湖北を再び訪れました。前回は去年の2月、真冬の湖北でしたが今回は、初冬の湖北です。でも、初冬といっても、まだまだ暖かく、越冬前のキチョウやキタテハなどの蝶がキクの花などを訪れ、青々とした大根の畑にはモンシロチョウが舞う秋の気配を残す晩秋から初冬の風景でした。
高島氏の北部針江は清水の郷です。比良山系からの伏流水が豊かな湧き水となって湧水しています。その水を使った川端(かばた)が各家庭に設けられています。
川端では、元池と呼ばれる湧き出し口から、坪池と呼ばれる飲料水をためる部分、さらに、食器や野菜を洗う端池にはコイやマス、アブラ
ボテなどが飼われており、残飯をきれいに食べてくれます。
また、湧き水を利用して、イワナやニジマスを飼っているところもあります。
川端をボランティアのガイドの方に案内してもらいながら、優しい味の湧き水を堪能しました。お腹が空いたところで町の中の料理屋さん「川新」さんで昼食。これで1500円はお得。
今回の最大の目的は、なんといってもこの時期の鮒寿司。琵琶湖では最近漁獲量が減ったニゴロブナを使った保存食です。
町の魚屋さんには、珍しいパンダウナギもいました。店のご主人も、「こんなんはじめてや」と仰ってました。
帰りは近江マキノのメタセコイア並木を見て、琵琶湖一周の帰途に着きました。