松凬からくり帖

松凬さんが73年の人生と吟道50年からの体験や、これから起こるであろう!未体験談を写真と共にお届け!

我が京都の「天皇陵」巡りも【第99代後亀山天皇陵】まで至る

2018-02-09 15:54:32 | 日記

いよいよ南朝最後の天皇・【第99代後亀山天皇】の登場です  

       

兄・長慶天皇から譲位され、第99代天皇となった【後亀山天皇】・・

僅か9年の在中、そのほとんどが芳野での事、もっとも衰退していた時期、

そんな中の、南北合一、名ばかりで事実上北朝に吸収されたのである

天皇の行幸に対しても、随行したのも僅か数十名と誠に侘しいものであった

南北合一により北朝の「後小松天皇」に皇統は一本化され、南朝は滅亡した

天皇は天竜寺で足利義満に会った後、太上天皇の尊号を贈られる

しかし間もなく天皇は、尊号を辞退すると共に、にわかに出家する

ところが突如として御亀山上皇は、嵯峨を出て芳野に入る

約6年の芳野での生活から、周りの説得もあって京都へ帰還する

再びの小倉山での隠遁生活8年目の応永31年〈1424〉4月に崩御され

【嵯峨小倉陵】〈さがおぐらのみささぎ〉の葬られた

私が後亀山天皇【嵯峨小倉陵〗へ参拝したのは、平成28年〈2016〉4月29日でした

嵯峨釈迦堂から鳥居本へと続く参道の途中にありました

 

何か雰囲気が出てきましたでしょう、この塀沿いに進んでいくと・・・

 

正直に言いますと、同じところをグルグルと回ったのでした・・・

やっとの事で、拝所に辿り着くことが出来たのでした

制札の前にたたずみ、何故か感無量の熱い思いが湧き上がってきたのです

そして、後亀山天皇の墓所に進んで・・長い間・・頭を垂れていました

石には【後亀山天皇嵯峨小倉陵】〈ごかめやまてんのうさがおぐらのみささぎ〉と刻んであります

角度によって後亀山天皇の芳野から京都でのご苦労が偲ばれるような侘しさが

今回、何故か重い足取りで【小倉陵】を後にしました

次回は、京都にある天皇陵、38代天智天皇陵から99代後亀山天皇陵までまとめて見ます


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