モモっとトークスペシャルCD3
ミニドラマ お題【レスキュー隊】
レスキュー隊員ワタル:羽多野渉
逃げ遅れたオカマ ウサコ:遊佐浩二
ナレーション:羽多野渉
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俺の名前はワタル。
オレンジのユニフォームに身を包み、人名救助に命を賭けるレスキュー隊員だ。
今日の現場は中層マンションの火災現場。火の回りが速く、どす黒い煙がうずまいていやがる。
かなり厳しい現状だ… だが、俺は何もためらわない。逃げ遅れた人のため、
先輩達の手を振り切って、紅蓮の炎の中、ひとり飛び込む!
羽「誰か!誰かいないか!助けに来たぞ!」
確か…この部屋の窓から女性が手を振って、救助を求めていたはずだ…
羽「おい!誰か…」ガチャッ。
遊「あ~ここよぉ!ここよぉ!ウサコ怖かったァ!」(←ダミ声)
羽「…… お疲れ様でしたぁ」
遊「おい!ちょっとまて!ちょっとまて!」
羽「え… なんすか、」
遊「待ちなさいよ何撤収しようとしてんのよォ!アタシの事助けにきたんでしょ?
何よあれガチャってのんびり開けてきて…飛び込んできてよォ!」
羽「あぁいや…あの、人類の為なら命も投げ出しますけどぉ…」
遊
「しっつれいねぇぇ~~!!!」
羽「も、もういいですから、ちゃっちゃと逃げますよ!」
遊「えぇ~ちょっと待ってよォ、今メイク直すから」
羽「メメメイクぅ!!??何いってんすか!この非常時にメイクなんて…!」
遊(メイク中)「フフフン♪あ~んたねぇ!下じゃテレビカメラが待ってんでしょお?
アタシの事を、あぁいいねぇ、いいねぇ、って言いながら待ってんでしょォ?
なのにノーメイクで出て行けると思ってんのぉ!ハイパーかっこよくお願いしますよォ」
羽「あぁもう分かりましたっ!ちゃっちゃと済ませて下さい!!」
遊「ハァァ~イ♪んふふふ~ふふ~」
羽「…いいですか?じゃ、行きますよ?」
遊
「ああ~待って待って!!」
羽「えぇ?」
遊「お着替え!」
羽「え?」
遊「お着替えしないと!」
羽「そのカッコでいいじゃないですか」
遊
「な~に言ってんのよお!」(←超ドスきいた声)
羽「あわわわ…」
遊「新宿二丁目オマカマバー
『うらしま』のナンバーワンが
こんなカッコでテレビ出れんのぉ?!」
羽「あぁぁちょっともう、分かりましたから!とっとと着替えてくださいよ!」
遊「んじゃさぁアンタぁ、このブルーのキャミソールワンピとォ、こっちの白のフリフリミニどっちが好きぃ?」
羽「どっちでもいいから!全身防護服とかで!」
遊「こうトゥルトゥルトゥルっとしたの~」
羽「トゥルトゥルっでも何でもいいですよ!全部着て下さいむしろ!!」
遊「ええぇ~??そんなんじゃぁ~」
羽「いやいやいや全部着てくださいよ、色とかもういいですから!」
遊「なによもぉ~失礼ねぇ~、あぁ~ …分かったぁ」
羽「え?」
遊「分かったぁ♪アンタ、ウサコの裸みんなに見られるのが嫌なんだぁ!」
羽「いいいややや俺が見たくないですよ!」
遊「トゥ~ントゥ~ン♪」
羽「トゥ~ントゥ~ンって!しかも自分のことウタコって言わないで下さいよ」
遊「ウサコですぅ、ウサコですぅ、」
羽「むかつくうぅぅ!!!も何でもいいですからちゃっちゃと着て下さぁい!!!」
遊「ふ~ん、、もお~」
羽「行きますよぉ」
遊
「んやっ!だめ!だめ!」
羽「え?」
遊「ウサコ熱いの苦手でス、」
羽「大丈夫ですよぉ、自分がままります(←噛んだ)、守りますから!」
遊「んん?でも守るなんてそんなの信用できないでしょう~?」
羽「いやいや自分が保障します!」
遊「保障してくれるってんなら、この紙にサインしてくれるぅ?」
羽「うぅ~もう分かりましたよぉ、サインすればいいんですね?」
遊「ハ~イ、してぇ?」
羽「え、じゃあ、えと…、ここにサインを…
こ、こ、
これ婚姻届じゃないですかっっ!!!」
遊「チッ… ばれたのォ?ワタルぅ?」
羽「いや、ワタルぅ?じゃないですよホントに… あっ、すいませんちょっと無線が…
はい!こちらワタル。逃げ遅れた人間もどきを一名捕獲しました!」
遊「もどきって何よ、もどきって!!!」
羽「あーこれより救助します。…え?非常階段が崩れたから窓から飛び降りろ?
マットは用意したって…あぁっ!ちょっと待ってください!あっ…くそ、切れた」
遊「あぁ~見て見てぇ!窓の外ぉ!下にでっかいマットひいてくれてるわよォ!
あそこに飛び降りればいいわけねェ!エッヘヘヘ」
羽「ぁぁあぁぁ~やややぁぁ~」
遊「あ?ちょっとアンタぁ、何ガタガタふるえてんのォ?」
羽「いやあの、ちょちょっと飛び降りるには… 高すぎるかなぁっと…」
遊「なぁ~に言ってんのよここ六階よぉ!?飛び降りらんない高さじゃないでしょぉ?」
羽「じ実は自分…、 高所恐怖症、でして…」
遊「高所恐怖症!?アンタよっくそれでレスキューなんてやってこれたわねぇ!
ちょっと早く飛び降りないとマジで火がまわってきてるわよォ!」
羽「あああの、分かりました!自分はいいんで、どうぞウサコさんお一人で…」
遊「
バカヤロオォォッ!!!!」
(バシッ!)羽「あ痛いっ… ウサコさん…」
遊「命を粗末にするんじゃないわよ!
…しょうがないねぇ、ホラ、あたしの…この肩にしっかりつかまって」
羽「は…」
遊
「僧帽筋につかまって!!」
羽「 …はひ… 」
遊「怖かったら… しっかり目を閉じてんのよ。」
羽「ウサコさん…」
遊「生きてたら… お店にいらっしゃい。サービスしてあげるから…」(←エロく囁く)
羽「ウサコさあぁぁん!!!」
遊「いくよォォ!!!
ウラアァァッッ!!!!」
ーーーーーードサッ。
ウサコによって、俺は命を救われた。そして一ヵ月後…
羽「それじゃウサコ、行ってくるね!」
遊「ハイパーかっこいいわァ!気をつけてねェダーリン
」
ーーー思わぬところに恋の火種は落ちているもので…
皆様もどうぞ、戸締り用心、火の用心!
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好きなシーンだけのせようと思ったけど全部おこしてしまいました。
最初から最後まで面白いんですもんね!
この後も小声でクスクス笑ってるゆっちーとぴゅんの声が入ってました。
遊佐さんはカンペキに見事なオカマ演技でございました
僧帽筋て遊佐さんのアドリブですかね。
羽多野さんもあわあわ具合がハマッってらっしゃいましたぁ
ふたりとも大好き~!(や、一番はもちろん遊佐さんですっ)