リウマチの原因ははっきり分かっていません。自己免疫疾患ということになっています。
足首や膝関節に痛みや腫れを訴え、その後変形をきたすという厄介な病気です。
以前から何かあると治療に来ている高齢の女性が、病院で検査してリウマチといわれたといって来院。
指の関節が腫れて痛み、握る動作ができない。
病院では薬をもらっているが痛みはいっこうに良くならないので、こういう時は先生のところと思ってと来院。
関節の腫脹は、扁桃病変の2次疾患であるということが言われています。
リウマチも然りで、扁桃に関する本を読むと、リウマチと口腔内疾患との関係はヒポクラテスの時代の文献にも出てくる位いにしえからの疾患ということであります。
扁桃の摘出手術をしても変形は治らないが、痛みは取れると出ています。
鍼灸でも、長野式治療は、リウマチは扁桃を現病巣とする二次疾患であるということで、扁桃治療を中心に高成績を上げています。
彼女の指関節の痛みも1回目の治療から激減して、2回目の治療後はこわばり感が残るものの、痛みは消失。
3回目の治療後腫れも痛みも消失。
痛みと腫れが消失すれば変形も抑えられるのではと思えます。
今も彼女は喘息の治療で通っていますが、指の痛みは出ていないようです。
彼女の生活を考えてみると、扁桃を悪くした原因は、過労であろうし長年の蓄積疲労が原因であると思います。
以前足首を腫らして痛み、足をまともにつけないというリウマチ患者が来院したことがありましたが、扁桃治療の後、普通に歩いて帰ることが出来ました。
昔から、鍼灸はリウマチをうまく治療すると言われていますので、ぜひ試してみるべきと思います。
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