熱き専門学校理事長の仕事

「日本一学生を幸せに出来る専門学校を創る」という夢に向かって奮闘する経営者のひとり言

久々に触れた研究者という生き方、思い出す師の言葉

2007年05月24日 08時04分19秒 | 我思う
いやはや何とも慌しい。
忙しい。
やれどもやれども、終わらない、、、。

と嘆きたくなる気持ちをぐっと抑えてみる。

文字通り、

「慌しい」:心が荒れる。
「忙しい」:心を亡くす。

いかん、いかん。

ここは、やっぱり若い心を持って、すべての仕事に臨みたい。

若い心と書いて、「惹」きつけるだから(^^)。

、、、

なんて前置きはさておき、日曜日の夕方にある財団が主催する奨学金授与式

出席した。

写真は、その時もらった論文集の一ページ。

どのページを開いても、↓



こんな感じ。

さっぱり、わからん(笑)。

、、、

この財団、若い研究者(自然科学系)に対して、研究助成を30年以上も続けて

いる団体。

小生、実はこの財団の評議員の末席を汚している。

30周年記念でもあったので、日曜日、学校説明会を途中で抜けて、参加した。

、、、

理事会・評議員会が終わり、授与式と懇親パーティ。

奨学金を授与された若い研究者の方々のスピーチが続く。

小生、大学、大学院時代の専攻は経営学、経済学。

一体、なんの研究なのか?さっぱりわからない。

、、、

で、隣に座った選考委員をする理学部卒の友人(現大学教授)に

「猿でもわかるように、何のための研究か、だけでいいから教えて」

と聴き、丁寧に教えてもらった。

、、、

その上でスピーチに耳を傾ける。

研究内容はやっぱりわからない。

でも、全員がスピーチの冒頭と最後に研究目的や使命感を熱く語る。

(自分自身に言い聞かせるように)

皆さん朴訥としながら、キラキラ光る目と、熱き情熱が伝わってくる。

、、、

感動した。

、、、

小生も実は、研究者を目指した時代があった。

(今では遠い昔のようだが。そして本当に不勉強だった。苦笑)

指導教授で恩師のS先生に電車の中で言われた言葉が忘れられない。

車内で疲れて寝ているサラリーマンを見ながら、

「song20君。僕たちはこの人たちを幸せにするために学問をするんだ。
そうじゃないなら、研究者をする意味がない。今すぐやめなさい。」

まだ20代の小生、師の生き方、学者の良心に心から感動した。

(この師の歩く後姿が大好きだった。本当にいい恩師にめぐり合えた。小生、恩師

運は本当にいい。)

、、、

人に評価されようがされまいが、人類の幸せや繁栄に少しでも繋がればという

使命感を持って、一心不乱に研究に打ち込む姿。

豪奢な生活には、ほとんど興味を持たず、黙々と打ち込む姿。

想像して、胸が熱くなった。

人生最大の幸せって、夢中になれる仕事にめぐり合えることかもしれない。

、、、

なんのために?

今年度に入って、特にこだわる言葉。

(職員同士の合言葉にしている。)

研究者の清清しい生き方に触れて、改めて師の言葉を思い出し、自問自答。

俺は人の幸せのために生きているか?
社会に貢献しているか?しようとしているか?

師の言葉に感動した時の気持ちを忘れていないか?

、、、etc

、、、

行動しよう。

今年はプライベートも自分以外の人たちのために思いっきり、働こうと思う。

(すでにいろいろボランティアをさせてもらっているが、さらに!)

改めて、こんな気持ちにさせてくれた若き研究者の皆さんに心から感謝

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