プロ家庭教師 俵屋の日記

気になること あれこれ

食塩水の問題2 面積図で解く①

2015年12月24日 | 算数
食塩水の濃度は
食塩水全体の量×濃度=溶けている食塩の量
というかけ算の式ができますので、面積図で解く事ができます。
イメージはこんな感じです。

イメージですので、縦×横をしても本当の食塩の量は計算できません‥

面積図で解く問題は「食塩水」に何かを足す、または引く問題のときです。
「水」に食塩を足す、という問題は前回紹介した計算で解きましょう。

「食塩水」に何かを足す、または引く問題には次の4種類があります。
①食塩水+水
②食塩水-水
③食塩水+食塩
④食塩水+食塩水

今回は①の「食塩水+水」を見てみましょう。


問:12%の食塩水200gに水を100g加えました。何%になりますか。

まず「12%の食塩水200g」をかきます。


次に加えた水100gをかき加えます。

水の濃度は0%ですので、横線だけになります。

新しく長方形をつくります。

この横長の長方形は、食塩水に水を足してできあがった新しい食塩水です。
元々の長方形の面積は「溶けている食塩の量」を表していました。
水を加えても溶けている食塩の量は変わらないので、
この横長の長方形の面積は、元の長方形と同じ面積になります。

濃度をかき加えます。


これで面積図は出来上がりです。
2つの長方形の面積が同じことを利用して解いていきます。
縦長の長方形の面積は
12×200=2400
横長の長方形の横の長さは
200+100=300
よって□は
□×300=2400
    □=8       8% 

面積図を使うと、小数の計算をしなくてもすむので、ちょっと楽です。

ちなみにこの問題を式だけで解くと
200×0.12=24
200+100=300
24÷300=0.08(300×□=24)    8% 
となります。

次回は ②食塩水-水 です。




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