カラスのたまり場。

日記と詩と雑記のオンパレード。
思いついたものを思いついただけ書きます。

恩師

2011-11-12 22:24:30 |  日記
私は小学1年生の頃から専門卒業まで習字を習っていました。
それから社会人になってもちょくちょく遊びに行ったりして
なんとなく20年くらい通っているところでした。

中学卒業までは6段くらいで、社会人では初段くらいの
まぁ良くも悪くもなぐらいです。
8段まであって、準初段、初段、準二段…とあがっていきます。

そんな習字の先生が今年習字教室をたたまれました。
理由は去年末の入院からペースメーカーを入れる事になり
心筋梗塞…というか、なんか色んな所が悲鳴をあげてる。
ということで教室をたたんで、ゆっくり養生したい。
まぁ、歳も歳なので。
だいぶ痩せて、階段の上り下りも辛いから筋力つけないとなぁ。
ずっと働き続けてきてたから急に休んだらすぐ衰えていきそうやなぁ。
でもまだまだ頑張って生きなあかんなぁ。とか言いながら
今年も検査入院を繰り返していました。


先生は私と、同じく習字を習っている弟と近所のお姉さんの3人を連れて
誰かが就職したらご飯に連れて行ってくれたり
お姉さんが中国に3ヶ月転勤するとなればご飯連れて行ってくれたり
歳も祖父と同い年だったのでもう一人のおじいちゃん。という感じで
慕っていました。

社会人になったから習字する時の名前をあげよう。
という事で先生の「渓翠」から弟は「渓」を貰って「渓雪」
私は「翠」を貰って「翠香」と名前をくれました。

そんな先生。今年で82歳。
11月11日に亡くなってしまいました。

突然だったので、なんだか寂しく。
もう会えないんだなぁと思うと悲しくなりました。
先生から筆を教わる事も出来なくなったんですね。

先生、ありがとうございました!


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