本日,宮澤賢治の「注文の多い料理店」(新潮文庫)を読み終えました。時間はあるのに,仕事が変わって落ち着かないこともあって,1週間ほどかかりました。
表題作の「注文の多い料理店」は25年ぶりくらいの再読ですが,有名な作品ということもあるのでしょうけれど,ほぼ覚えていました。あらためて読んでも楽しく,そして不気味な(というかゾクゾクとした)読後感でした。最も印象に残ったのは「ひかりの素足」。二人が麓(?)の家に帰ろうとして吹雪の中で道を見失って行く様子には胸が詰まりました。その後の弟を想う兄の心と,そして物語の最後に兄に意識が戻り,弟が死んでしまうのですが,その後の兄の心情を思いやると,とても切ない気持ちになりました。
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表題作の「注文の多い料理店」は25年ぶりくらいの再読ですが,有名な作品ということもあるのでしょうけれど,ほぼ覚えていました。あらためて読んでも楽しく,そして不気味な(というかゾクゾクとした)読後感でした。最も印象に残ったのは「ひかりの素足」。二人が麓(?)の家に帰ろうとして吹雪の中で道を見失って行く様子には胸が詰まりました。その後の弟を想う兄の心と,そして物語の最後に兄に意識が戻り,弟が死んでしまうのですが,その後の兄の心情を思いやると,とても切ない気持ちになりました。
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