The Collection of Works

きままな風来坊Kenzaburoが綴ってきたオリジナル曲の新旧を保存していくMusic倉庫

ks-No.28★星降るスナック

2006-11-03 19:29:08 | New Songs
    Words&Music/Kenzaburo

今夜はあの娘を誘ってみようかな
星降るスナック長い髪の娘さ
水割りよりもロックがいいね
あの娘の頬もほんのり桜色

誰かが唄う〝二人の銀座〟
君は妖しく耳もとにささやく
「ねえ踊ってくださいな
ずっとこのまま…ねえ」
君の瞳

今夜のあの娘はいつもと違う
星降るスナック悩ましい娘さ
流れる夜の時間を止めて
絡めた指先あまい香りが包む

誰かが唄う〝みんな夢の中〟
君のせつなげルージュがささやく
「ねえ今夜はいいでしょう?
朝までずっと…ねえ」
揺れる想い

誰かが唄う〝メリージェーン〟に
二人抱き合い静かに揺れるだけ
「ねえもっと抱きしめて
離さないでね今夜は…ずっと」

今夜はあの娘に誘われちまったの
星降るスナック長い髪の娘さ
ミラーボールの星の海で
静かに流れる夢の時間


★Music Memo★
1999年某日
まるで夢のような感じで
僕の頭の中に曲と詩が降臨しました(笑)
はっきりいって男の願望なのだろうけど
唄いやすくって大好きな歌です。
お酒が進む1曲です。

ks-No.27★夢の船

2006-06-18 17:31:44 | New Songs
    Words&Music/Kenzaburo

いつかさみしくなった時
ひとり浜辺に佇んで
ずっと海をみつめながら
なくした夢をさがしてる

誰かに会ったら顔をそむけて
口も聞かずに通りすぎた
そんな自分が嫌になって
夢を求めて歩きだした

雨が降ってきた ああ
冷たく頬を打つ
空しくて泣きたいよ ああ
心に雨が降る
だけども夢の船は待っている
ひとりで泳いで来なさい…と

いつかさみしくなった時
ひとり浜辺に佇んで
遠い海原みつめながら
忘れた夢をさがしてる

さみしさ悲しさみんな忘れて
遠い国へと旅立ちたい
そんな心を見透かすように
白い船は遠ざかる

全てが思いどおりにならず
もどかしくからまわり
やりきれず蹴った砂が ああ
宙を舞い頬を打つ
静かに夢の船は去ってゆく
もう少し大人になりなさい…

★Music Memo★
不思議な日だった。
どんよりと空が止ったような曇り空
波は小さく凪いでいて
かわいいチューブが長く稲村ヶ崎にゆっくり伸びる
ふっと振り返ると鎌倉の山の上に不思議な光が右…左…
やがてすっと天に伸びて消えていった。
UFOだ。
この日はほんとに不思議な日だった。

ks-No.26★Mu……

2006-05-23 01:30:40 | New Songs
    Words&Music/Kenzaburo

ゆるやかなボディラインがリズムをとって
まあるいお尻が可愛ゆくみぎ・ひだり
あぶなげなミニのボーダーラインから
ボーダレスにのびる長い脚

綺麗な膨脛に吸いつく
ラメ入りのストッキングが超~Sexy
真っ赤なハイヒールを軽やかに操って
確かな歩みは今を刻んでまっすぐ進む

なにげにかきあげた栗色の長い髪は6月の風にゆれる
色っぽいなあ 素敵だなあ
見知らぬ彼女は光と緑と深い空気の中
お願いだから振り向かないで
このまま歩きつづけよう せめて次の信号まで
後ろ美人のままで 見させてね

★Music Memo★
1998年6月作。No Capo Original key-E
こんな事がありました。

ks-No.25★夢の中の景色

2006-04-22 12:34:25 | New Songs
    Words&Music/Kenzaburo

故郷の道は変わらない
故郷の道は消えはしない
変わってしまったのは僕の心
Mu…変わらずにいたかった

寝つかれず都会の夜に
ふと想うのは故郷の
夕陽に染まる夕焼け空
Mu…抱きしめていたかった

時の流れは早すぎて
忘れたくない想い出や
見なれた景色も消えてゆく
せつなくて つらい時ホラ
色褪せた 写真の中
家族が笑ってる

オレンジ色の太陽が
灰色の空から覗きだす
夕暮れ時のひとときで
僕は黙ってみつめてた

とってもおかしな事ならば
都会の中に住む僕さ
あれほど都会がいやだと言い乍ら
僕は都会で暮してる

春夏秋冬織りなす中で
幼い日々がよぎるけど
日々の暮しに流されて
全ての記憶がうすれていく時
なつかしい夢の中
家族が笑ってる

★Music Memo★
1998年4月作。2Capo Original key-C
故郷。そして家族。
両方とも一生忘れることがないメモリアルでしょう?

ks-No.24★夕陽の町に風が吹く

2006-03-25 12:28:58 | New Songs
~Fukaura Memory~
    Words&Music/Kenzaburo

まっ赤な夕陽が沈む頃
五能線のディーゼル列車
小さな駅を滑り出し
年老いた母さんの笑顔が見える
あ~あ 風が吹く
シベリアおろしが吹きつける
ここは深浦 西津軽
春はまだまだ遠くです

白神山地の向こうから
春の便りが届く頃
海から帰った父さんが
さっぱり駄目だ…と
溜息ついた
あ~あ 風が吹く
大海原 日本海
ここは深浦 西津軽
ニッコウキスゲは まだ咲かぬ

森が緑につつまれて
夏の陽射しが駆け抜ける
普段は静かなこの町も
郷里に戻った家族で賑わう
あ~あ 風が吹く
やさしく さざ波 日本海
ここは深浦 西津軽
家族の笑顔で溢れてる

あ~あ 風が吹く
大海原 日本海
ここは深浦 西津軽
まっ赤な夕陽に染まる町


★Music Memo★
1998年4月作。No Capo Original key-G
カミさんの田舎に感動して作った歌です。
兄妹に聞いてもらったら「私達にしか解らないかも」
て言われた。ふむ。確かに。そうかも。
もっと伝わる歌に……ってわけで改良版を考え中。