今日は宝酒造杯東京大会の日。朝早くから起きて市ヶ谷まで行ってきた。
棋院について最初に思ったこと。「お~、今年は人が多いな」
どうやら800名近い参加者がいたらしい。急遽級位者クラスは別会場になったとか。私は初段の部。
1回戦は相手が緊張していたのか、序盤に見損じをされて要石をゲットし、そのまま順調に押し切った。ただ、終局まで打つっていうのは疲れるね。神経使う。
2回戦も序盤から好調。優勢になったところで今度は私が手どころで見損じ。急遽奈落の底へ。これは負けたな~と思いつつ最善を尽くしたら、相手が時間との戦いになったこともあって、所々で徐々に挽回。私も時間がなくなり、お互いに1手1秒状態に。最後に2目をもぎ取る手があって、結果4目半勝ち。これは指運があった。
ということで2連勝で決勝リーグへ。今年はもしかしたら...なんて欲を出したのがいけなかった。
3回戦は若い女性だった。直感で強いと思った、気を引き締め戦いに臨む。私は白番。
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初手をこの位置に打たれ、若干ムカッとした。
全般的になんか挑発的で(ついでに言うなら胸元が開き気味で打ちづらいのなんの←こんなの気にしてるからいけない)、極めつけはこの11。何だこの手。ハメ手風だ。どうすれば... |
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よくわからなかったが1で分断。相手はケイマに打ってきた。形良く打とうと3,5と打ったが、5では2の2にハネる手があったと思う。で相手の6に、最初は18のOに打つつもりだったのだが、なんとなく2の2のオサエが大きそうに思い打ったら...あぁ、見事ドハマリ。こりゃ前途多難だ。 |
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その後こんな展開に。ポン抜かせてもらい一安心。E-10のキリもあるので、だいぶ挽回したと思ったが、ここからまた悪い癖が... |
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上辺がやけに大きく見えたのでこんな風に打ち込んだのが失敗。
直前に林カイホー先生の模様対策の本をじっくり読んだのに、全然実践できていない。あぁ。見事に「模様は移動」した。
この辺りはなんか脳が疲れまくっていたみたい。
53にあてれば下辺はせいぜい後手生きくらいだろうと思っていたら、なんか先手で生きられてる...こんなことになるなら、35なんてグズまずに、ハネ出して打てば良かった。そうすればK-3からずるずるでて、右下を大きく出来たのに...
まぁ、今だから言えることか。 |
ということで、この碁は10目程の負けに。打ち筋から精神面まで、悪いところばかりが出た一局だった。もう脳内酸素が限界だったのかも。
これで目標を失い、4局目、5局目はあえなく負け。両方とも早く模様に入って、「模様は移動する」の法則そのまんまにまとめられた感じ。しかも4局目は、これくらいの模様なら大丈夫と思って打っていたら、全然足りないという始末。終局後相手も、地合は全然勝っていると思ったんだよね~の一言。はい、仰るとおりです(泣)
最後相手の味の悪いところを責めて先手で4目取り、他にも結構寄せたが、それでも2目半負け。
5局目はお若い方。相手が序盤から長考の嵐で、中盤で残り3分くらいになった。で、その方、時間があとわずかなことに気がつくやいなや、それからは時計をバンバン叩いてきた。私の手も叩かれた(笑)
終いにはこちらの考慮中に、石を持って盤上に手を伸ばしてきたので、おいおいこっちの手番だぞと思っていたら、急にひっこめた。手を伸ばす、ひっこめるの繰り返し。どうやら時間がないので、相手の手番でも盤上でシミュレーションしているらしい。今までは自分の手番で石持って宙を舞っていたのだが、まさか相手の手番でも宙を舞うとは。うーむ、目障りだ。でも囲碁ボケのネタとしては使えるかも~。
ということで、これも4目半くらいだったかな?の負け。嫌になるくらい下手だなぁ...
終局直後にその人の一言。「昨年の雪辱をしました」あ~、たしか昨年も最終局に打ちましたね。言われて思い出した。そんなことを覚えているより、マナーを覚えてくださいね。負けたから言わなかったけど。
若手のグループで来ていたようだけど、どこなんだろう。指導役とかいないのかな。
...と、最後は愚痴っぽくなってしまったが、大会自体はとても楽しめた。
何よりも生ゆかり先生を見られて大満足。お美しい。
入賞者の皆様、おめでとうございます。
大会後は hexaさん、asutoronさん、GO!さんと軽く居酒屋へ。
「ゆかり先生は○×○×」「万波山は☆★☆★」など、様々な話題で盛り上がった。
皆さんとお会いできたことが最大の収穫。楽しい話ありがとうございました>皆さん
秋も出たいな~