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結婚写真 出張撮影「アートフォトクロチャン」のオフィシャルブログです

自伝史インタビュー

2021-09-10 14:18:00 | お店からのお知らせ

9月に入ってからは涼しい日が続き
夜になると虫の声も聞こえはじめています

都会にいても季節の移ろいが感じられるのは嬉しいものですね

さて、本日は皆様よりご好評を頂いております自伝史についてお話させて頂きます!

自伝史とは、その方の生きて来た証を写真と共に綴った自叙伝です

インタビューに答えて頂くだけで
どなたにでも重厚な自伝史をお作り頂ける制作・製本サービスです

↓ ↓ YouTubeでもご紹介しております ↓ ↓

https://youtu.be/nxyT2EyFv9M


先日、自伝史の取材でO様宅に訪れた際に
お父様の形見の千人針というものを見せて頂きました

歴史資料館などで見たことはありましたが
現物を目の当たりにすると戦争の生々しさが伝わってきて
しばらく言葉を失いました・・・



千人針とは戦地へ出兵する際に武運長久を祈り
送り出す家族やご近所の方々が
赤い糸でひと針ひと針縫い込んで作るお守りです

戦争末期になると一般の民間人も学生も
赤紙一枚で戦争に行かなければならない時代

武運長久【勝って手柄をたてる】の言葉の裏には
敵の玉に当たることなく無事に帰って来てほしい!
という切なる長いが込められています・・・

ただ当時は「お国の為に立派に死んでこい」といって
送り出さなければならず、見送る方もまた苦しかったことでしょう

O様のお父様は京都のお寺のご住職をしていた方でしたが
殺生を禁じられている仏徒でありながら
敵兵を殺戮しなければならないという矛盾をかかえ
出兵して行ったそうです

先の太平洋戦争ではこのような民間兵の戦死者30万人
軍属兵230万人、空襲などで犠牲になった民間人50万人
計310万の日本人が犠牲となりました

一国の犠牲者数としては地球の歴史始まって以来の狂気の数です

しかし悲しいことに今日もアフガンでは武力による統治が続いていて
この世から戦争が無くなる日は来るのでしょうか?

O様はお寺のご住職の息子さんらしく、自宅の庭にお地蔵さんを祭り
毎日鎮魂の祈りをささげていらっしゃいます






私には取材の中でO様が言っていた言葉がとても印象に残りました

先の大戦では日本国中が駆逐米英の合言葉のもと
「これは正義の戦争だから必ず日本が勝つ!」と皆信じていました

しかし国家の新聞、ラジオ等のメディア操作、学校教育の軍国化
それらは国民感情の高揚が目的とはいえもはや洗脳でもありました

今日、このコロナ禍の中、メディアの感染者数発表で危機感をあおり
国民にワクチンを打たせ、反対多数の中オリンピック開催を強行した
政府のやり方は、戦時中のプロパガンダのようだと・・・

自伝史を取材しているとインタビューしているこちらの方が
いろいろ勉強にもなり考えさせられています

今、後世に残すべき物語は皆様の中にもあるかと思います
今度ぜひお話を聞かせて下さい(*^-^*)


tomo