感動した。
素直に、驚きだった。
ミュージカルなんて、俺は一生観る事は無いだろう
と、思っていた。
実際、35年間生きてきて、初めての体験だった。
いや、観たくない訳ではなかった。
俺自身がステージにあがる身なので、
何か参考になる部分はあるだろうと思っていたからだ。
しかーし!ヘビーメタルなおじさんが、
劇場に不似合いな事くらい、わかっているし
チケットなんて、どこも即日完売。
このめんどくさがりの俺が、
苦労して、チケットを取るはずも無く、
どの会場も女の子がたくさんだろう?
たどり着いた会場には、案の定ヘビーメタルなど、
一生耳にしなそうな、女性達であふれかえっていた。
おまけに修学旅行生までいた。
「うわー、やっぱ、
場違いな所に来てしまった。」
男性も少々いたが、彼女の付き添いと思われる方々だった。
ゴリと、パンサーと、俺は、明らかに浮いていた。(汗)
一度は観てみたい自分が半分と、
誘われてしまったからしょうがなく来た自分がそこに居た。
あらら、始まるみたいだよ...客電が消える。
テーマ曲とともに飛び出してきたのは、猫達である。
そう、俺が観に行ったのは
CATS!!
内容がどうだったかって?
教えないよ。教えたくもない。
なぜなら、凄すぎるからだ!
映像じゃ伝わらないんだよ。生じゃなきゃ!
ライヴじゃなきゃ!!
研究どころじゃないね、
すっかりその世界に飲み込まれてしまった。
歌も、踊りも、こんなに迫力があるなんて思わなかった。
いやぁ、ヤベーよ....
ミュージカルとは、
完成されたモノを演じるだけだ
と、俺は思っていた。
ある意味、完成もされている。
しかし、どの猫達も完成された中で更に上を目指している
と言う事実を知った。
だからこそ、感動を与えられるのだろう。
そりゃそうだ、
東大に入るより難しい劇団のオーディションを受け、
その中で更に自分に磨きをかけている人達の集団なのだから。
恥ずかしいのだけど、
俺は、あるシーンでウルウルしてしまった。
それはきっと、ストーリーのせいではない。
鍛え上げられた、人間が生み出すパワーなのだろう。
残念ながら、俺はただのバンドマンである。
しかし、ステージに上がると言う意味では同じである。
観に来る者を感動させたい。
それは、言葉でなく、全身を使って叫ぶ、俺達の姿で。
頑張らなあかんねぇ。
気になる人はチェックしてみてね。
http://www.shiki.gr.jp/applause/cats/index.html
最後に、招待してくださった、
カーバケッティさん、ディミータさん、スタッフさん
本当にありがとうございます。
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