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忘れないように……

フランス映画祭2009まで

2009-03-03 12:06:35 | 映画祭
来週3月12日(木)から15日(日)まで「フランス映画祭2009」がTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催されます。この映画祭は、1993年から毎年開催されているもので、第12回までは6月に横浜で催されていました。2006年からは3月開催となり、会場も東京等に移りました。

東京に移ってからのフランス映画祭は、2006年は上映本数が多すぎて玉石混淆。2007年は本数は減ったものの、その殆どが日本公開決定済みで、有料の試写会と言ってもいいものでした。

それが、2008年には日本公開未定作品が半数を占め、と言っても2006年のようなレベルの低い作品ではなくて、ラインナップ的にも横浜時代に近い気がして好感が持てました。

ただ、フランスの映画会社側からは、日本で公開予定の作品をもっと上映して、日本でのフランス映画のヒットに繋げたいとの要望が出たようです。なので心配していたのですが、2009年も日本ではこの機会でしか観られそうにない映画が半数を占め、ほっとしました。

ちなみに、フランス映画祭での上映本数(長編のみ)は以下の通り。2006年(もしかしたら1994年も)の上映作のうち1本は前年上映作のアンコール上映。
  • 1993年(第1回 横浜) 14本
  • 1994年(第2回 〃 ) 15本
  • 1995年(第3回 〃 ) 14本
  • 1996年(第4回 〃 ) 16本
  • 1997年(第5回 〃 ) 21本
  • 1998年(第6回 〃 ) 17本
  • 1999年(第7回 〃 ) 20本
  • 2000年(第8回 〃 ) 20本
  • 2001年(第9回 〃 ) 20本
  • 2002年(第10回 〃 ) 18本
  • 2003年(第11回 〃 ) 22本
  • 2004年(第12回 〃 ) 18本
  • 2005年(第13回 〃 ) 18本
  • 2006年(第14回 東京・大阪)    30本
  • 2007年(第15回 東京・横浜・大阪) 16本
  • 2008年(第16回 東京・大阪)    13本
  • 2009年(第17回 東京)       15本

また、今年の上映作品は以下の通りです。
3月12日(木)
 『夏時間の庭』 L'Heure d'été
 『ジョニー・マッド・ドッグ』 Johnny Mad Dog
3月13日(金)
 『美しい人』 La Belle Personne
 『コード』 Le Code a changé
 『顧客』 Cliente
3月13日(金)オールナイト
 『マーターズ(原題)』 Martyrs
 『伯爵夫人』 The Countess
 『ミュータント』 Mutants
3月14日(土)
 「短編特集」
 『サガン ―悲しみよ こんにちは―』 Sagan
 『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』 Survivre avec les loups
 『シークレット・ディフェンス』 Secret Défense
3月14日(土)オールナイト
 『コード』『顧客』『シークレット・ディフェンス』
 『西のエデン』『ジョニー・マッド・ドッグ』『美しい人』
3月15日(日)
 『未来の食卓』 Nos enfants nous accuseront
 『ベルサイユの子』 Versailles
 『華麗なるアリバイ(仮題)』 Le Grand Alibi
 『西のエデン』 Eden à l'Ouest

なお、2月27日(金)に発表された第34回セザール賞では、今年の上映作から以下の部門にノミネートされていましたが、どれも受賞はなりませんでした。
『夏時間の庭』
 助演女優(エディット・スコブ)
『美しい人』
 脚色、若手女優(レア・セイドゥ)、若手男優(グレゴワール・ルプランス=ランゲ)
『サガン ―悲しみよ こんにちは―』
 主演女優(シルヴィ・テステュ)、助演女優(ジャンヌ・バリバール)、衣裳デザイン
『ベルサイユの子』
 主演男優(ギョーム・ドパルデュー)、第一回監督作品賞

参照:
フランス映画祭2009公式サイト

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