空風道中

莉文(Ribun)

あるかまきりとの対話

2010-10-16 18:52:13 | 空間




あれから11年ー・・・・昨夜なんのけなしにTVのチャンネルを回していると、
『ケイゾク』に良く似たつくりのドラマに遭遇した。
これ絶対堤さんでしょ。いや 堤さんだ。エンディングロールに演出・堤 幸彦氏の名。やはし。
いやー、全っ然知らなかった。『ケイゾク』はそーとーハマったのでちょっと嬉しい。
タイトル『SPEC(スペック)』。特殊能力のことをいうらしい。

人間の脳には秘められた力がまだまだ眠っているという。。。


とある昼下がり、かまきりに会う。
いや意外にこいつは人見知りしない。
はじめはお互い見つめ合って、こちらがふいにわざと目をそらし他のことをしているふりをしていても、
面白いことにこちらを一心にじーっと見ているのだ。いや逆に観察されてるよと。
そうしたらば、急にこっち目がけて足元までトタトタトタっと来て、いさんで人の体の首根っこまでを
一気に駆け登りやがったのだ。
と思ったら、身をひるがえしトォ~~っと言ったか言わなかったかは知らんが、
そばにあった蔦の葉に飛び乗ったのであった。。。
あんた今私の全身をあんたの移動手段に使ったね。
と睨んだが、もう彼には私の声は聞こえないらしく全く興味なしの態度で背を向け葉っぱの陰に姿を隠し去って行ったのである。
さすが昆虫界のギャングと呼ばれるだけある。
後で知ったがかまきりはどうやら飛ぶことが苦手らしい。
しかしちゃっかりスケッチにはご協力いただいた。

もし私が特殊能力を持つとしたらやはり「動植物の言葉がわかる」であろうな。