横隔膜雑録 (横隔膜のたわごと改め)

我思う、故に我あり。
ことばを愛おしみ、己をかたらう。
北海道からのささやかな自己主張。

場外乱闘も職域内で

2006年04月29日 | gooにコメント
大仁田議員側に賠償命令 興行プロレスと異質な暴行 (共同通信) - goo ニュース
「異質な暴行」という用語、初めて聞きました。
記事を読むと、なるほど納得。仕方がないか。
「場外乱闘」が「観客に見せる興業」の範囲であったとは知らなかった。

馳浩議員にしても、大仁田厚議員にしても、
議員となることでレスラーとしての価値の延命に成功した。
そんなつもりはなかったとしても、やはり「議員バッチ」の威光はすごい。
スーツ姿であれ、彼らがバッチを付けてリングサイドに立っただけで
格闘家の背後に現れる国家の威光。
その醸し出す不思議なオーラ。
彼らもそうだろうが、興業団体も格好の「広告塔」として、大歓迎まちがいない。

しかし、「秘書」は違うだろ、秘書は。
観客は、センセイの常軌を逸した言行を見たいのであって、
キミを見たいのではない。
しかも、センセイのするべきことをやっちゃった。
「使用者責任」といえば、もうぐうの音も出ない。
やっちゃったね。

一抹の疑義を差し挟むとすれば、
仕掛けたのは「セッド・ジニアス」であったということ。
興業の範囲外であったとすると、形勢が逆だったならば、
「セッド・ジニアス」側が賠償責任を負う可能性もあったのでは。
その意味で、秘書の取った態度は、忠臣の義行であったとも言える。

それにしても、「場外乱闘」の範囲が法廷で明らかになってしまった。
「場外乱闘」は「場外」=試合のおまけだと思っていたのに。
だからこそ、ワクワク感もひとしおだったんだ・・・

がっかりだよ!




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