ひとつひとつ あらわれて
ひとつひとつ 消えてゆく 想い
ひとつふたつと数えてゆくと
届くことなく 消えた想い 思い
生まれたことの儚さは
伝えることで おもさ 示そう
この場所から、あなたどこに居ても
伝えたい思い 届けよう
今、あなたを、愛して、います。 . . . 本文を読む
窓から空を眺めた。気がつくと、雨雲がすぐそこにあった。手の届きそうなほど。近くに。
あの人の横顔を眺めた。気がつくと、恋がすぐそこにあった。手の届きそうなほど。近くに。
手を伸ばしても、届かない雲。
ガラスに遮られ、外に手を出すこともできない。
窓を開けるまで。
届けたい想いは、
勝手に出て行ってはくれない。
自分でこころの扉をあけるまで。
伸ばしたこの手の指先と、あの雨雲。この想いと、あ . . . 本文を読む
ここから見上げる雨雲はすぐに手の届きそうなところ。
漂うグレーに霞んだ小さな雲の塊。
雨は、水分を多く含んだ空気の塊。空気の流れ。
いわるゆる「結露」-的な現象で何かの拍子にそこから比較的大きな水の塊ができる。落ちる。
それが雨。
小さな雨の粒は一つ一つ目にすることはできないが、大きな群れとなり街に降り注ぐ。
雨に曇った街はグレーに霞んで、街ごと薄い雲に包まれたよう。
雨の粒が光を拡散させて風景 . . . 本文を読む