日心月歩

なにさまってかんじで

ダイイング・アイ

2008-06-11 21:51:11 | 小説日記
ダイイング・アイ、著東野圭吾さんで光文社から出ています。

ストーリー

誰もが少しずつ嘘をつき、
誰かを陥れようとしている。

記憶を一部喪失した雨村慎介は、自分が交通事故を起こした過去を
知らされる。

なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。
事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が
何を考えて行動していたのか、思い出せない。

しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める……。

俺をみつめるマネキンの眼。
そいつは、確かに生きていた。

光文社HPより引用

東野さんの作品は裏切らないですね、
作品に引き込まれてしまい1日で読み終えました。
それぐらい面白いです。

話は切ないですけどね。


使命と魂のリミット

2008-03-30 20:54:55 | 小説日記
使命と魂のリミット、著東野圭吾さんで新潮社から
でています。


 十数年前のあの日、手術室で何があったのか?
そして今日、手術室で何が起こるのか?
心の限界に挑む医学サスペンス。


笑顔で手術室に入った父は、冷たい骸となって戻って来た。
誰も予想していなかった、術中死。

さっきまで、あんなに元気だったのに――。
それをきっかけに心臓外科医を目指した夕紀は、
実は誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。

その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う!

新潮社HPより引用

久しぶりに小説を読みました。
やっぱり東野圭吾さんの作品はおもしろいです。

僕はボキャブラリィーが少ないので、これくらいしか
言えませんが、最初にバナナマンの日村を思い出しました。

リンク先のページに立ち読みというものがあって小説の冒頭から
約5ページ分見れるので気になった方はどうぞ。

オール

2008-02-17 15:00:23 | 小説日記
オール 山田悠介さんで角川書店から出ています。

一流企業に就職したけれど、やりがいを見つけられずに、
一年もたずにやめてしまった健太郎。

悩んで、偶然飛び込んだ”何でも屋”は、変な奴らに、
変な依頼だらけだった。ある日依頼がメールで舞い込んだ。

題名は「私を見つけて」、私のゴミ屋敷を午後5時までに
片付ければ、報酬は500万円!?

高額の報酬につられ、半信半疑で仕事を始めた
健太郎たちだったが---

ノンストップ・ワーキング・ノヴェル!

久しぶりに図書館に行って2時間掛けて読んできました。
山田さんと言えば現在、リアル鬼ごっこが映画化されてますね
なので、山田さんの作品を見てみることにしました。

とても読みやすい作品でした。
山田さんの年齢が若い事もあってかライトな感じでいけます。

仕事にやりがい、刺激を求める事ってだれしも思っていることで
あり身近なテーマでした。




日本昔ばなし

2007-12-30 22:02:26 | 小説日記
年末の掃除をしていたら、子供の頃に読んでいた
まんが日本昔ばなし、久しぶりに見るとおもしろいです
今回は三年寝太郎を読みました。

かいせつ

人間は誰でも、毎日の食べることや寝ることを考える
現実的な感覚と、直接に毎日のこととは関係のない
未来のことや、想像の世界を見る力を持っています。

そして、食べものや、家を手に入れるための仕事も
毎日の生活と直接関係のないことを考える力も、
その両方ともが人間にとってはひじょうに重要なのです。

ただ、しばしば人間は畑を耕したり、お金を数えたり
するような目に見える行為のほうが大事だと思って
しまいます。

そして、なにかを深く考えようとして、身体を動かさない
人はなまけものだと思ってしまうのです。

三年寝太郎は畑に出て働きませんでしたが、
村が困ったときに見事村を救いました。

〈山口県の昔話〉


今の日本は、三年寝太郎がたくさんいますが、
その中で村を救う三年寝太郎は何人いるでしょうか?







花散る頃の殺人

2007-11-18 12:36:53 | 小説日記
花散る頃の殺人  著者は乃南アサさんで
新潮社から出ています。

32歳、バツイチの独身、趣味はバイク。
人気女性刑事貴子さんの待望の短編集!

『凍える牙』で、読者に熱い共感を与えた
女性刑事・音道貴子。

彼女を主人公にした初の短編集。

貴子自身がゴミ漁りストーカーに狙われて、
気味悪い日々を過ごす「あなたの匂い」。

ビジネスホテルで無理心中した老夫婦の、
つらい過去を辿る表題作など6編。

家族や自分の将来に不安を抱きつつも、
捜査に追われる貴子の日常が細やかに描かれる。

新潮社HPより引用


凍える牙は僕は見てないです。
ていうか女性の作品はあまり読んだことは
ないですね。

感想は、いくつかの話の最後は
納得いかないというか、煮え切らない終わり方の話も
僕個人としてありました。

葉桜の季節に君を想うということ 

2007-11-14 22:43:53 | 小説日記
葉桜の季節に君を想うということ 著歌野晶午さんで
文藝春秋からでています。


素人探偵のもとに持ち込まれた霊感商法事件の意外な顛末、
そして…。

あなたは最後の一文まで、ただひたすら驚き続けることになる

「何でもやってやろう屋」を自称する
元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに
通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った
麻宮さくらと運命の出会いを果たして──。

あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、
必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。

文藝春秋HPより引用

この作品は盲点を突かれました。
物語が終わりに近づくにつれ、読んでいて違和感を
感じていました。

事実を知った時、衝撃→混乱→納得になり
やられたと思いました、先入観にね。

そう思うと視点を変えて、もう一度読みたくなります。

セカンドサイト

2007-11-08 22:43:02 | 小説日記
セカンドサイト 著、中野順一さんで文藝春秋から
でています。

キャバクラのボーイ、タクトは新人キャストの
花梨が不思議な力を持つのを知り、気にかける。

そんな時、人気ナンバーワンのエリカが殺された。

新感覚ミステリーの傑作!
第20回サントリーミステリー大賞受賞作。

これだけじゃわからないかもしれませんが
用はエリカが殺され、タクトが犯人を捜し、また花梨が
関わってくる話です。

とても読みやすい話でした、ラストもハッピーな感じに
なっています。

読み終わってもタイトルの意味が未だにわからない・・・。

発火点

2007-11-03 11:31:36 | 小説日記
十二歳の夏に父を殺されてから、怒りと苛立ちを胸に
一人で生きてきた。

親を殺された者を見る、好奇の視線に抗うように。

あの夏に何があったのか。
なぜ父は友人に殺されたのか。

二十一歳の今、敦也はなくした九年を埋めるために
再び故郷を訪れる。

胸に迫る衝撃の真相。
著者の心情が強く投影された、魂の軌跡。


正直最後の展開まで我慢の読書でした。
でも最後まで読んだ甲斐はあったと思います。
この話は敦也の成長物語と思います。

僕は敦也に似ているかもしれません、
彼は最後は成長しました、僕はまだまだ
大人と子供の間にいる「ことな」です。

大人を目指して精進あるのみです。



烈火の月

2007-10-28 18:07:09 | 小説日記
烈火の月 著者、野沢尚さんで小学館から発行されています。

 主人公の我妻諒介は
「微笑んだ次の瞬間、凶暴になれる」と
恐れられる愛高署“最凶”の42歳の刑事。

アクアライン開通によって人口が増加し、
麻薬、青少年犯罪、汚職などあらゆる犯罪が
集結しつつある千葉県湾岸の架空都市・愛高を舞台に、
我妻と“女マトリ”烏丸瑛子が麻薬密輸業者に
立ち向かう刑事アクション小説。 

我妻は、まるで月のように、
日本に溜まった悪によって輝き始める。
そして彼の照り返しがやがて読者の心をもらす。

「タイトルの『烈火の月』にはそういう思いを込めている」
と著者が語るように、我妻は誰もが閉塞感に
押し潰されそうな現代にこそ輝きを増す、
従来の刑事小説史上になかったニューヒーローといえる。

野沢尚さん公式HPより引用


この作品はドラッグについてすごく
詳しく書かれていて、改めて恐ろしさを知りました。

人が人ではいられなくなる物、ドラッグ。

警察官が事件の容疑者という時代、
正義を貫く事はできないのでしょうか?

警察っていったいなんなんだろうと思う。


臨場

2007-10-25 21:02:11 | 小説日記
臨場 著者、横山秀夫さんで光文社から発行されています。

‘終身検視官’、死者の人生を救えるか--。

辛辣な物言いで一匹狼を貫く組織の異物、倉石義男。
その死体に食らいつくような貪欲かつ鋭利な「検視眼」ゆえに、
彼には‘終身検視官’なる異名が与えられていた。

誰か一人が特別な発見を連発することなどありえない事件現場で、
倉石の異質な「眼」が見抜くものとは……。

組織と個人、職務と情。警察小説の圧倒的世界!


第三の時効とともに借りてみました。
この話は、刑事が事件を解決するのでなく
調査官の倉石が事件を解く、僕にとっては
新鮮な話でした。

この作品をよんで横山さんの作品はホントに深い
そう思いました。

読み終わって、わかったことがあって
ドラマのガリレオで検視のシーンがあって
柴咲コウと品川が鼻の下になんか塗ってるシーンが
あり、なにやってるんだろうと僕は思いました。
作品に答えがありました。

死体から死臭がするために鼻の下にメンタム系の
ものを塗ったと思われます。

感が鋭い人はわかっていたのかも知れませんが
僕は、思いつきませんでした。


検視というものに興味をもった作品でした。