石巻白梅ししの会便り

石巻のためにできることを一緒にしようね!!

2019あけましておめでとうございます! 初投稿ーー「貞山運河」 ーー

2019年01月01日 | 紹介

  明けましておめでとうございます!

 「平成最後のお正月」と言って良いのでしょうか? 4月1日に新元号が発表されるというニュースが載っていましたが、どんな名前になるのかなあ?パソコンのことを心配しています。年月日を選ぶ時、今までのものは平成までしかありません。新元号になったら換算が面倒です。

 ま、できるだけ西暦にしてもらうのが分かりやすいということになるのかなあ?

 そんなことはともあれ、今年が皆様にとって良い年になりますように!とお祈り申し上げます。

 

 遅くなりましたが、本題に入ります。

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 昨年末、友人から昔の新聞記事が届きました。(上)

 貞山堀(ていざんぼり)についての記事です。

 「貞山堀」石巻に住んでいた方は聞き覚えがありますよね。山下の石巻工業高校の脇のあたりは、貞山という地名なのでしょうか?

「貞山小学校」という学校もできています。

 石巻工業高の脇の堀が貞山堀なのかな?ボート部の練習場所でもあったような記憶がありますが...。正しいかな?

 

 今回、友人から送られてきた記事、読めるでしょうか?

 貞山運河(貞山堀)についてのホームページがあります。  

http://teizan-canal.com/teizancanal/meiji/

 貞山運河研究所のものです。

 読んでみると、この運河は日本で一番長いものであること。そして江戸時代に伊達政宗によって作られ当時の木材の運搬などで大いに役立っていたこと等、歴史的価値に触れ、その環境保全等に努め新たな観光地としての価値を生み出そうという構想のもとに活動を持続しているとのことです。

 貞山運河は初めは、名取と仙台を結ぶ水路だったのですが明治になって新たに地域(国)の発展のために野蒜に港を作ったり運河を石巻まで伸ばす計画を、当時の大久保利通も視察に訪れ決定したのだそうです。野蒜築港については「奥松島物語」で私たちの同級生のOさんが詳しく執筆しています。

 今回この貞山運河のホームページを見てから読んでみると、野蒜築港の意味がより理解できました。

 

 観光地化にむけての構想のモデルも示されています。

 

 なるほど...。そんな構想も考えられていることが分かりました。

 昔、石巻の実家に車で帰る時、当時は国道45号線を通ることが多かったのですが、矢本を抜けて赤井のあたりを通る時でしょうか?右手に川?が流れていて、いつも眺めていました。あれが野蒜から石巻に続く貞山運河だったのですね。

 〇十年前からは、そのあたりの道路の脇に漫画に出てくる飛行機の模型のようなものがたっていたように記憶していますが、あれも観光の一環だったのかもしれません。

 でも、それほど強いインパクトは受けなかったように思います。

 

 ホームページによると、観光資源としていくつか示されています。

・ 自然環境の再生

 例えば、津波によって一瞬にして破壊されてしまったものの以前あった砂浜、干潟、塩生湿地。黒松海岸林などの恵まれた自然。

 湿地植物群落や鳥類、魚類などにとってかけがえのないエリア。松並木や防潮林によって形成されていた歴史を物語る景観や干潟と生き物が調和する景観。そのようなものを蘇らせるとともに保全に力を注ぐ必要。

・ 親水性の確保 

  船着き場、釣り場、水辺の散歩道

・ 歴史的遺産としての価値の保存

  修復の際、コンクリートを使わずに昔のような石積み方式を採用する等昔の姿を保つようにして歴史の重みを残す等が望まれる。

  貞山運河沿いにある野蒜築港や石井閘門等の歴史的遺産

 

 また、観光資源としての必要な安全面の配慮や集客のための施設設備等についても触れられています。

 

 なるほど。みなとても良い案だと思いますが、なかなか難しそうですよね。

 でも、多少時間がかかっても実現できたらとても素晴らしい場所になる可能性が感じられます。

 家族連れできてくつろぎながら自然体験をしたり、潮干狩り等で自分の力で貝を収穫するなど達成感なども味わうことができたなら、教育的にも価値がありますよね。

 昔、子どもの頃大曲のあたりを通って潮干狩りにいきましたが、その浜辺に着くまで随分歩きました。でもその歩く行程のその場の景観がそのままそのうち地理や理科の勉強に結びついたように感じます。そんなふうに楽しみながら自然の不思議や仕組みに興味や関心を持つことができるなら、多くの人が訪れるのではないでしょうか。

 一朝一夕には、環境の回復は難しいとは思うのですが少しずつでも進めたら嬉しいことです。

 川沿いの葦の茂みや、今はほとんど見られない堀等水辺の植物「河骨(こうほね)」等が花開いている水場があったら、それは懐かしい豊かな自然です。価値ある観光資源になるような気がします。

   左 河骨(こうほね)の写真です。〇十年前には石巻の堀?のようなところに自生していたそうです。

 その他、地域ごとのお祭りに取り入れる等参加型の活動も良いかもしれません。周りの景観もひと工夫したらもっと見ごたえのあるものになるかも....、と考えるだけならいろいろ浮かぶのですが..、それだけなのが残念です。

 

 何はともあれ、今回は「貞山運河」が何回かに亘って作られ、伊達政宗の法名「瑞巌寺殿貞山禅利大居武」から命名したと伝えられること等様々なことを知ることができました。

 情報ありがとうございます!

 今年も元気で過ごせますように、皆さまのご健康ととご多幸を改めてお祈り申し上げます!! 

 

 

 

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
貞山運河を観光に (どんぐり)
2019-01-05 23:09:59
あけましておめでとうございます。
震災の後、知人が貞山運河を観光に使ったらどうだろうと話していました。皆、同じように考えるんですね。でもその考えを実行して実現させようと動いている研究所があるのは素晴らしい!
注目していきたいです。
コメントありがとう! (まつぼっくり)
2019-01-10 10:37:58
  川で魚釣り、舟遊び、沼でザリガニ取り、自然環境の中で虫取り、食べられる野草摘み...等々昔の自然環境ができたら結構楽しく遊べる方法はあると思うのですが..。その環境に戻すのが大変な時代なのかな?
 観光地として魅力的に発展したらよいですね。応援したいと思います

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