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緑内障の手術:トラベクロトミー(線維柱帯切開術)の利点、欠点

2015年12月25日 | トラベクロトミー 線維柱帯切開術

トラベクロトミー(線維柱帯切開術)
の特徴(トラベクレクトミーとの比較において)

【利点】
①晩期合併症が少ない:濾過胞感染、遷延性低眼圧なし
②術後処置が少ない
③白内障同時手術と相性がよい(1~2mmHgの追加眼圧下降)
④きちんと手術をすれば、予測性の高い術後成績

【欠点】
眼圧下降効果が弱い:術後平均眼圧15~17mmHg
②病型により眼圧下降効果が異なる
③多くの場合眼圧下降点眼継続の必要あり
④術後早期の合併症:一過性眼圧上昇(スパイク)(15~40%)(深層強膜弁切除・シヌソトミー併用で頻度低下)

あたらしい眼科29(11):1483~1489,2012より

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