ツリー・オブ・ライフ

原題はThe Tree of Life

テレンス・マリックという監督のことは正直よく知らなかったけど、
名匠とか天才と呼ばれてる人で、その人が20年ぶりに映画界に復帰して
メガホンを握ったら（今まで何してたのかしらん？）、カンヌ映画祭の
最高賞、パルマ・ドールを受賞しました！って作品。
また、「マリック先生が撮るなら僕お金出しますよ！」と
資金面のサポートして、主演してるのがブラッド・ピットで、
ショーン・ペンも出演！

ふぅ、なんだかスゴそうだぜ！
ということで、どんな物語かほとんど知らずに見に行ってきました。

テーマとしては、父親と息子の家族愛、みたいな感じになるんですかね。
ブラピが3人の息子の父親役で、なかなか息子達とシックリ行かない関係
なわけですな。で、ある出来事があって・・・という感じ。

こんな風に書くと普通のヒューマンドラマとか家族愛の映画かと思うで
しょうが、ちゃうちゃう！これ、そんなんちゃう！(*_*)
スピリチャル映画だよ、これ！
人間の生を宇宙誕生から遡るような、そんな感じよ。

映画開始後30分のところで、スピリチャルタイムが始まるわけ。
火山爆発、クラゲがゆらゆら、魚が泳いでる・・・など
ディスカバリー・チャンネルの番組ですか？と思えるような映像とか、
万華鏡のようなCG映像がヒーリング音楽をバックに流れるわけです。
何これ瞑想タイム！？

で、これが長いこと長いこと永井豪！！

確かに映像は美しい。
でも、あまりにも長いから他のお客さんも
「え？まさかこのまま終わらないよね？」みたいなワサワサした雰囲気
になるし、時計見る人いるわ、寝息立ててる人いるわ、という状況（笑）
いやー、これ自宅DVDだったらここでギブアップしてるな (-_-;)

で、その長い（20分～30分）スピリチャルタイムが終わり、
ようやくスクリーンに役者が写ってストーリーが展開されるんだけど、
正直そこからも長い長い、展開が遅い遅い！
いや、そういう映画なんだと思うよ。
でも、オイラはもうさっきのスピリチャルタイムでグッタリきてるから、
もっと早めて欲しいわけだよ。

てゆーか、ショーン・ペンなんてほとんど出番ないじゃん。
セリフあった？（笑）

それでも何とか最後まで見てある程度の納得感は得られたんだけど、
こういう難しい映画というか芸術性の高い映画は僕の趣味ではなかったなー。

138分の上映時間が5時間位にも感じた映画。
いろんな意味で思い出に残る作品ですわ（笑）