保存版 サンプドリア '19-'20 完全選手名鑑 2/2号 新加入選手特集!!

2020-06-17 23:50:25 | 保存版 サンプ名鑑

’19-’20 夏メルカート 新入団選手

ここでは今季、新たに加入した選手を今さら紹介していきたいと思う。もういなくなった選手もいるが(^^;

1.

↑©telenordより

Gonzalo Maroni  20ゴンサロ・マローニ

・ポジション:FW
・1999年3月18日生まれ(20歳)
・アルゼンチン Cordoba出身
・170cm 66kg
・昨季:タジェレス(アルゼンチン1部)17試合2得点

 ボカ・ジュニアーズからU-20アルゼンチン代表のマローニを買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得。なお、マローニはサンプドリアと2024年6月30日までの5年契約にサインしており、前述のオプションは買い取り義務に近いものであるようだ。2015年に生まれ故郷コルドバのクラブ、インスティトゥートで16歳でのプロデビューを果たしたマローニ。YouTubeなどで映像を見る感じだと、リケルメのパスセンスとアイマールのスピードとドリブルを兼ね備えたようなトップ下みたいだ。2016年に名門ボカ・ジュニアーズに引き抜かれると、同年5月には17歳でトップチームデビューを飾った。しかし、その後は思うように出場機会を得られず、昨夏にタジェレスにレンタル移籍すると、ここまで2ゴール1アシストの数字を残していた。また、FIFA U-20ワールドカップではU-20アルゼンチン代表の背番号10を背負い2試合に出場。
 正直、昨季までだったら手放しで喜べた。ジャンパオロのシステムのトップ下にはまさにうってつけの選手だからだ。しかしディフラのシステムに今のところトップ下は無いので、サイドFW(今のところ左)を試されている。人生の大半をトップ下で過ごしてきたまだ20歳の彼にとって、セリエAに慣れるのだけでも大変だが、それを新たなポジションでと言う事になると並大抵な事ではないだろう。せっかく金の卵を獲得したのだから、間違えて踏みつぶさないように大事に孵化させて欲しい。1997年にマンチョの後釜として獲った10番のアルゼンチン陣、モラレスのようにならないように・・・
⇒その後、現実は買い取りオプションを行使されるかの瀬戸際にいる

2.

↑↑©SerieBnews.comより

Federico Bonazzoli  9 フェデリコ・ボナッツォーリ

・ポジション:FW
・1997年5月21日生まれ(22歳)
・イタリア Manerbio出身
・182cm 79kg
・昨季:パドヴァ(セリエB) 35試合8得点
・イタリアU-21代表 9試合2得点

 インテルから17歳の時にサンプが引き抜いた彼。ここ2年はSPAL、そしてパドヴァと武者修行に出されていたが遂に帰還。夏のキャンプでディフランチェスコ監督を今のところ納得させて、クアリアレッラの控えFWとしてサンプに残った。タイプとしては左利きのクラシカルなCF。シュートもヘディングもドリブルもそこそこだが、爆発的な特徴はまだ無い。昨季調子が良かったので、イタリアU-21代表には最近も選ばれている

3.

↑↑©nos.jpgより

Morten Thorsby  18モルテン・トルスビー

・ポジション:MF
・1996年5月5日生まれ(23歳)
・ノルウェー オスロ出身
・186cm 72kg
・昨季:ヘーレンフェン(オランダリーグ)20試合5得点
・ノルウェー代表 1試合0得点 

 
 1月11日にすでに移籍が決定。しかしシーズン終了後にフリートランスファーになるために、そこまで待っての移籍となった。その為に残りのシーズンは干されるような形になってしまい、彼もその点は後悔していた。しかし7月1日から晴れてサンプの一員となり、心機一転アピールを始めている。ただMF陣は層が厚く、加入して早々に放出の噂が出るなど簡単ではなさそうだが。プラートもいなくなったので、一日も早くセリエAに慣れるようにサブから淡々とレギュラーを狙う。ちなみに18番はそのプラートの出世番号

4.

↑↑©il secolo XIXより

Mehdi Léris  26 メーディ・レリス

・ポジション:MF
・1998年5月23日生まれ(21歳)
・フランス Mont-de-Marsan出身
・186cm 78kg
・昨季:キエーヴォ 23試合0得点2アシスト

 キエーヴォマスターに聞いた情報によると、レリスはキエーヴォでは3センターの一角としてプレーすることが多かったが、適正としては(イン)サイドハーフ。スピードはさほど無いが、ボールコントロールと剥がしには定評がある。両足使えてクロスも普通に良い。どこに置いても安定したポジショニングと連携を見せるポリバレントな選手。去年のキエーヴォの試合を観ていて「ああ、うまいなあ」って感嘆する時は大抵Lerisだった。「巧い」タイプなので周りの環境が良くなればまだまだ伸びるとの事。期待してみよう!
 今考えると、昨季のサンプvsキエーヴォ戦でVARで取り消されたゴールを決めていたのがこのLerisだった!まぁその頃から縁があったのかもしれない。サンプもそうだし、セリエAでは昔から自チームとの対戦で活躍した選手を獲得するというパターンがスゴく多い気がする。

5.

↑↑©revista semanaより

Jeison Murillo  21 ジェイソン・ムリージョ

・ポジション:DF
・1992年5月27日生まれ(27歳)
・コロンビア カリ出身
・182cm 78kg
・昨季:ヴァレンシア 1試合0得点/バルセロナ 2試合0得点
・コロンビア代表 28試合1得点 

 一番の目玉はこのムリージョの獲2015-16シーズンからインテルのレギュラーCBを張ったバリバリのコロンビア代表。その後ヴァレンシアに移籍するが、そこで怪我をしてしまってややトーンダウン。昨季は怪我は治って冬にバルセロナにレンタルで移籍したが、さすがにほとんど出番は無かった。レンタル元のヴァレンシアから200万ユーロ+買い取り義務オプション1200万ユーロで獲得。南米のCBらしくテクニックも有れば、セリエAのディフェンス経験も十分ある。怪我さえ治ってれば期待大だが、今は大丈夫でもまた故障しそうだしちょっと怖い面もある。シルヴェストレ+@のようになってくれる事を祈る。個人的には12月まで彼が怪我しないで活躍すれば、今年のユニは彼で買うと決めている

⇒結果的にはサンプでは大した活躍ができずに冬のメルカートで早々とスペインのセルタ・デ・ヴィーゴにレンタルで出された。セルタではそこそこ復活しているので、彼らが買い取りオプションを行使してくれる事を祈る

6.

↑↑©chievoveronaより

Fabio Depaoli  12 ファビオ・デパオリ

・ポジション:DF
・1997年4月24日生まれ(22歳)
・イタリア Riva del Garda出身
・178cm 71kg
・昨季:キエーヴォ 33試合0得点4アシスト

 昨季の冬のメルカートから噂になっていたデパオリ。キエーヴォがB落ちして早々、かなり早い段階で移籍が決まった。450万ユーロで完全移籍。若いし良い獲得だと思うが、サンプがこんなにあっさり完全移籍で獲得を決めるのは珍しい。期待の表れか?元々MFだったが、昨季に右SBにコンバートされた。どっかで聞いた経歴だとお気づきの方もいると思うが・・・・そう、同僚となったサーラだ。タイプ的にも彼にすごく似ていると思う。昨季のキエーヴォのno.1のアシスト数を誇る通り、縦への突破を得意としてそこからのクロスが十八番。ディフェンスをこれから経験積んでいく必要有ると思うが。バランス型のベレシンスキとのレギュラー争いは面白い。MFでも起用されている

7.

↑↑©augello twitterより

Tommaso Augello  3 トンマーゾ・アウジェッロ

・ポジション:DF
・1994年8月30日生まれ(24歳)
・イタリア Milano出身
・180cm 70kg
・昨季:スペッツィア(セリエB) 32試合1得点5アシスト

 ちょっとしたシンデレラストーリーを描いているアウジェッロ。ミラノ郊外のCimianoと言う、ミランがたまに有望な選手を買っていくスクール出身。ちなみにデシーリオもそこの出身だ。しかしフィジカルが弱いという事でミランの下部組織のお眼鏡にかなわず、その後主戦場はセリエDになった。ポンティソーラと言うクラブで3年間プレー。その後セリエCのGiana Erminioと言う出来たばっかりの新興クラブで3年、2017年にやっとセリエBにたどり着く。同じリグーリア州のサンプのご近所さんSpeziaに加入。そこではなかなかの活躍を見せて、昨季は躍進したスペッツィアの年間MVPとも呼べる活躍をした。400万ユーロで買い取りオプション付きのレンタルで加入。堅実な守備と縦への推進力、ピュアな左利きからの良質なクロスで昨季は5アシストを記録。とりあえず、ムッルーとタイプは似ているが脅かせる存在になるか?

8.

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Julian Chabot  5 ジュリアン・チャボット

・ポジション:DF
・1998年2月12日生まれ(21歳)
・ドイツ Hanau出身
・195cm 85kg
・昨季:グローニンゲン(オランダ) 29試合1得点

 彼もサンプは早くから手を付けて、5月には獲得が決まっていた。エールディヴィジ(オランダ1部)のグローニンゲンから370万ユーロで完全移籍。ムスタフィ、シュクリニアール、アンデルセンと続いたサンプが育てて高く売ったCBの系譜を彼に継がせようとしている。195㎝の恵まれた体格を生かした強い守備が当然予想される特徴。サンプの巨人と言えば、モリス・カロッツィエリを思い出す。彼もほぼ同じ体格だった。まだ20歳ぐらいの時にサンプでデビューしたのであまりサンプでは活躍できなかったが、その後アタランタやパレルモなどでそこそこ活躍した。やはりこの体格は真似したくても真似できない長所であり、あとはセリエAの緻密な守備をいかに早く学べるか。「タイプは違うが、同胞のムスタフィの歴史を繰り返したい」って言っていたが、活躍するのは良いけど別に出て行くところまで絶対真似しないんで良いんだよ(笑)。キャンプで軽い怪我をして、まだあまり試合でプレーする姿見ていないのが少し不安だが。彼が良ければCB陣は安泰になるだろう

9.

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Emiliano Rigonit  10 エミリアーノ・リゴーニ

・ポジション:FW
・1993年2月4日生まれ(26歳)
・アルゼンチン Colonia Caroya出身
・180cm 70kg
・昨季:ゼニト(ロシア) 12試合3得点

 アタランタでセリエA挑戦したが、ガスペリーニの元では活躍できずにロシアで復活したウィング。両足蹴れてスピードが豊かなウィングと言う触れ込みだった。ディフランチェスコのサッカーに必要不可欠なウィングという事でかなり早い段階から移籍の噂に上っていたが、最終的には移籍期限ギリギリで決まった。彼のデビュー戦で慣れない2トップの一角で起用されて、絶好のチャンスを外すなどと不運な面もあった。ディフランチェスコの時はまだ出番も有ったが、ラニエリのサッカーではなかなか厳しかった。ラニエリは与えたチャンス2,3試合で結果が出せなかった彼をそれ以上起用しなくなり、冬のメルカートであっさりゼニトに戻っていった(結果サンプ:8試合0得点)

10.

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Andrea Seculin  22 アンドレア・セクリン

・ポジション:GK
・1990年7月14日生まれ(29歳)
・イタリア Gorizia出身
・190cm 80kg
・昨季:キエーヴォ 2試合 7失点

 昨季の第2GKラファエルの突然の移籍で空いた第2GKとして、移籍最終日に加入した。2014年から5シーズンにも渡りキエーヴォで第2GKを務めた。そういう意味では第2GKの鏡なのかもしれないが、セリエAでの実績は通算9試合しかない。正GKとなると2013-14のセリエBのアヴェリーノ時代までさかのぼる。若くも無いし第2GKより上に出る事は無いだろう。一応買い取りオプション付きレンタル

11.

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより
Kaique Rocha  33 カイケ・ロシャ
・ポジション:DF
・2001年2月28日生まれ(19歳)
・ブラジル Taboão da Serra出身
・195cm 90kg
・昨季:サントスFC(ブラジル)
 こちらも移籍最終日にブラジルの名門サントスから加入。195㎝90㎏と言う物凄く恵まれた身体を生かして、ユース時代から様々なヨーロッパのクラブから注目を浴びていた。そしてまだトップチームでの出場が無いにも関わらずにサンプが完全移籍での獲得に踏み切った。走力も有るために右SB、CBの両方で現在は起用されている。今季のサンプではプリマヴェーラで経験を積まされており、コロナ中断まで17試合2得点。将来は期待してよいのだろうか?

12.GKウラディミーロ・ファルコーネ(24) Wladimiro Falcone
   1995年4月12日 ローマ生まれ
   195㎝85㎏
セリエCのルッケーゼからレンタルバック。ずっとサンプからレンタル生活が続くが、年齢的にもそろそろ正念場だ

13.GKロレンツォ・アヴォガドリ(17) Lorenzo Avogadri
   2001年8月21日 ベルガモ生まれ
   190㎝80㎏ 
   アタランタからレンタルで加入。まず名前が非常に覚えにくい。私事で恐縮だが、今仕事でギリシャのカラスミを売ろうとしていて、カラスミをギリシャ語でアヴゴタラホと言う。それと混ざってしまうのだ(関係ないか(;^_^))。サンプファン的にはこの年で話題になっているGKと言うと、”オレジーナの鷲”と言う異名で期待されていたヴィンチェンツォ・フィオリッロを思い出してしまうが、彼は結局サンプでは大成しなかった。そうならない事を祈る。

14.レンタルバックしてチームに留まったのはそれ以外には我らがレジーニだけw
DF19 ヴァスコ・レジーニ(29)←スパル
 

 この新加入選手達で2019-20シーズンをディフランチェスコ監督と共にスタートさせたが、結果はご存じのとおり……

 



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