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!morning thunder=朝の神鳴り!

 思いつきを書きながら、思いもかけない場所に行き着つきたい それだけが望みです

風評被害

2005-04-05 12:43:30 | 世迷い事
 遺伝子組み換え大豆やトウモロコシの評判が悪い 風評被害だと思う
 これらの作物の遺伝子には、農薬に対する耐性遺伝子を導入している 通常、草枯らしを散布すれば、雑草は枯れる しかしの遺伝仕組み換え大豆やトウモロコシは枯れずにすくすく育つ 雑草に肥料が取られないので、肥料効率がいい 生産者にとってのメリットは大きいし、生産原価が下がるので、消費者にとっても喜ばしい
 どうも人は、この農薬つまり毒に対して、枯れないで、すくすく育つ大豆とかトウモロコシのイメージが、嫌いらしい マガマガシクあり得ないというふうに思っているらしい 中々に奥ゆかしい推論だ 
 草枯らしは草を枯らす農薬だ ところが、遺伝子組み換え大豆は枯れない つまり草なのに草ではない つまり化け物だ 気持ち悪い 変だ これは、それ自身が毒より毒だから枯れないのだ 毒をもって毒を制すというではないか さる高貴な方も食べないといっておられる ヤッパリマチガイナイ ダマサレルナ かくして組み替え大豆は、悪者に仕立て上げられる
 ちょっとガリレオを気取って、それでも大豆は大豆だいうときっとハリツケ、ゴクモンになるのだろうと思う
 もう少しまともな推論がある 毒性のテスト、動物実験の結果を尊重するというものだ
 そこで、もう少し議論をこの中世的なレベルの推論から進化させる必要がある
 ボランティアを募集してはどうだろう 遺伝子組み換え作物を積極的に利用するボランティアだ 彼らの先駆的勇気に対して生産者も、農薬会社もその援助を惜しまないだろう 定期的に健康チェックをして実績を積み上げ、結果を公表すればいい それこそが公平な勝負というものだ 門前払いは、まったく創造的ではない
 むやみやたらに背理法まがいの推論をして、萎縮するより、実験あるのみだ
 昔、「石油蛋白」というのがあって、それも実用化される手前で風評被害でぽしゃった 蛋白源として実に効率的で画期的だと思うが、変な臭い(ガソリン?)がしそうという根も葉もない確信ゆえ消えた
 導入する側のネーミングやマーケティングが下手といえばいえる 仕掛ける側に戦略的に反省すべき点も多々ある ただ、市場のもつ過剰で理不尽な安全信仰もやはり問題だろう 
 市場に先駆け、危険を背負うボランティアが必要な由縁である
 
  


 
     

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