Sliding Cafeマスターのブログ

タンギング練習:ジャズ(Doodle)タンギング(2)

前回のDoodleタンギングは理解できたでしょうか。自分の練習を録音して「D」と「L」のニュアンスの差が付いているかどうかチェックしてみてくださいね。

それでは今回は3連符のDoodleタンギング練習メニューです。

要領は今までのタンギング練習メニューと同じです。

<3連Doodleタンギング練習パターン(1)>


メトロノームを2拍、4拍で鳴らして練習します。3連符の1番目と3番目を「D」発音、真ん中を「L」発音します。そして1番目にアクセントを付けます。カタカナで表すと「ダ・ル・ドゥ」という発音イメージになります。

3連Doodleタンギングパターン1(中音域~低音域)の模範演奏

3連Doodleタンギングパターン1(中音域~高音域)の模範演奏


<3連Doodleタンギング練習パターン(2)>


今度は練習パターン(1)の逆で、3番目の音にアクセントを付けます。
発音イメージとしては「ドゥ・ル・ダ」という感じになります。

3連Doodleタンギングパターン2(中音域~低音域)の模範演奏

3連Doodleタンギングパターン2(中音域~高音域)の模範演奏


<3連Doodleタンギング練習の留意点>
 1. メトロノームを2拍、4拍で鳴らすこと
 2. 「D-L-D」の発音の区別がつくこと
 3. 「L」の音が引っ込んで聴こえること
 4. 音のつながりがなめらかになること(硬い3連符にならないこと)
 5. 小さめの音量で練習すること

ジャズの演奏では3連符フレーズがとても多く出てきます。3つの音が「タタタ」「ダダダ」のように全て同じニュアンスにならないように気をつけてください。3つの音が全て同じニュアンスで揃ってしまうと、しなやかなスウィング、ジャズフィーリングが出ません。「ダルドゥ」「ドゥルダ」のような(もちろん英語の発音)ニュアンスが出るようにしてください。また、アクセントは息の強弱で付けるのではなく、タンギングの強弱(舌を離す強弱)によってアクセントを付けるようにしてください。息の流れは常に一定です。


それでは次回は実践編としまして、実際のフレーズでのDoodleタンギングの使い方、フレーズ練習メニューに入りたいと思います。次回までにDoodleタンギングをしっかりマスターしておいてください。とても単調で地道な練習ですが、この基礎練習を飛び越えてこの先の実践的な練習メニューに取り組んでしまうと、とてもいい加減な演奏になってしまいますので、単調な練習メニューを真面目に取り組んでくださいね。

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