のびのび生こう

 白い紙に鉛筆一本で、人の目や評価は全く気にせず幼児の心で絵や文字を書いてま~す。
 毎週月・木曜日に更新予定で~す。

●「まゆみ」

2017-01-13 03:13:43 | 絵とつぶやき
  
   ★我が家から歩いて10分。旧田中家という鋳物資料館の施設内に弥生時代の竪穴住居ありて、
    ペンと鉛筆でスケッチブックにカリカリ。


       ●「まゆみ」
       「中年」と呼ばれる年齢になってから気になる名前がある。
       その名は「まゆみ」
       ムカシや今の知り合いに、その名の女性はいない。
       もちろん男の知り合いにも、そんな名はない。

       派手な色ではない 小さな目立たない花
       大豆ほどの大きさの殻に包まれた 渋い朱色の花
       目立つ木でもない。どちらかと言えば、見た目は枯れ木
       園芸店に寄った時などは忘れずに探すが「無い」

       ある日、近くの公園でその木を見つけた。花 (実?) を付けている
       というのに見落としてしまうほどの存在感の薄い木。
       その実?を数粒だけ拝借して帰り、家で水に浸けること数か月
       遊びに来てた娘が「汚れてたから捨てたよ」とのショックな言葉

       あれから2年余が経過。同じ公園の同じ木の根元に新芽
       やっぱり目立たずに、落ち葉の隙間に隠れるようにヒッソリ

       その日の夕方、わが家の植木鉢に小さな5cmほどの苗2本
       ただ……その苗木が「まゆみ」という保証は無い (笑い)。

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