ざつぼくりん

*雑木林*

エサキモンキツノカメムシ

2018年01月21日 | 森の冬

「江崎 紋付 カメムシ」と覚えてしまっていた虫です。本当は「江崎 紋黄 角カメムシ」でした。江崎は昆虫学者の江崎 悌三 博士にちなむ名前で、黄色い紋の付いた、角カメムシという意味です。背中のハート型が可愛いカメムシです。エノキの葉っぱの裏で冬越し中です。よく似たモンキ(紋黄)ツノカメムシもいます。こちらはハート型ではなく三角形です。


氷の芸術

2018年01月13日 | 森の冬

凍てつく朝、家の近くの池の表面に張った氷がまるで植物の葉っぱのような模様で凍っています。葉っぱが下にあるのではなく、水面で氷が成長することによって出来た文様です。

小さな流れのところには見事なツララが出来、岩の表面を伝う水はそのまま凍っています。日が差し気温が上がるまでの氷の芸術です。


今年の登り初め

2014年01月06日 | 森の冬

今年の登り初めは、友人のM隊長と雪の比良山(武奈ヶ岳 Alt1214m)へ、途中名神の事故渋滞のあおりを喰って栗東から琵琶湖大橋を経て、湖西道路へ。これが案外速かったかも?イン谷口(8:49)から青ガレ、アイゼンを装着しての青ガレ登攀、それまで、曇ってはいるものの無風状態だったのが、金糞峠(10:12)は風の通り道に。休息も取らずにコヤマノ岳方向に進む。コヤマノ岳一帯は樹氷が美しく輝いている。コヤマノ岳から一気に武奈ヶ岳山頂へ。去年より雪の踏み抜きも少なく、快調にピークへ到着(11:15)。帰りは八雲が原(12:29)をへて北比良峠へ、湖東の鈴鹿山系や伊吹山を見ながら下山を開始。ところどころにノウサギやその他の哺乳類、鳥類などのフィールドマークを見ながら下山(14:54)。 

                    


コウノトリ

2013年02月24日 | 森の冬

雪の降りしきる中、出石へ蕎麦を食べに行きました。帰りに但馬コウノトリ公園に寄って、実物のコウノトリを見てきました。

ケージで飼われているだけでなく自由に空を飛ぶ姿はとても美しく感動しました。生態系の頂点に位置するコウノトリを絶滅の危機に追いやったのは私たち人間です。でも、今は91頭にも増えているそうです。

野生の生物との共生を考えなければ、必ずそのつけは帰ってきます。人間だけで地球には生きることができないのですから。

  

 


スタッドレスタイヤ

2013年01月04日 | 森の冬

年末にスタッドレスタイヤ4本を装着したら、ジャッキアップやタイヤの入れ替えなど、4本の交換にかなりの体力を消耗した。その日はそれだけで疲れてしまって他何もできなかったのだが、それ以降雪らしい雪の日が無かった。しかし、今朝起きてみると路面がうっすらと薄化粧。そうそう、化粧はこれぐらいが良いのよね♥と思いながら、スタッドレスの効果を体感するのは今日しかないと思い、もっと雪の中を走ってみたいと美山へ行きました。

国道477号線を北進すると、JR船岡駅を過ぎたあたりから、だんだん辺りが白くなっていきます。南丹市から京北町に入るとそこはもう雪国でした。茅葺の里で蕎麦を食べて帰ってきました。

   


冬の森

2012年12月10日 | 森の冬

紅葉の盛りを過ぎ、木々が葉を落とす時期になりました。これから森は春までの3カ月ほど眠りの季節を迎えます。でもそんな初冬の時期だけに姿を見せる昆虫がいます。フユシャクの仲間です。

♂は翅があり、冬枯れの地面すれすれを、弱々しく飛びますが、♀には翅がなく飛ぶことができません。最も普通に見られるウスバフユシャクオス、メスとも口が退化し、餌をとることができません。成虫は交尾し子孫を残すためだけに生まれます。

その他、暖かそうなカマキリの卵嚢なども冬を乗り切る虫たちの作戦です。


初日の出

2011年01月01日 | 森の冬

皆様 あけましておめでとうございます。年末の大荒れの天候で、雪の元旦となるのではないかと心配していましたが、少し東の空に雲があったものの、穏やかな晴天の元日となりました。

夜明け前の南の空に、三日月と金星が輝いていましたが、空の明るさが増すと共に、淡く薄れていきました。そして雲の端を赤く染めて2011年の初日の出。光の束が空を貫いて届きました。新しい朝の到来です。

 

 


冬の森

2010年12月28日 | 森の冬

12月ものこり4日を残すだけになり、森に咲く花も少なくなりました。凛とした冷たい空気を切り裂いて、ヒヨドリの鳴き声が響きます。枯れ葉色の中に鮮やかな緑を誇らしげに保っているのは、ヤツデ(ウコギ科)です。

ヤツデ(八つ手)とはいうものの、手のひらのようになった掌状葉は9つ以上に分かれていることが多いとか。

今まであまり花をじっくり見つめたことが無かったが、意外と美しい。この寒い時期、花粉を運ぶのは、主に暖かい日中に活動するハエやハナアブなどの昆虫です。

雄蕊先熟で、花弁や雄蕊が落ちたあとメシベの柱頭が開き、ほかの個体の花粉を受け入れる仕組みになっています。