2015-16 SERIE A 第33節 SAMPDORIA 0-1 Milan ゴール取り消され敗戦・・・

2016-04-18 22:47:09 | ほぼ週刊サンプ通信 '15-'16

SERIE A 第33節 4/17(日)  20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 主審:ヴァレーリ氏(Roma2出身)

サンプドリア 01 ミラン(前半0-0)

  • (後半26分) ミラン[1] バッカ

 前半押していたが、ゴール取り消されたり点が取れず・・・後半も判定に泣かされながら点を奪われ、最後は息切れ

[試合前情報]

  さて先週の良い形の勝利を続けたいサンプ。ミハイロビッチ凱旋試合になるかと思っていたが、直前でまさかの解任。ブロッキ新監督のミランを迎え撃つ事になる。せっかくミハイロビッチにリベンジしたかったのに!ミランは6位だが、5位フィオレンティーナとは勝点差7ついており、結構厳しい。ただ6位になっておけばコパイタリア優勝チーム枠のおこぼれで、EL出場権は取れる可能性が高い。サンプとの勝点差は13。前回はアウェイでニアングの活躍に完璧にやられた→http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/4c6ca988d5bbb38f3b8b20f0c5cea2bd

 サンプはラノッキアが出場停止。そしてサーラ、カルボネーロ、イヴァンさらにはカッサーノまでもが怪我でベンチ入りできず。DFはモイサンデルとの争いを制してシルヴェストレが3バックの中央を務める。そして左に出場停止明けのカッサーニ、右にスタメン継続のディアキテ。左右のドド、デ・シルヴェストリは変わらず、中央は前節良かったクルスティチッチが前節ゴールでスタメン復帰のフェルナンドとコンビを組む。クアリアレッラの1トップを支えるのはキャプテン・ソリアーノとリッキーの2人。大体予想通りだ。この試合の前の共同記者会見でモンテッラが「DFシュクリニアールも才能ある選手で、ぜひ今季中に1回デビューさせてみたいと」言っていた。今のサンプで一番ミステリアスな選手は、将来羽ばたくのだろうか?なおサンプはこの試合、スポンサーのSAMSUNG(サムソン)の新しいスマホの宣伝ユニを着用。

 一方のミランは新監督ブロッキの4-3-1-2。そりゃそうだ、トップ下を置いたフォーメーションにしないとシニサと同じく首を切られる。トップ下はボナヴェントゥーラ。そのあおりを食ってホンダはベンチ。せっかくシニサに評価され始めた本田だったが、またベンチを温める生活が続くのだろうか。逆に新監督の恩恵を受けたのがバロテッリ。バッカと2トップで起用された。中盤はキャプテンのモントリーヴォとクツカ&ベルトラッチの憎き元ジェノアコンビ。元ジェノアは左SBアントネッリもそうだ。逆にCBロマニョーリと右SBアバーテは元サンプ。GKは売出し中のドンナルンマ。ジェノアGKペリンが大怪我を負ってEURO2016出場絶望となったので、ブッフォン・シリグに続く第3GK抜擢もあるのでは?と言われている。ちなみに対抗馬がサンプのヴィヴィアーノとかスポルティエッロとか。元サンプ勢にはベンチにポーリもいる。あまり出場機会が無いポーリには、来季サンプ復帰の噂もある。ポーリは好きな選手なのでこれが本当なら嬉しい。なお、スタンドにはガリアーニ副会長と一緒に”左足の悪魔”サヴィチェヴィッチの姿もあった。
 
 ★日曜20:45分のPOSTICIPO。この日もフェレーロ会長は体調不良でお休み・・・ 

SAMPDORIA <3-4ー1-2> 監督ヴィンチェンツォ・モンテッラ  

       クアリアレッラ 

 ソリアーノ(Cap) アルヴァレス

 (81分ムリエル)   (56分コレア)

ドド          デ・シルヴェストリ

  クルスティチッチ フェルナンド 

   (66分バッレート) 

   カッサーニ  ディアキテ

     シルヴェストレ 
 
     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ブリニョーリ DFモイサンデル、ペレイラ、シュクリニアール 

MFパロンボ、クリストドゥロプーロス FWロドリゲス

Milan(4-3-1-2): Donnarumma; Abate, Alex, Romagnoli, Antonelli; Kucka, Montolivo, Bertolacci (9′ s.t. Poli); Bonaventura (43′ s.t. Boateng); Bacca (35′ s.t. Ménez), Balotelli.
A disposizione: D. López, Abbiati, De Sciglio, J. Mauri, Mexès, Honda, C. Zapata, Locatelli, Calabria.
Allenatore: Cristian Brocchi.


備考:警告:前半29分Krsticic,後半29分Poli,36分Kucka;28分Soriano;29分De Silvestri;年間チケット保有者数19.114人(1試合平均152.366 euro), 有料入場者数2.501人(83.350 euro);芝状態良好

<あらすじ> 

前半 6分 ピンチ!バッカが前を向いて、ペナすぐ外からミドル。わずかに右に外れる

    7分 対してサンプのファーストシュートはリッキー。右斜め45度から得意の左足で、グラウンダーのシュート→GKキャッチ

   25分 先制!?エリア内で高く上がったボールを、フェルナンドが完璧なオーバーヘッド!これが絶妙なシュートクロスになり、ファーに詰めてきたドドが押し込んで先制!!・・・・・・・・・・・・かと思いきやオフサイドの判定で取り消される

  

↑オフサイド無いでしょ!!絶対ゴーールだ!!!

 29分 ベルトラッチを倒したクルスティチッチにイエロー

 31分 アバーテの右からのクロス。バロテッリがニアで少しすらして、後ろからバッカが合わせるがGKヴィヴィアーノのスーパーセーブ!

 41分 つけパスをクアリアレッラがヒールで落としソリアーノへ。ソリアーノは反転してシュートを放つが弱すぎ・・・

ロスタイム2分。そのまま終了

前半は0-0。サンプは強豪ミラン相手に十二分に戦えていた。クルスティチッチやフェルナンド中心に早い段階で縦へのロングパスが多かった為に、ポゼッションはミランの方が多かったがチャンスはサンプの方が作っていただろう。序盤少し苦しんだバッカとバロテッリのマークは、途中でディアキテとカッサーニのポジションを入れ替えたりして対応した。

↑↑待って―ーー 行かないでーー

そしてボールを奪ってからの速いカウンターを中心にチャンスを作る。良い流れだっただけに、ゴール取り消されたのは痛かった。ちょうどそろそろ点が入ってもおかしく無さそうだった時間だったのでなおさら。この判定がこの試合を決めたのは間違い無いだろう。めげずに後半も頑張って欲しい

 後半9分 元サンプのポーリ登場。元ジェノアのベルトラッチに代わって

   11分 リッキー・アルヴァレスに代わってコレア投入。この日のリッキーはボールを奪われるシーンも目立ち、あまり良くなかった。妥当な交代

   12分 ボナヴェントゥーラのスルーパスからバッカが抜け出し、GKヴィヴィアーノと1対1。やや難しい体勢から何とラボーナでシュートをを狙うが、ヴィヴィアーノは惑わされずに落ち着いて身体に当ててCKに逃れる

↑↑動きが速くて最初普通に左足インサイドで蹴ってたのかと思っていたが、スローで観たらラボーナ。さすが南米の点取り屋

  18分 クルスティチッチの長いダイレクトスルーパスからクアリアレッラの左足ダイレクトボレー。角度が無い所から強引に狙った良いシュートだったが、GKドンナルンマがなんとかセーブ

  21分 クルスティチッチに代わってバッレート投入。おそらくクルスティチッチがイエロー1枚もらっていたからだろう

  23分 ディアキテのまずい処理も有り、カウンターから3対1の絶体絶命ピンチ。バッカのドリブルをシルヴェストレが良い対処を見せてカット!

後半26分 バッカGoal 0-1
→ドドが後ろからのスライディングでボールを取られる。足にも行っており当然ファールかと思いきや、笛は吹かれず流される。そのカウンターから右サイド、ボナヴェントゥーラが2人かわして中へラストパス。バッカがトラップで浮かせて右足で強烈に叩き込む。DFシルヴェストレ懸命のスライも届かず、先制を許す

  27分 フェルナンドを倒したポーリにイエロー。このファールに怒った”ロロ”ともみ合いになり、騒然とした雰囲気に

↑↑てめぇ、この野郎!!

  35分 バッカに代わってメネズ投入
  36分 最後の切り札ムリエル、ソリアーノに代わって投入。2トップにして点を取りに行く。キャプテンマークはデ・シルヴェストリへ

  36分 ドドを倒したクツカにイエロー

→そのFK、左サイドからフェルナンドが右足でゴールに向かうクロス。ボールはファーまで抜けてきて、ディアキテが突っ込むがわずか、わずかにあわず・・・

  43分 ボナヴェントゥーラに代わって”プリンス”ボアテングを投入

ロスタイム5分。そのまま終了。0-1・・・ 

(ポイント)

・最終的にポゼッションはサンプ21分34秒:ミラン29分14秒

・シュート数はサンプ6本(枠内3本):ミラン8本(枠内3本)

・後半は前半飛ばした影響か、疲れが見えてトーンダウン

・審判ヴァレーリへのティフォージの不満は頂点

・リッキー、コレア共に不調だったために、カッサーノの不在が響いた

・クルスティチッチは復活を感じさせる出来

・ミランで一番厄介だったのはボナヴェントゥーラ。彼は良い選手だ。本田も強敵とポジションを争う事になったもんだ

・まぁ少なくとも引き分けが妥当な結果だったと思う

↑↑ドドとアバーテはサンプの左サイド側で、かなり激しくやりあっていた。ドドはやはり来季も必要

 さて、ここで珍しくサンプ以外のニュース。破産してセリエDまで落ちた我らが同盟国のパルマのLEGA PRO(昔のセリエC)昇格が決まった。セリエAからDまで落ちてもチーム愛を貫いたキャプテンのルカレッリは素晴らしい。歳を取るにつれて1年が過ぎるのは本当に早いもので、Dまで落ちたら当分パルマを見る事は出来ないだろうなぁと思っていたが、この勢いならそう遠くは無いかもしれない。フィオレンティーナとかも復帰するの早かったし。ただ、おそらくセリエBまではとんとん拍子で行きそうな気がするが、世界最凶リーグであるセリエBはそう簡単では無いだろう。いずれにせよ、生ハムとチーズの街”パルマ”には祝福を送りたい

CONGRATULAZIONI  CROCIATI

サンプに目を戻すと、これで降格圏と再び勝点差5。まだ余談を許されない。間髪入れずに今週は水曜ナイターでサッスオーロ戦がある。終わった試合の審判の判定にいつまでもグダグダ言っていてもしょうがないので、切り替えてサッスオーロ戦で最低引き分け。残り5試合

サッスオーロ(A)、ラツィオ(H)、パレルモ(A)、ジェノア(DERBY)、ユーヴェ(A)

  今週の残り2試合で勝点4を目指して!

Foooorza Saaaamp!!

次節:セリエA第33節 2016年 4/20(水) 対サッスオーロ @マペイスタジアム 現地18:30Kick Off(日本時間深夜1:30)

’15-’16 SERIE A

33試合 9勝9分15敗 勝点36 得点 46 失点 50 得失点差 -4 現在15  

(ポイント)

今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero61:

Puoi pagare per gli errori del passasto quanto ti pare,

ma certe etichette non se ne vanno mai via.

格言61:

過去に犯した過ちは自分で精算し取り返すことが出来る、

しかし一度貼られたレッテルは、はがれる事は無い。



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