言って貰えるほうが啓蒙としては効果的ということです。結局、そーゆーふーに出来てるんですよね。

ちなみに、AC公共広告機構:ACの活動によると
厳正な基準に従って、作品を自主制作しています。


作品の審議、選定は次のような基準で厳正に行われています。

1.身近な問題にこたえ、社会や公共の福祉に寄与する広告であること。
2.広告によって効果の得られるテーマであること。
3.将来を見通し啓蒙に役立つ広告であること。
4.時代感覚にそってタイムリーに展開されること。
5.特定の党派、宗派、企業、団体に偏らず営利を目的としないこと。
6.公共広告にふさわしい品質の作品であること。
とある。
どうでしょうか?ブログには「炎上」や「祭り」など結構社会問題になりそな火種が多いのですから当てはまると思うのですが。

だから、せめてブログサービス各社は、協力して作品作ってもらえるよう行動していただきたいものです。

もちろん、オレはオレなりに、ブログでこーゆー事書いて啓蒙していくのですがね。


[参考]
takoponsの意味 - Permalinkの意味
ARTIFACT ―人工事実― | ネット教習所をシステムとして作る-儀礼的無関心について-

[関連]
一番効果的な啓蒙アプローチとは


[TB:大澤真幸萌え(おまえ):アクセス解析は中級者以上のものだったのにも関わらず初心者に使われてしまうことが悲(喜)劇の原因であることについて]
[TB:otsuneの日記 - アクセス解析を隠せば良い。というのは「愚者のセキュリティ」だ。危険ですらある]

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