NPO法人 地域福祉協会

清掃事業  森林事業(植栽・剪定)

活動の記録。

2021-03-03 | 報告
日時:3月3日
内容:清掃(経田駅前トイレ)。地域ケア推進事業。



感想:
先日の
とやまの森づくりサポートセンター様の懇話会で
述べることが出来なかった点につき

いくつか
提案致します。



まず
海岸部や里山に
クロマツやタブノキを植栽するのは
植生遷移の順番からいって
違うこと。


先駆陽樹や林縁低木の
ハギ、ヤナギ、ヤマブキ、マユミ、ヤマアジサイ
シャリンバイ等を
植栽木として育成、植栽すべきである。


時系列の最後
極相林の主人公となるタブノキを
最初に植えても
かえって先駆陽樹に駆逐される。



実際に
宮脇先生のタブノキ植栽事業でも
そのような事例がみられた。



かつて
魚津桃山運動公園の植生観察において
林床には
ヤブコウジ、ヤマツツジ等がみられ
その潜在自然植生が
カシなどの常緑広葉樹林であると
思われた。



富山県森林研究所の周辺や
富山市常楽寺周辺の現地踏査においても
ウラジロガシ林がみられた。



すなわち
里山再生事業や
河川、街路樹、公園ガーデニング、海岸部における

森林整備、植栽木選定は
異なるべきである。


里山再生事業のほとんどは
環境林を無駄に破壊しているだけで
ほとんど必要ない(実際、新川森林組合の1ヶ月アルバイトは、無駄に急峻な斜面の下刈り、除伐をさせられるという意味不明な雇用政策であった)。


陰樹主体の常緑広葉樹林が
暗いので
落葉広葉樹林に変えるとして
せっかくの奥山を破壊してきた
戦後の森林政策は
誤りであった(その直接の原因は第二次大戦における木材伐採である)。



県の里山再生事業の箇所は
環境林、水源、大気、治山治水、貴重な動植物保護のために
よけいな手を入れなくてもよい(全国植樹祭の魚津桃山運動公園等)。


公園ガーデニングにおいては
山採りの低木類から植栽すべき(その意味では、YKK様のふるさとの森は不自然な感じがした。高木の植栽間隔が狭いです。むしろイオン高岡店様のががナチュラルで良いです)。



すいません
話が長くなりましたが

要するに
本会の事業は

里山(魚津桃山運動公園)
道路(国道8号線)
新川文化ホール(平野部の公園パブリックガーデニング)
河川、海岸(角川、魚津海岸等リバーボランティア)
の植栽、緑化の方策を研究し
実現したいという
中長期計画のもとに為されてきたのであります。



そのためには
先ず
天然の奥山、里山の動植物
海の動植物を愛でるところから
始めなければ
なりません🥺



私は
草刈り十字軍や
内村悦三博士(元富山県中央植物園園長)や
宮脇昭先生の志と理想を継承し
次世代の若手に繋げていきたいと
思います🌅





おわり





高橋記(タブノキ尋ねて)