CrossRoads

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久しぶりにタイヤを新調して思う事

2019-01-13 22:05:21 | Weblog


先日圧雪路を求めて標高1,400m級の山に登った。

南国台湾製のスタッドレスタイヤは予想に反して良く雪を捕まえていた。

ハードな氷結路では無かったが、マイナス6度の外気温の為
日陰は良い感じで凍結しており、こちらもほぼ問題無くタイヤは路面を捕まえていた。しかし、ちょっと空転が激しいかな?と感じる。

以前、タイヤテストで同じ山に来た時はもう少しイージーだった記憶ある。
やはり、日本製と台湾製の差がこんなところにあるのだろうか?

 

・・・いや、大きな違いがあった。

 

今回のタイヤは燃費重視で300Kpaの空気圧にセットしてある。以前は「冬タイヤはロープレッシャーに限るぜ!」と言う事で160Kpaであった。

そう考えると、160Kpaで評価してやらねばアンフェアであるが、メンドクサイので、台湾製のスタッドレスタイヤの評価はその辺を勘案して、国産スタッドレスと比較して遜色なしとした。

これはもう、単純にイメージであって、客観的なデータでは無いのだけれども、実際、評価に使っている車が全くの同一車両であるから、データは無いけど違いはわかる。

車両が変わればパワーユニットのトルク特性、4輪の車体重量配分、ABSのセッティングなど複雑に絡み合う様々なファクターが全て変わってしまうので、何を評価しているのかわからないのが本当のところであるが、世間一般の奴らはそういうの無視してあたかもタイヤの違いを分かったような事を言っているのでショッピングサイトのレビューなどは要注意になるのである。

 素人が同時期に複数ブランドを履き比べなど出来ないのに、「ブリザック最高などとレビューしているのである」

 ブリザックの特徴は発砲ゴムで今は長鎖発砲ゴムなのかな?

この発砲ゴムがトレッドのどのくらいの深さまであるのか知らないのだけれどもスリップサインが現れる頃には発砲ゴムは消失している気がするんですよね。(ブリザック履いた事が無いので知らない)

一方でダンロップのDS-1はガラスファイバーを練り込んだゴムだったのでスリップサインが出てきてもガラスファイバーは生きていたようですり減りまくっていて、サイプも消失しかけているにも関わらず、降雪直後の路面では結構頼れたのも事実で、結局15シーズン使いました。いや、だって夏タイヤよりは全然有効なんだもの・・・

 

新品時の限界性能は当時の雑誌の比較レビューでは同時期のブリザックに負けていたけど15シーズン経過時の性能はどちらが上なのか?と言う比較は地球上の誰もしてないよね。

でも、個人ユーザーからすれば、できるだけ家計に優しくあって欲しいので

長期連用においてどうなのか?と言う視点も大事じゃない?

それで事故を起こして修理代がかさむのでは本末転倒ですが、

実際問題として、夏タイヤより全然効くのであるから、スタッドレスに履き替えないユーザーよりは安全面でのアドバンテージはあるわけだ。

 

で、実際どこのメーカーのスタッドレスタイヤが効くの?って感じ。

 

そもそも、ミラーバーン対応と言う概念が登場して20年を超える訳ですが、20年前だって、当時のスタッドレスタイヤで普通に走れていたわけですよね?それが、モデルチェンジの度に改良されて、すごく性能アップしたのであれば今頃、夏の路面と同じように氷雪路が走れても良さそうなんだけども
実際には全然同じでは無いし、どこのメーカーの履いても結構滑るよね?

 なので、各メーカー間の差はあるのだろうけれども、実用上物凄い差があるのか?と言えば夏タイヤで氷雪路を走る事から比べたら誤差と言っても良いレベルなのではないか?

そもそも、夏タイヤはスポーツ、コンフォート、スタンダードに大別されるけど冬タイヤは雪路、氷雪路には分かれるけど、さらにスポーツスタッドレスとかコンフォートスタッドレスとかやらないので、同一メーカーで冬タイヤ間に差を付けられない、同様にメーカーが変わっても、目指すところは同じなので、極端な差にはならないと思う。

さすがに夏タイヤレベルの氷雪グリップ性能で市販する事はありえないじゃない???(知らんけど)

 

という事で、結論を言うと(前振り長いよ)
他ブランドを禄に試してないのに「ブリザック最高!」と言う一般運転手の意見は全て却下します。

もちろん、ブリヂストンのCMである「北海道のタクシードライバーの7割がブリザック履いてます」も事実ではあっても、有効性の証明にはならないので、却下します。

所詮はコピーライターが思いついたフレーズであって、エンジニアが論理的に言ってる事じゃないからね。

 

--引用ここから--
スタッドレスタイヤには「タクシー用スタッドレス」と言うものがあります。

一般乗用のスタッドレスタイヤは氷上でのグリップ性能重視で作られているのに対し、タクシーは一冬の間でも3~4万キロも走るので、タクシー用スタッドレスタイヤは耐摩耗性重視で作られているのです。

「タクシードライバー=プロドライバーなんだから、ちょっとくらい効きが悪くても腕でカバーできるだろ」と考えてるのか、夏タイヤとどこが違うの?と思うくらいよく滑りますw(業務用ブリザック)

 タクシー用スタッドレスはちょっとしたことでもすぐにスリップ&ABS作動してブレーキ使用不能ということがしょっちゅうあったけど、一般乗用は無茶な運転さえしなければほとんど滑りません。(一般用ウインターマックス)

--引用ここまで—

と言うプロタクシードライバーのブログ記事があるくらいなので、ちゃんとしたスタッドレスであれば、ブランドによる性能差は気にしなくて良さそう。

本当に効くならハッタリのCMを流す必要は無いと私は考える。

 

 

 



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2019-01-13 05:24:52 | Weblog