たましいのことば

自分は何をして生きるのか、問い続ける筆者が思いのたけを語るブログ。

あなたはキャリコンなのよ、信じてください

2016-05-17 10:43:40 | 日常
昨日、久しぶりにディズニーアニメの音楽を聴きながら作業をしていた。
「愛を感じて」(日本語版劇中歌)がかかったとき、ふとライオンキングのストーリーを思い出した。
アニメもミュージカルもなかなかいい話だったなぁと振りかえっていると、ナラが
「あなたは王様なのよ、信じてください」と歌った。

すると何故か突然涙が止まらなくなった。
シンバは自分の過去に罪の意識を持っており、もう仲間の元には戻れない、自分にできることはないと思っている。
(本当は悪いやつにハメられただけなんだけど…)
過去から目を背け、気楽なジャングルで自由気ままな生活を謳歌し、それでいいと思っている。
でもシンバはナラに懇願され、もう一度自分を見つめ、再び使命に目覚めることになる…

私も同じだと思った。
私は初めて勤めた現場で患者を手放した。
もう医療業界には戻れない、自分には無理な仕事だったのではないかと思っている。
(実際は、ブラック院長に即日退職に追い込まれて患者との約束を果たせなくなったんだけど…)
医療業界に限らず、カウンセラーとして現場に立つことに関しても、恐怖を感じるようになってしまった。

今は自由の身になり、ずっと目標にしていたキャリコンの仕事をするチャンスが巡ってきている。
大学だって近くにたくさんあるし、転職した元同僚から同じ職場の選考を受けないかと誘われていもいる。
動こうと思えばいくらでもできるはず。キャリコンは国家資格になったんだし…

それなのに在宅ワークが面白い!とか言って家に引きこもり、自由な主婦生活を謳歌する私。
Webシステムを使った在宅ワークなどと言うと聞こえがいいが、外で働かずに済ませるための口実だ。
妊娠してないかな~と、生理予定日が過ぎるのを心待ちにしているのも結局言い訳工作。
もう外で戦うのは疲れた…旦那と仲よく過ごしていれば十分幸せで、これ以上何を望むというのか。


「愛を感じて」の次にかかった曲は、劇団四季アイーダの「ローブのダンス」だった…
偶然にしてはできすぎている。また泣いてしまう。
アイーダは敵の捕虜となり、無力感にとらわれていた。「今の私に何ができるというのか」と…
でも同じく捕虜となった自国の人たちに熱望され、「あなたこそ希望の星」とか言われて、
ついに「弱さを振り捨て、夢に向かって進もう」と立ち上がる。

ディズニーのヒーローたちには、必死で求めてくれる人たちがいた。
でも私には、必死で引っ張り上げてくれる人などいるはずもない。(背中を押す程度じゃダメ)
自分で自分を信じない限り、どうやって進めるというのだ。

ずっとキャリコンを目指してきたのに、今になってどうして諦めてしまうのか。
進路に悩みさまよった8年間は一体何のため?
何としても合格するため仕事をセーブし、カフェにこもって取った資格は何のため?
ほぼ毎月参加し、運営や宣伝にも注力して盛り上げてきた勉強会は何のため?
たくさんの人と出会い、キャリアや仕事や人生や心理について語り合ったのは何のため?
実務経験がほしくて、目いっぱい背伸びして臨床に飛び込んだのは何のため?
未来のクライエントに伝えるために蓄えた言葉を、著作権も捨てて数百円で売り飛ばしていいの?
全部わかっているのに、立ち上がれないときはどうしたらいい?
「あなたはキャリコンなのよ、信じてください」


でも一方で、自由に生きたい、突拍子もないことをして面白く生きたいという自分も確かにいる。
(最近ゲシュタルトワークで再発見した自分)
一体どう折り合いをつけるのか?統合への道はあるか?
少なくとも、引きこもりの奥さんは違うと思うんだ。


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