ロックと酒とちょっぴりの勇気と酒と

私KOBの酒飲み探訪記です。焼酎に関する記述が主になります。

壱岐の華 (長崎・壱岐の華酒造・麦)

2004-10-27 00:03:21 | 麦焼酎
 長崎県壱岐島の焼酎。ここは麦焼酎発祥の地、ということになっているそう。この焼酎の特徴は3年貯蔵。しかも、通常は原酒状態でタンクや樽・甕に寝かせたりするところを、この「壱岐の華」は割り水した状態でタンク貯蔵したものだそうです。そのせいかどうか、割り水と原酒成分がすごくよくなじんでいる感触があります。

 具体的には口に含んだときのアルコールのピリピリした感覚がほとんどないくらいにスルスルと入ってくる感じ。香りは確かに爽やかな麦を主張し、口に入ったら実に穏やかな味の広がりを見せてくれた一品でした。焼酎が飲めない~という人にも好適かもしれませんね。誰かが止めてくれないといつまでも飲み続けてしまいそうな飲みやすさ(笑)。

 実はこの焼酎、「焼酎紀行(http://www.shochu-kikou.com/)」というサイトが主催している夏フェス(?)、「焼酎フェスタ」のプレゼント企画で当選したものでした。素晴らしい出会いに感謝感謝です!!

九段の人 (宮崎・王手門酒造・芋)

2004-10-21 21:35:14 | 芋焼酎
 宮崎の王手門酒造が送り出す、「麦麹の芋焼酎(確かにありそうでない)」という野心的な商品。どうも入魂の一品らしいです。王手門酒造というと、今でこそ芋焼酎の雄「不阿羅王(ふぁらお)」(僕は未体験)などでガンガン有名になってきた宮崎の蔵元。自分は学生時代(うーんもう8年も前か…)は宮崎で過ごしたのですが、そのときはほとんどその名を聞くことがなかったなあ。

 王手門酒造には「ろんてん」という麦焼酎の逸品があるのですが、この「九段の人」はそれによく似ています。香りは何か芳醇、というよりも香ばしい感じ。炒った麦のような香ばしさがどこか感じられます。そして、スウッとその香りを吸い込むと、鼻の奥に麦のその香ばしさがグググと進軍して来る感じ。飲む前から「これは何かが起きる?!」という予感がビンビンします。芋の香りはその香ばしさの向こうにほのかに、だけど確かに感じられます。

 そして、味はもっともっと複雑。口にした瞬間は香りのイメージがだいたい味覚に反映されるような感じがしますが、それをコクッと飲み干して香りが鼻に抜けるところは鮮烈。香りが5倍くらいに感じられる瞬間です。後口はちょっぴりですが苦い感じが残ります。これは料理を楽しみながら「九段の人」をいただく際にはむしろプラスに働く可能性があります。少し味覚をリセットしてくれるような感じで、料理の次の一口がまた新鮮な感じがしました。

 不思議なことにこの焼酎、(氷が溶けてきたりして)濃さによって、飲むタイミングによって様々な味を出してきます。ちょっと形容しがたいのですが、しかし、鼻にグッと抜けてくるあの独特の香りはいつ何時も変わらず、これはこの蔵元のシンボルとさえ言えるものなのかも知れません。

 多分、これは飲み手を選ぶ可能性が高い焼酎であると思います。が、「飲みやすい芋焼酎」がドンドン幅を利かせている昨今、こんな個性的で挑戦的な、しかも多彩な表情を見せる焼酎は一度トライする価値があるのではないでしょうか。存分に楽しませて頂きました!!

 某通販サイトで購入(1.8L:2615円)。

飲み方

2004-10-20 00:06:46 | 雑談
今日になって大切なことを書いてなかったことに気付きました。
それは焼酎の「飲み方」です。
そのまま、お湯割り、ロック、水割り…
焼酎はその飲み方によって多彩な表情を見せるんですよね。
私KOBの飲み方は、特に断りのない限りはロックです。
「ロックじゃないとダメだ!」というこだわりがあるわけではないのですが、
お湯割りのフワッと鼻を突いてくる香りが少し強すぎるので…ということです。
ロックになると香りが抑えめになるのですが、それでも十分楽しいです。

このブログ、毎日違う銘柄を飲むわけでもないので更新は「たまーに」です。
しかし、息の長いブログを目指します。
時々、忘れた頃に、巡回して頂けると嬉しいです。