ミニアルバム「20センチュリー・ボーイ～第２章」発売中！

大ヒット映画『20世紀少年』の第２章が、いよいよ今月末に公開されます。昨年夏、第１章の公開時にはテーマ曲「20センチュリー・ボーイ」が大々的に注目され、日本独自企画で３曲入りシングルCDがリリースされました。

今回は第２章の公開に合わせて「20センチュリー・ボーイ」ばかり全６曲入り（オリジナル＋リミックス・ヴァージョン５曲）という珍しい構成でミニアルバムが登場しています！

前回のシングル同様、ジャケット写真は鋤田正義さん撮影の1972年６月のマーク・ボランです。

発売元／インペリアルレコード
TECI-11540 \1180（税込み）
http://www.imperialrecords.jp/

ALL AT ONCE

昨年イギリスで７インチ・アナログ盤で限定リリースされた「ALL AT ONCE」。マーク・ボランの本名MARK FELD名義で、1964年８月にロンドンのスタジオでレコーディングされたデモ音源です。これは1963～1964年にかけてマークのマネージャーをしていたGeoffrey Delaroy-Hallという人物が、スタジオの費用を払って録音したもの。演奏はプロのスタジオ・ミュージシャンで、マークはイギリスの国民的人気歌手、クリフ・リチャード風に甘い感じで歌っています。当時は録音用マスターテープが高価だったせいなのか、次の使用者のために使い回していたそうで、Geoffreyは仕上がりの良い２つのテイクだけをダビングして持ち帰り、マークとの関係が切れたあとも長年保管していたそうです。彼は2002年にT.REXのトリビュート・バンド、T.REXTASYのダニエルズに連絡を取りデモテープを託して、その後、ガンで死去しています。

昨年、この「ALL AT ONCE」２テイクを７インチのアナログに片面ずつ入れたものをMADMAN RECORDSが制作。音質はかなり良いです。レコードが収められたスリーヴは、1965年のマークのソロデビュー作「THE WIZARD」のスリーヴ（発売元デッカのカンパニー・スリーヴ）を彷彿させるデザインになっていて、作り手のこだわりを感じます。

YouTubeで、この音源がアップされていました。（削除されるかもしれませんが）
http://jp.youtube.com/watch?v=OyXU1s5YRNE