コトノハ

詩的私的ひとりごと

on your mark

2016-10-31 22:27:08 | 日記

始まってもいないから

僕は終わることができないよ


完成された感性は

驚くほどに無防備で

風を受ける度にココロが軋む


終わりたいけど

終われないよ


まだ始まってもいやしない


慣性を受けて歓声が流れていく

僕の鼓膜まで届かない


空っぽの競技場の真中で

僕は誰かの合図を待っている

僕は何かの合図をいつまでも待っている


走り出せないで途方に暮れる


見上げる空はとても綺麗です

泣き出しそうなくらいに透明な空でした




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