カラスのたまり場。

日記と詩と雑記のオンパレード。
思いついたものを思いついただけ書きます。

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2007-04-30 13:42:36 | 衝動詩
時は過ぎた
木霊する叫び声
逃げ惑う人々
逃げ場所なんか何処にもないのに
僕は 君の手を取って
何処までも 駆け抜けて往った

君は不安そうに僕の後ろを走る
空に閃光が走り
暗黒が満ち
鳥が堕ち
僕達の立っている場所に赤黒い亀裂が走る

僕らが何をした?
世界が僕らを憎んでいる
終わりを望んでいる
終わりがきた?
もう 限界だ

泣き出した君
安心させる術はなくて
せめてもの抱擁で
最期の体温を感じ取って
周りの悲鳴も気にせず
安らかに その時を待つ

夢だったらいい
このまま瞼が降りて
また開けた時には
いつもの世界が

やがて途切れる 
僕の心臓 呼吸 体温
君の温もりが
ひび割れた空へと
還っていく

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2007-04-30 13:42:02 | 衝動詩
歴史はここに終止符を迎える
光は満ちて
生き物を終わりの祝福と再生を
滅びは
また新たなる生命の始まり
繰り返される未来への始まり

誰もとめられない
誰もとめてはいけない

静かなる大地が生命を生み出すのを止め
戒めの大空が光を途絶えさせる
開いた扉 朽ちていくものを吐き出していく

さようなら 悔いても遅く
別れを告げよ

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2007-04-29 21:07:15 | 衝動詩
嘘みたいな天気が
私だけに教えてくれた秘密
未来は明日に続いていると
信じた願いも
とうとう 明日で終わりと
太陽は力を無くして
大地は滅亡を誘う
私には見えている
星の混乱が

誰にも誰にも聞こえない
小さい小さい地球の声
私は知っている
私には聞こえている
耳を傾けるとほら
悲鳴の詩が

ここには無い哭声が
知らず知らずの内身体を蝕んで
私の声も無くなって
世界と共に混ざり融けていく

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2007-04-28 20:39:43 | 衝動詩
わたしはもとめていた いつかの神を
わたしはもとめていた 絶対なる審判を
わたしはもとめていた この身を滅ぼしてくれる何か
わたしはもとめていた 重圧からの解放
わたしはもとめていた この運命すら

亡き者にする  最悪と最高の神 

2007-04-27 23:37:45 | 衝動詩
進化する生物に限界が来た
自分達に創れない物などない
何でも揃う世の中で
ただ 足りない物は
幸福などという忘れた言葉
愛より金
馴れ合いより物
純愛などという臭い言葉は
病んだ心を壊すだけ

永遠などという拷問
今が全てというならば
せせら笑いを浮かべ
喜んでこの首差し出してやる
あの木の下で

2007-04-26 23:51:56 | 衝動詩
あの木もようやく寿命を迎えようとした時
木の下に一人の男の子の影が
一人木に向かって大きな独り言
何でも聞いてくれると嬉しそう

あの木もようやく寿命を迎えようとした頃
自分の生まれた意味を考えた
平和の為に生きていても
もう誰もこの木を見ない
それならば この子のために この命

はらり はらり

あの木もようやく寿命を全うしようとした頃
男の子は木の下で泣いていた
願いが叶っても嬉しそうじゃない
これくらいじゃ足りないのか
男の子 泣きながら言った
こんな木でも親友と呼んでくれた

あの木もようやく枯れ果てた時
男の子に希望を託して
いつでも一緒にいるよと呟いて
平和の終わりを告げた

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2007-04-26 23:44:01 | 衝動詩
あの小高い丘の上
一輪の花は沢山の花に変わり
小さく芽吹いていた木は
世界を見渡す程に成長し
平和を知らせる始まりの合図

まだ覚えていますか
世界を守ろうとしたあの人
彼を称える歌はやがて色褪せて
風と共にいつかは誰の心にも
残らなくなるでしょう

それでも哀しい事はないのです
未来がある限り
この木がある限り
慈愛を忘れないように

キネマ・イン・ザ・ホールの感想

2007-04-26 19:35:00 | 雑談
怖い 怖い 怖いよー。
まっくろくろすけもいい所だよー。
まず烈火さんの朗読から始まる、黒い誘い。
サウンド的にはすごい好きなんですよ。
なんかね、空軋はまだ部屋で歌ったりできたけど
これはちょっと歌えないわ。
あなぼっことか一見平和そうな唄やのに
最後「にいさまーお腹が好きましたー」
「何をするー」むちゃぁ、ぽたぽた。。
きくも、かなし、かたるも、むなし、
まっくらやみの、あなぼっこ…
…食べたよね…今食べたよねぇぇぇ!?みたいな。
舞い降りた天使とか普通に賛美歌な感じやし
(死んでこーいとか聞こえるけど)
こんな歌詞は大好きです。こんな言葉を並べる烈火さんが好き。
グランギニヨルとかも好きです。
ってか、最後隠れた?十三トラックに笑い声が永遠と入ってるんですが…。
怖くて夜中に聞けねーよw

2007-04-25 21:48:15 | 衝動詩
あの丘の上
地面に突きつけられた剣は
色褪せて時間を思わせるけれど
君の守ったこの大地は
今日も雲ひとつなく隅々まで
照らされているよ

泣き叫ぶ人はあの空を見て
微笑みを取り戻し
未来を忘れたあの人も
爽やかな風を感じて
明日を思う

風に揺れる一輪の花に
隠れて芽吹く新たな生命は
太陽の光を忘れる事なく
世界を余す事なく往き続ける

君の守った世界は今日も
こうして生命が宿り続けているよ
愛する人の剣を抱き永久の眠りにつく
もう二度と離れない
穢れ無きあの場所で

2007-04-25 21:26:57 | 衝動詩
振り返れば何もない
僕らは前しか歩まない
立ちはだかる者は
迷うことなく この剣で

止まない雨 曇る空気
僕らお互いにしか見えない空間の中
二人だけの約束を
終わりまでの約束を
君の笑顔を守りたいから
零れる雫は見せないよ

僕らの前に立ちふさがる何か
君は負けてしまった 悪意に
貫かれてしまった 想いに
僕を見つめる君の瞳
止まらない 君への絶望
止まらない 僕の叫び
溢れていく 広がっていく
君という灯りを無くして
僕は何の為に進むのか
誰も居ないよ
壊れていく心に何が染みる
何を望む
目の前は霞んでいく

君が眠れるこの地
僕の剣を受け取って
何時までも僕を見守っていて
僕は未来を守る為に
君に背を向けるよ
浮世に灯りが灯るまで
とどきますように