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映画「テラビシアにかける橋」

2008-02-27 19:52:10 | 映画
原題: BRIDGE TO TERABITHIA
[ 2008年1月26日公開 ]
ジャンル : ドラマ
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
配給 : 東北新社
上映時間 : 95分
監督 : ガボア・クスポ
原作 : キャサリン・パターソン
出演 : ジョシュ・ハッチャーソン/アナソフィア・ロブ
/ロバート・パトリック/ズーイー・デシャネル

貧しい家庭にあって姉妹4人に囲まれ窮屈に暮らす11歳の少年ジェスの唯一の慰めは、こっそりと絵を描くことだった。学校でも居心地の悪さは同じだったが、ある日、風変わりな女の子レスリーが転入してきてジェスの灰色の毎日は一変する。自由な発想と行動力を持つレスリーのリードで、2人は森の中に空想の王国テラビシアを創り出し、かけがえのない友情を育んで行く。ところが、突然の悲劇が2人を襲う。(goo映画)

 国際アンデルセン賞を受賞した児童小説の映画化作品。
 この作品は、小中学生くらいの子供達に見てもらいたいなあと思います。
 川を渡る唯一の手段であるロープを掴み、思い切って飛び越えると、そこは不思議な生物たちのすむ、ジェスとレスリーの王国・テラビシア。
 川を挟んで彼岸と此岸が存在する、という考え方はどこの国も共通でありますが、それはすっかり分断された世界なのではなく、どこかで繋がっている世界でもあります。だから、いじめっ子も巨人になって住んでいるし、ジェスの家で問題が起こると、テラビシアでも暗雲が立ち込めたり。
 そんなテラビシアと現実の間で、彼らは問題に立ち向かい、強くなって行きます。
 子供の想像力って、現実から逃げるためではなく、現実の問題を乗り越えるためにあるんじゃないかなと思えました。
 そして自分の王国を、自分の世界を創り、そこに君臨するというのは、逃避でも傲慢でもなく、瑕を癒し、悲しみを癒し、新しい自分を発見するための過程なのだと。
 大人の力を借りずに、子供は大人への階段を上って行けるのだと、子供を信じたくなる作品。
 そして、かけがえのない人に出会うということの素晴らしい奇跡と、それが永遠に喪われたとしても、思い出に、心に、永遠に生き続けるものがあるのだということが、きっと子供達にも伝わるんじゃないかと思うからこそ、子供に見て欲しいなあと思います。

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