昨日、久しぶりに長い夢をみた。 夢の中の私はスコットランドにいました。
何故今頃こんな夢を・・・ しばし追憶にひたります。
Scottish・・・ スコットランド人のことで、ケルト民族が祖先だといわれている。
私がこの地を訪れたのは、1981年の8月、チャールズ皇太子とダイアナ妃が結婚式をあげた
2週間後だった。 当時、留学中であった私は、学生仲間とケンブリッジ大学の掲示板に
張られていたスコットランド・湖水地方バスツアーに参加、ケンブリッジを後にしたのだった。
ケンブリッジ駅前9時出発で長い旅が始まった。 街を抜けると、田園風景がずっと続き
昼食以降、起伏の多い道路へと変わっていった。
牧歌的ななだらかな丘を一面にピンク色へと染めていくヒースの花が愛らしかった。
バス休憩時に、その高地 (ハイランド) に生を受けてから、ずっとそこで
暮らしている老人に出会い、妖精にまつわる伝説を聞いた。
美しい話しの中にも物悲しい背景がある。 それらの話を聞くに値する景色なのである。
遠くの方では、雨を予期するかのように横たわり寝そべっている牛たち。
僅かな休憩が終わり、再びバスに乗車する。 乗り物に強い私は平気だったが
周りの学生達は、ほとんど気分が悪くなって、黙りこくって、ただただ無理に寝るだけだった。
そして、家がちらほら見えてきだし、道を歩く人も増えてきて、もうすぐ街に入りそうな
景色に変わってきた時、学生達も起き始めて窓の外に目をやっていた。
スコットランドの首都エディンバラに入るや否や、私は窓ガラスにへばり付いて
しまった。 重々しいスコットランド銀行の本店の前を通り過ぎるまで・・・
ロンドンやケンブリッジで、中世の風景は見慣れた筈だったのに、感動で震えが
止まらなかった。 我を忘れて景色の荘厳さに驚かされた。
着いた時が夕暮れならば尚更である。 夕焼けをバックにシルエットになった
古城と神殿が見られるからである。
宿泊先のカールトンホテルに着いたのは、夜の9時を過ぎた頃だった。
未だ夕暮れだったので、チェックインした後、何故かホテルが別々になった
ケンブリッジの学生達と待ち合わせて、夕食をする為に街へ繰り出した。
私達が歩いていると、人懐っこい地元の青年達が、すぐに声をかけて来た。
早速、皆でパブへ行く。 社会人だった彼らも私と同じ位、お酒が強くて底なしだった。
彼らは、私の異常なお酒の強さに、かなり驚いていた様でした。
2時間程、お互いの大学の話や国の事、文化の違い等を話して、お別れした。
このエディンバラには、4泊5日滞在しました。 遅い申し込みで予約が取れなかった為
学生仲間とホテルが別々になり、私一人がカールトン・ホテルに4泊する事になったのです。
始めは、「 どうして、このホテルに私だけ一人なの? 」って、イギリス人の添乗員に
文句を言っていましたが、後から考えれば、これも一種の運命の様なものですか?
私一人だったから、明くる日にマイケルやエディと知り合う事ができたのですから・・・
皆と一緒だったら、行動も共にしていますので、地元の人達との深い交流もできなかったと
思うのです。 ただ、飲みに行って話す事位だったと思うのです。
この話については、当時の日記を元に、明日から Scottish Romance で
“ 全35話 ” まで書いていくつもりですので、宜しければ読んで下さい。
何せ、20歳時に書いた拙い文を、殆ど手を加えず、その当時に綴った想いや感情を
そのまま忠実に、ブログへ記していますので、未熟な内容は笑って流して下さい。
又、タイトルが何故、“ I'm a Scottish !? ” かというと、私は “ reincarnation
(輪廻転生) ” を信じていて、エディンバラに入った時に感じた、あの懐かしい様な
愛おしいような、魂が戻ってきたような錯覚に陥いり、私の前世はここにあったと
その時は信じていたのです。 しかし、霊感が強かった私も10代を最後にその能力も
消失し、確信が持てなくなったからである。
最後に “ Scottish ” が今も尚、イングランドからの独立を希望していること
その素晴らしき景観、血塗られた歴史の数々、親切にして頂いた誇り高き人々を
思い忘れたことがない。 新しきものを静かに受け止め、古きものを磨き大切にし
それを自負できる遺産をもっている。
表立った争いを憎み、その争いに加わった者を許せない。
彼らの凄まじい歴史の為かもしれない。
何故今頃こんな夢を・・・ しばし追憶にひたります。
Scottish・・・ スコットランド人のことで、ケルト民族が祖先だといわれている。
私がこの地を訪れたのは、1981年の8月、チャールズ皇太子とダイアナ妃が結婚式をあげた
2週間後だった。 当時、留学中であった私は、学生仲間とケンブリッジ大学の掲示板に
張られていたスコットランド・湖水地方バスツアーに参加、ケンブリッジを後にしたのだった。
ケンブリッジ駅前9時出発で長い旅が始まった。 街を抜けると、田園風景がずっと続き
昼食以降、起伏の多い道路へと変わっていった。
牧歌的ななだらかな丘を一面にピンク色へと染めていくヒースの花が愛らしかった。
バス休憩時に、その高地 (ハイランド) に生を受けてから、ずっとそこで
暮らしている老人に出会い、妖精にまつわる伝説を聞いた。
美しい話しの中にも物悲しい背景がある。 それらの話を聞くに値する景色なのである。
遠くの方では、雨を予期するかのように横たわり寝そべっている牛たち。
僅かな休憩が終わり、再びバスに乗車する。 乗り物に強い私は平気だったが
周りの学生達は、ほとんど気分が悪くなって、黙りこくって、ただただ無理に寝るだけだった。
そして、家がちらほら見えてきだし、道を歩く人も増えてきて、もうすぐ街に入りそうな
景色に変わってきた時、学生達も起き始めて窓の外に目をやっていた。
スコットランドの首都エディンバラに入るや否や、私は窓ガラスにへばり付いて
しまった。 重々しいスコットランド銀行の本店の前を通り過ぎるまで・・・
ロンドンやケンブリッジで、中世の風景は見慣れた筈だったのに、感動で震えが
止まらなかった。 我を忘れて景色の荘厳さに驚かされた。
着いた時が夕暮れならば尚更である。 夕焼けをバックにシルエットになった
古城と神殿が見られるからである。
宿泊先のカールトンホテルに着いたのは、夜の9時を過ぎた頃だった。
未だ夕暮れだったので、チェックインした後、何故かホテルが別々になった
ケンブリッジの学生達と待ち合わせて、夕食をする為に街へ繰り出した。
私達が歩いていると、人懐っこい地元の青年達が、すぐに声をかけて来た。
早速、皆でパブへ行く。 社会人だった彼らも私と同じ位、お酒が強くて底なしだった。
彼らは、私の異常なお酒の強さに、かなり驚いていた様でした。
2時間程、お互いの大学の話や国の事、文化の違い等を話して、お別れした。
このエディンバラには、4泊5日滞在しました。 遅い申し込みで予約が取れなかった為
学生仲間とホテルが別々になり、私一人がカールトン・ホテルに4泊する事になったのです。
始めは、「 どうして、このホテルに私だけ一人なの? 」って、イギリス人の添乗員に
文句を言っていましたが、後から考えれば、これも一種の運命の様なものですか?
私一人だったから、明くる日にマイケルやエディと知り合う事ができたのですから・・・
皆と一緒だったら、行動も共にしていますので、地元の人達との深い交流もできなかったと
思うのです。 ただ、飲みに行って話す事位だったと思うのです。
この話については、当時の日記を元に、明日から Scottish Romance で
“ 全35話 ” まで書いていくつもりですので、宜しければ読んで下さい。
何せ、20歳時に書いた拙い文を、殆ど手を加えず、その当時に綴った想いや感情を
そのまま忠実に、ブログへ記していますので、未熟な内容は笑って流して下さい。
又、タイトルが何故、“ I'm a Scottish !? ” かというと、私は “ reincarnation
(輪廻転生) ” を信じていて、エディンバラに入った時に感じた、あの懐かしい様な
愛おしいような、魂が戻ってきたような錯覚に陥いり、私の前世はここにあったと
その時は信じていたのです。 しかし、霊感が強かった私も10代を最後にその能力も
消失し、確信が持てなくなったからである。
最後に “ Scottish ” が今も尚、イングランドからの独立を希望していること
その素晴らしき景観、血塗られた歴史の数々、親切にして頂いた誇り高き人々を
思い忘れたことがない。 新しきものを静かに受け止め、古きものを磨き大切にし
それを自負できる遺産をもっている。
表立った争いを憎み、その争いに加わった者を許せない。
彼らの凄まじい歴史の為かもしれない。