雪降る街に黄昏時の灯りが***

汚い嘘で壊されたものは二度と返らない。
広い世界にいるからこそ別のものを創れたが
憤りを忘れる必要はない。

sailing, 厳冬期

2022-12-23 | 日記
2022/12/18
寒いというより冷たい季節。
風が強くなり吹き抜けて行く。

2022/12/19
暖かい室内を思い浮かべるとき、
むかし、50年くらい前か、
雑誌「暮らしの手帖」で見た部屋がまず出てきた。

暖かそうな生地のスカートをはいた花森安治さんが
英国ディンプレックスのオイルヒーターを置いたフローリング(?)の部屋で
寛いでる様子だった。
こんなラジエーター型の電気暖房機器もあるのか、と
初めて知った

アラジンのブルーフレームという灯油ストーブ。
これも英国のものだった。
綺麗なブルーの炎で静かに燃える灯油ストーブは、
炬燵や火鉢より、部屋の遥かに広範囲で、
驚くほどの暖かさの感動を与えてくれた。

暖かい部屋でティータイム、なら、
大倉陶園の「美しく丸い」ティーカップとティーポットという
「上等のしな」の形があることも、この雑誌で知った。

2022/12/23
冬将軍、クリスマス寒波、の言葉が大袈裟ではない今年の冬。

少女時代に繰り返し読んだオルコットの
「若草物語」の挿絵シーンを思い出す。

記憶に残るその一枚では、
南北戦争で負傷して
雪のクリスマスの夜に帰宅した一家の父。
驚きと喜びに溢れた光景が描かれていた。
窓ガラスから、当時の黄色い灯りが輝いているのを覗けそうだった。