古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

精工舎NEW CORONA 夜光黒干支/昭和10年代後期

2015年06月04日 | 時計

内鈴目覚ましの初期型コロナの次の機種として昭和10年代に登場した「ニューコロナ」。

埃まみれで外装も汚れた状態でshowa土花亭へ。

しかし、弱々しいものの辛うじて実働状態。

早速、ムーブメントを覗く。

クリーングと注油が終わった状態。

流石にこの時代の精工舎のムーブメントは目覚まし時計とは言っても一切、妥協はしていない。

約75年もの歳月の間に軸受をポンチで絞め、メンテナンスされた形跡が写真でもお分かり頂けるでしょうか?

それほど、昔は時計に対する持ち主の心構えが今とは違い、大切にされていたことが伺える。

そんな先人のためにも出来るだけ綺麗に磨き上げる。

特記すべきは、当時の「NEW CORONA」の文字盤(他に夜光銀、夜光蛇目)の内、

この「夜光黒干支」のみが「NEW CORONA」と表記すべきところが「SEIKOSHA」となる。

(これについての理由は不明)

流石に70年以上にも及ぶ経年により夜光塗料は劣化しておりますが、ご覧のように状態は良い。

当時のカタログより。

裏蓋の錆は出来るだけ取り除きましたが、点錆びは残っております。

 

精工舎NEW CORONA 夜光黒干支/昭和10年代後期: 非売品

 

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