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劇場で観た映画の感想を中心にヘロヘロピー

L.A. ギャング ストーリー

2013-05-08 13:33:56 |  映画好き
(注)珍しくちょっとネタバレ

原題は GANGSTER SQUAD

1940~1950年代にロサンゼルスを牛耳っていたギャングに立ち向かった
アウトローな警官たちの実話に基づいた作品。
ギャングのボス、ミッキー・コーエンも実在した人物で、この映画では
ショーン・ペンが演じている。

実話に基づいた映画って結構好きで、映画を通して歴史を学んだり、
その時代にトリップして疑似体験できるのが楽しいのだけど、
この作品については正直そのへんかなりビミョーです。

ミッキー・コーエンの残虐さを観客に伝えるようなオープニングから
始まって期待が高まるんだけど、観て行くうちに段々と冷めてしまったなぁ。
多分リアリティを感じられないからで、脚本や演出のせいかなぁ。

例えば、主人公のジョン・オマラ巡査部長が仲間を集めて、警官の身分を
隠してギャングの店を襲撃したり、取引を潰して行くんだけど、それらが
無計画でただただ無鉄砲に突っ込んで行くだけ・・・。
これ、実話に基づいてるんだよねぇ?
いくら主人公が警官の中でもアウトローなキャラクターとはいえ現実味が
薄いなぁ。

また、気になったのはやたらとBGMや効果音が多いこと。
なんか無理やり盛り上げてるようで、BGMが激しくなるほど離れた所から
眺めてるような感覚、つまり物語に入っていけない自分を感じた。
まぁ、リアリティを求めず1940年代のギャング映画をライトに楽しむという
ことなら良いのだろうけど。

主演のジョシュ・ブローリンは悪役商会でお馴染み(笑)だから、この
キャスティングはいまいち。
一方、ギャング役を演じたショーン・ペンの存在感がやはり大きかったねー。
あとは、ライアン・ゴズリングですか。この人の映画は初めて観たかも。
気になる俳優さんなので他作品をチェックしたいです。



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