アジアフォーカス福岡国際映画祭2009で、タイ映画「カティの幸せ」が上映され、ジェーンワイ・トンディーノーク監督、主演のパッソーン・コンミースック(愛称プローイ)ちゃんが、上映前の挨拶と、上映後の質疑応答に登壇しました。
会場はほぼ満席。白田は2000年からこの映画祭に通っていますが、今まで見た中で、タイ映画では一番の観客の入りでした。この光景を見ただけで、なんかウルウルしてきました....
監督は、上映前に「この映画でみなさんをタイにお連れします。」と挨拶。上映後の質疑応答では、1000人のオーディションから選んだプローイちゃんについて、「演技の天賦の才能を持っている子。ちゃんと個性があり、演技指導しなくても、自然な演技ができた。なおかつ普通の子を演じられた。」と大絶賛。
13歳のプローイちゃんは、「泣くシーンを4回もやり直しましたが、最後は周りの人たち(スタッフ)も一緒に泣いていたので、演技に自信がつきました。でも自分の演技はまだそんなにいいと思わないし、もっとうまくなりたいです。ここをこうしたら良くなるよ、などあったら教えて下さい。」と観客にアドバイスを求めるなど、謙虚でした。
プローイちゃんが話すたび、はにかむたびに、会場は温かい笑いでつつまれました。
上映後、ロビーで映画祭のボードにサインしてふたりが振り返ると、ファンのカメラが!記者会見かと間違うほど、フラッシュがすごくて、大人気でした。恒例の、サイン会も最後のひとりまでしてもらいました。
そういえば、質疑応答の最後にある観客の方が、「最後の歌詞の内容がとても良かったです。」と感想を述べると、監督は
「この映画は、人生を描いた映画です。人が生まれて、生きて、いずれは死ぬというサークルは、仏教の教えに基づいています。意思をもっていれば、凛として生きていくことができる、また家族の大切さを描いてもいます。周囲の愛情をうけていれば、両親がいなくても、社会の一員として立派に生きていける、そういう映画の内容を歌詞に凝縮しました。」と話されました。
(上映レポート、以上)
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私が思うこの映画の魅力は、3点です。
監督が話されたように、この映画に仏教の教えが日常に息づいている、タイの人の生き方が見られるところ。
映像がすごく生き生きと物語を語っているところ。おばあちゃんが焼く、美味しそうな卵焼き、水をおよぐ、あめんぼうなど、自然が生きる力に満ちているところが、よく表れています。
そして、これは隠れたテーマじゃないかと思うのですが、タイの名作初恋映画、「フェーンチャン ぼくの恋人」と似ている雰囲気を感じました。カティは気づいてないと思うけど、きっとこれは初恋と思うシーンがいくつか。何気ないセリフに、キュンとしてしまいました。
ということで、エンディングの歌詞まで字幕がついています。映画祭での上映は、以下の2回。
24日(木) 19:20 西鉄ホール
27日(日) 16:30 西鉄ホール
タイトル通り、何気ない幸せでいっぱいのタイ映画「カティの幸せ」お見逃しなく。
原作の日本語の情報はコチラ→「タイの少女 カティ」講談社のページ
会場はほぼ満席。白田は2000年からこの映画祭に通っていますが、今まで見た中で、タイ映画では一番の観客の入りでした。この光景を見ただけで、なんかウルウルしてきました....
監督は、上映前に「この映画でみなさんをタイにお連れします。」と挨拶。上映後の質疑応答では、1000人のオーディションから選んだプローイちゃんについて、「演技の天賦の才能を持っている子。ちゃんと個性があり、演技指導しなくても、自然な演技ができた。なおかつ普通の子を演じられた。」と大絶賛。
13歳のプローイちゃんは、「泣くシーンを4回もやり直しましたが、最後は周りの人たち(スタッフ)も一緒に泣いていたので、演技に自信がつきました。でも自分の演技はまだそんなにいいと思わないし、もっとうまくなりたいです。ここをこうしたら良くなるよ、などあったら教えて下さい。」と観客にアドバイスを求めるなど、謙虚でした。
プローイちゃんが話すたび、はにかむたびに、会場は温かい笑いでつつまれました。
上映後、ロビーで映画祭のボードにサインしてふたりが振り返ると、ファンのカメラが!記者会見かと間違うほど、フラッシュがすごくて、大人気でした。恒例の、サイン会も最後のひとりまでしてもらいました。
そういえば、質疑応答の最後にある観客の方が、「最後の歌詞の内容がとても良かったです。」と感想を述べると、監督は
「この映画は、人生を描いた映画です。人が生まれて、生きて、いずれは死ぬというサークルは、仏教の教えに基づいています。意思をもっていれば、凛として生きていくことができる、また家族の大切さを描いてもいます。周囲の愛情をうけていれば、両親がいなくても、社会の一員として立派に生きていける、そういう映画の内容を歌詞に凝縮しました。」と話されました。
(上映レポート、以上)
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私が思うこの映画の魅力は、3点です。
監督が話されたように、この映画に仏教の教えが日常に息づいている、タイの人の生き方が見られるところ。
映像がすごく生き生きと物語を語っているところ。おばあちゃんが焼く、美味しそうな卵焼き、水をおよぐ、あめんぼうなど、自然が生きる力に満ちているところが、よく表れています。
そして、これは隠れたテーマじゃないかと思うのですが、タイの名作初恋映画、「フェーンチャン ぼくの恋人」と似ている雰囲気を感じました。カティは気づいてないと思うけど、きっとこれは初恋と思うシーンがいくつか。何気ないセリフに、キュンとしてしまいました。
ということで、エンディングの歌詞まで字幕がついています。映画祭での上映は、以下の2回。
24日(木) 19:20 西鉄ホール
27日(日) 16:30 西鉄ホール
タイトル通り、何気ない幸せでいっぱいのタイ映画「カティの幸せ」お見逃しなく。
原作の日本語の情報はコチラ→「タイの少女 カティ」講談社のページ
自然がいっぱいで、ナチュラルな優しさが、
満ち溢れているような、映画だと思いました。
悔しいので、DVD買って帰ります。(笑)
クンテープより
日程が全部行けない日でした(泣)
日本でもDVDが出たらいいのになぁ。