化石男のつぶやき

人生で得た技術情報、日々にマスコミ情報の感想、趣味の写真や旅の話をしてみたい。
72歳の挑戦です。

奈良旅行    長谷寺

2017-12-27 | 旅行
長谷寺に着いた頃には雨も上がり傘もしまって拝観することが出来ました


           長谷寺境内図      


入口からゆるい坂を上がると正面に仁王門、仁王門を抜けると良く知られた登廊があり


          長谷寺登廊

登廊の石段を登って行くと目の前に本堂が現れる構造になっています。


           長谷寺本堂

ここで、大規模な団体さんとぶつかり本堂内の参拝は団体さんに挟まれた状態で
押し出されるようにじっくり拝観もできずに終わりました。本当なら宗宝蔵での特別展
も有ったなですがこれは見ずに終わりました。
 本堂の南西面に清水寺と同じように小規模な舞台があります。ここからの眺めは


           本堂舞台

素晴らしいものがありますし、有名な五重塔もこの位置から遠望した眺めが一番


           舞台から五重塔

素敵に思えます。ここでしばらく景色を眺めたあと、本堂の裏手にある大黒堂を右手に


            舞台からの眺め
           

見下しながら石段を下り、開山堂を正面にしながら、五重の塔に向かいました
五重塔は戦後建造されたものでさすがに色彩豊かできれいなものでした


            五重塔全景

長谷寺も山の中に開山されたお寺ですが境内は良く整備されており、石段の多い
所ですが、歩きやすく時間は多少かかりますが老夫婦でも訪れやすいお寺さんです。
又、周りは自然が残されており、舞台からの眺めは素晴らしいものがあります。
 長谷寺を後にホテル目指して帰りましたが、夕方でしたが道は市内中心部に入るまで
空いており、ナビゲーターのおかげでスムーズに行きました。

今回の旅行をして感じたのは同じお寺で有名な場所ですが、奈良の目玉は仏像
京都の目玉はお庭 と言った印象を強くしました。 やはり、仏教伝来時に信仰の
ために造られたお寺で、且つ行政の中心で有った期間も短かった奈良と、ある程度
仏教が根付いて、政治の中心として確固たる位置を占めて、権力の誇示としての
お寺の建立が多くなり文化としての側面が強くなった時期とではおのずと違いが
生じたのかなとも思います。
最終日は、奈良国立博物館でこの時期に定期的に開催されている正倉院展に
行き合わせたのでこれを見に行って来ました。 又、同博物館には仏像館と言う
仏像専属の展示場が有り100体からの仏像が保管展示された場所もあり、図らずも
仏像を、明るい光の元、すぐそばから事じっくり拝観することができ満足でした。
博物館を出ると疲れがピークとなり、敷地内の奈良公園で一休み。 名物の鹿の
煎餅のおねだりをぼんやり眺めていましたが、 此処の鹿は芸をすっるのですね。
ビックリ、さすが長年保護されて、参拝者からお煎餅を貰っているなーと感心した
次第です。  此処からホテルまでのんびり散歩しながら戻り、後は岐路に着き
満足しながら帰宅した次第です。楽しかった!!

奈良旅行    室生寺

2017-12-24 | 旅行

 3日目はレンタカーを借りて念願の室生寺と長谷寺に参拝してきました。
最初の計画ではJRで櫻井駅まで行ってそこから近鉄線に乗り換え室生口大野駅
まで行き、バスで室生寺迄行くつもりでしたが、バスが行き帰りとも1時間に1本
しかなく、タクシーを飛ばすと5000円位掛かるとの情報で、その後のコースでの
目的地長谷寺に行く近鉄線の本数が又少なく、1日かけても余りゆっくりお寺を参拝
する時間が取れそうもない事が分り、レンタカーに切り替えたもので、結構両寺とも
不便な場所にあることを再認識した次第です。
そんな分けでレンタカーで出発したのですが、途中の高速道路で出口に近くなって
交通事故の為、えらい渋滞になり、室生寺に着いたのは10時半近く、やれやれですね
 最近のレンタカーにはナビゲーションが付いているので、道を知らなくても迷わず
目的地に着ける。便利なものですね。でも、自分が今どの辺に居るのか、どの道を
走っているのかが全く分からない。 何だか怖い気もします、文明の利器に成れて
いないせいでしょう。
無事、室生寺に着き、車を寺社の駐車場に預けそこから歩いて太鼓橋迄行きます。


           室生寺境内図

この時はまだ小雨が降っており肌寒さを感じていました。着くまでは室生川に沿って
行くわけですが、紅葉が進んでおり川面にも映っており、自然を満喫しながらの道
となっています。太鼓橋の少し手前からお土産屋が道の両脇に数軒並んでおりヨモギ
モチを宣伝していました。
太鼓橋を渡るとお寺の入り口、入口を入ると工事中の為、板塀で囲まれた工事用
通路を歩いていくと途切れた処が仁王門 仁王門の手前に授与所とありますお土産
や、御朱印帳等も販売している建物があります。



室生寺 仁王門 紅葉も見ごろ

仁王門を抜けると左にパン池突き当りに石段がありそこを登って行くと金堂があります。


            鎧坂より金堂を

普段は金堂は内部に入れませんが、秋の特別拝観の期間中だったため堂内に入り
仏様をまじかに拝観することが出来ました。
まず、中央には釈迦如来立像、十一面観音像、地蔵菩薩、十二神像、その他薬師如来
文殊菩薩立像等をまじかからゆっくり座ったまま、又立ったままでも極すぐそばでゆっくり
拝観することができました。まず釈迦如来像の光背の素晴らしさに圧倒されました。
今まで光背をこれだけ近くからゆっくり拝観したのは初めてで、又これだけきらびやかで
繊細な彫と色彩に感動の一言でした。十二神像も見ごたえ十分、唯、2体は国宝館に
貸し出し中とかで10体しかありませんでしたが。 またここで恥ずかしながら「散華」
なる言葉と意味を勉強することが出来ました。道内の撮影が出来ていたらと残念です。
  金堂を出てすぐ上にある本堂へ向かいました。本堂も内部に入り拝観することが
出来ます。 此処では如意輪観音菩薩像を拝観してきました。


         本堂 

 通常、どこの寺院でも、本堂か金堂が一棟しかないのが普通ですが、ここは両方が
ある珍しい寺院です。 お寺での説明では、室生寺はもともと興福寺系の開山であり
しばらく興福寺系の系列になったものが、言って見れば宗派の抗争により現在は
真言宗の長谷寺の系列となっていますが、その時、従来からの本尊を祀る金堂を
残して今に至っているとの事、宗教界も勢力争いから逃げれない宿命にあるのですね
  此処を後に、更に奥に階段を登って行くと五重塔があります。ここの五重塔は
小柄ですが、階段の下から見上げる塔は迫力があると同時に自然と調和した落ち着きは
これまで見た五重塔とまた違った落ち着きと風格を感じるものでした。


         室生寺五重塔  本堂からのこの角度からが一番素敵です

 この先、更に山道を進んでいけば奥ノ院に行けますが、雨が降っていたのと、山道が
ぬかるんでおり、老夫婦にはきついものを感じて五重塔から引き返しました。
お寺は自然の山腹に開山されたもので、自然の中に点在しており、丁度紅葉が


          仁王門脇パン字池のもみじ

8~9割程度しょうか進んでおり心和む場所でした。 入口から右手が拝観コースですが
左手に行くと生活空間になりますが慶雲殿や表書院等があり、建物も風格があり


             慶雲殿 

こじんまりとした良く手入れの行き届いた庭もあり素敵でした。もし室生寺に行かれたら入口の
直ぐ左手ですので寄ってみるといいですね。
帰りに改めて見渡すと、橋の上下流にもみじがきれいに紅葉しており多くの参拝者が


            太鼓橋よりお寺を見て

写真を撮っていました。 橋を渡った左右には伝統のある旅館やお土産屋があります。
すでに13時を過ぎていたので、旅館(橋本屋)で昼食を取り(中々美味な和食です)
次の目的地長谷寺に向かいました。

奈良の旅   唐招提寺

2017-12-21 | 旅行
お昼からは、唐招提寺に参拝です。 此処は、薬師寺とは全く異なっており、自然の
が多く残った敷地の中に、昔ながらのたたずまいで何か落ち着きを感じさせます。
まず、南大門から境内に入って行きます。 入るとすぐ正面に金堂が見えてきます。


唐招提寺境内図

此処も相変わらず修学旅行か? 小学生の一団がすでに金堂の正面を占拠して
いました。 唐招提寺では他の寺院と違い、仏様をまじかで拝観することは出来ず
建物外から金網越しに拝観するのみで、内部も暗く良く見ることは出来ませんでした。


                 金堂

ただ、境内は自然が良く残されており、その中に、東室、宝蔵、礼堂、経蔵、更には
滄海、弁天池、開山堂苔庭、その中にある鑑真和尚御廟等自然を愛でながら古の
建物を拝観してまわれ、気持ちが落ち着く時間をすごせました。


              鑑真和尚御廟

今回拝観した寺院では、室生寺に次いで素敵な寺院だったと思っています。
開山堂苔庭では、倒木の切後に種が落ちたのでしょう、切株を支えに新しい命が
芽生えているのを目にすることが出来ました。写真や映像では知っていましたが
実際に実物を見たのは初めてで感動してしまいました。


             新しい命の芽生え

鑑真和尚御廟は周りを堀に囲まれており何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
仏像を拝観できなかった割りには長い時間唐招提寺に居座り、あわてて次の目的地
西大寺に向かいました。 近鉄橿原線で大和西大寺まで行き、そこから歩き、とは
行ってもほんの数分で東門に着きます。西大寺は街中の一角を占めているような
お寺でした。 そうそう、西大寺と書いてさいだいじ と読むのですね。せいたいじと
初めは思っていました。情けない話です


               西大寺境内図       

拝観できる場所は四王堂、聚宝館、本堂、愛染堂の四ヵ所であとは塀にっ囲まれており
私生活の場となっているようでした。拝観可能な場所は内部に入り仏様を含む寺宝が
ありこれらを直近から拝観することができました。ただ、拝観可能時刻が16:30、
実際は、もう少し早く終了するため、あまり時間が無く駆け足の拝観となって
しまったのはすこし物足りなさを感じます。
東塔後がありましたが、あとを見る限り、その基礎は考えられないほどしっかりできて
いるものです。


               東塔後

ところで、ここの大和西大寺駅は非常にユニークなえきでした。 もっとも、私の経験
これまで利用していた駅舎はJRがほとんどですし、私鉄も東京近辺が大部分でした
ので、近鉄ではそれほど珍しくないのかもしれませんが。
 それは、駅の中に、改札口の内部に最近多くなった駅ビルと併設して作られている
テナントの入った商店街が存在することです。これまでの経験では、大きな主要駅で
改札内に商店があるのは、殆どが飲食店やお土産店でそれも精々10店舗あれば
御の字でしたが、この大和西大寺駅では駅自体は近鉄線の3路線の交点では
ありますがそれほど大きな駅だもありません。その駅の改札口内部に30店舗以上の
店がひしめき合っているいる。やっぱり驚きでしたね、もっともメインは飲食店の様に
見受けましたが、スーパー、花屋、薬屋、青果店等が存在する。
幾ら3路線の乗り換え駅とはいえ、乗降客だけで成り立つもんですかね。それとも
外部から何らかの方策で買い物だけ出来るシステムがあるのでしょうか???

奈良の旅   薬師寺

2017-12-20 | 旅行

2日目は予定では、薬師寺から唐招提寺 少し離れた西大寺、海龍王寺、興福寺と
廻ってくるつもりで勇んで出発しました。
まず、近鉄奈良駅から、近鉄奈良線と近鉄橿原線を乗り継いで西ノ京駅まで行き
そこから目と鼻の先の薬師寺がこの日の最初のお寺です。
薬師寺は、非常にうまい工夫をして、一般から資金を集め、営々と建物の改修をしてきた
ので、創建当時を思わせる華麗な色彩で法隆寺とは全く違った趣でした。


       薬師寺境内図

西ノ京駅から行くと、北門から入ることに成ります。北門から入るとすぐ左手に聚寶館が
ありそこで香りの文化展が行われており、古の香の文化に接することができます。
聚寶館を出ると東僧坊と最近改修がすんだ食堂がありここには田渕俊夫画伯により
描かれた食堂ご本尊「阿弥陀三尊浄土図」を中心に、全長約50メートルにわたる
壁画「仏教伝来の道と薬師寺」があり、中々見ごたえがありました。


          大講堂側面より

食堂を出ると、目の前に大講堂が立ちふさがります。この大講堂には、阿弥陀様や
釈迦十大弟子等の仏像が立ち並んでいます。又、この講堂の中では絵葉書を初めと
したお土産物屋、御朱印も行っています。
そこを出て右手に西塔の五重塔がそびえています、  本来なら、左手には対になる
東塔の五重塔が見えるはずですが、現在解体修復中で残念ながらみる事は出来ませんでした
やはり、五重塔は仏舎利が収められており、高さも際立っており、その均整のとれた
たたずまいは圧倒するものがあります。


        五重塔西塔

五重塔を見終わりすぐ隣に金堂が堂々とした姿で立っています。 この御堂も約40年
前に再建されたものだそうで見た目は4層からなっていますが、実際の構造はどう
なっているのでしょうか。  堂内には薬師観音三尊が安置されており、思わず見とれて


            金堂

しまいます。 これで一応境内の北方にある白鳳伽藍の拝観場所は終わりで、この後
更に北の方に玄装三蔵院伽藍が有りここも秋の特別拝観の時期に上手くぶつかったので
拝観することができました。 薬師寺の拝観が終ったのは12時を大分過ぎていましたし
歩きと、拝観疲れで、すぐ隣の唐招提寺までの道筋にあった蕎麦屋に入って休憩と
お昼にしました。

奈良の旅   法隆寺

2017-12-19 | 旅行
さて、法隆寺ですが、さすがに広い敷地ですね、これでも創建当時から見れば大幅に
小さくなっている分けですから、当時はどんなだったのでしょう、想像するもの難しい
事です。今回廻った寺院は全て同じで創建当時は広大な規模だった分けですから、
当時の寺院の規模は、想像できませんし、そのきらびやかさは、民衆を畏怖の念に
させたことでしょう


法隆寺境内図

南門を抜けて中門をくぐると、目の前の左手に五重塔が右手に金堂が迫ってきます。


      五重塔


金堂と本堂はほぼ同義語だったとは今回の旅行を計画してから初めて知りました。
金堂内に安置されています仏像は外から一部が拝観できましたが、内部への立ち入り
は出来ない状態で、御堂の中も暗く良くお顔を拝観できませんでした。
五重の塔も本来内部は見えない状態でドアもしまっているところでしたが、偶然にも
どこかの団体さんが拝観の許可を貰っていたらしく私たちが行ったときには入口が4面
とも開いており(もちろん内部への立ち入りはできませんが、塔内の仏様群を拝観
出来るチャンスに恵まれました。 写真撮影は禁止でしたが、ネットからの検索で
図のような仏様たちをゆっくり拝観させていただきました。もっとも内部は暗く余り明瞭
にはみる事が出来ませんでしたが


       五重塔内部像

次に行ったのは大宝蔵院で、多くの秘宝を拝観でき大満足でした。特に観音菩薩像
(夢違観音)は一度は拝観したいと思っていましたのでしばらく見とれていました
夢殿は特別公開は残念ながら行く三日前に終了しており、外部から覗き見するしか
無く薄暗く良く見えませんでした。 残る中宮寺では如意輪観音菩薩像をまじかで
気の向くまで拝観できたのが幸せでした。
もう一か所、大講堂 此処は外からでしたが、本尊の薬師三尊像を拝ませてもらいました
法隆寺に着いたのが13時半前 見終わったのが16時半を過ぎていましたから3時間と
少しの間歩き回っていたことに成ります。さすがにつかれました。
それと、秋は修学旅行のシーズンですね。当日も多くの団体集団(観光団体)も
学生も、どこを歩いても、拝観していても団体さん達が来るととても見ている分けには
いかないので過ぎ去るのを待ってから改めて拝観を再開するの繰り返しでした。
奈良は温泉地ではないので、しかもホテル宿泊のため、慣れないバスタブでの風呂は
のんびり湯船につかって疲れを取ると言うわけにいかなかったねが残念でした。