月末最終日。夕べ何となく夜更かししてしまったので少し眠い。明日の会議に備えて資料を作ったりするがはかどらない。気持ちが引き締まらないまま時間だけが過ぎ去ってゆく…。
仕事が終わって習い事メンバー数名と食事をする。数ヶ月に一度の恒例行事となっていて、いつもは僕が店を選ぶのだが、今回は幹事を他の方にお願いした。パエリアが旨いスペイン料理の店『タパス』。週末はサルサパーティが行われるのだが、今日は落ち着いた雰囲気だった。僕は基本的に雑談が苦手なので「何となく」人と会う事が少ない。だから芝居作りや写真撮影など、目的を共有することで人と会う機会を得るのだが、このメンバーは話題が豊富で多岐に渡るので聞いているだけで楽しい。こういう場にいると、少しでも雑談が上手になりたいといつも思う。明日も仕事なので22時30分頃に解散したが、ミスドに立ち寄り、アイスコーヒーを飲みながら読みかけの本を読む。今読んでいるのは『本当は偉くない？歴史人物』という本。歴史上の人物70人について取り上げたこの本、書かれている内容が僕なりの人物評に近かったのでなかなか面白かった。
夕べは十分に睡眠を摂りかなり復活した。基本的に睡眠を十分に摂らなければ力を発揮できないタイプである。役員や来賓が集まる会議の進行確認と配布資料を午前中にまとめて午後から行われる長時間の会議に臨む。事前準備が成果に繋がる部分は芝居と全く変わらない。たかが会議と言ってしまえばそれまでだが、声のトーンやメリハリで場の空気が引き締まる。立場が対等な人間同士なら誰もが平等に発言の機会が与えられるが、この手の会議に特有なのは、発言者が限られる点だ。一言に会議と言ってもいろんな種類があることを改めて思い知る。夕方、会議が終わってようやく気分が晴れる。ここ数日の憂鬱さはたぶんこれが原因だったのだろう。
終日気だるい一日。夕べはそれなりに睡眠を摂っていたはずなのに、全身の脱力感と強烈な眠気に襲われる。明日までにまとめなければならない会議資料や処理すべき作業が山積みだったので気持ちは焦るが体が付いて来ない。ここ数週間、心身ともに消耗してたのかもしれない。仕事が落ち着いたら体力作りを再開しなければ。
夕べ眠れずに結局寝たのが明け方近く。２時間ほど寝て出勤するが、やはり少し眠い。会議やら残業やらで結局仕事を終えたのが２１時３０分過ぎ。急いで真夜中ミサイルの稽古場に顔を出す。公演後の初集合。３公演分のアンケートを拝読する。記入されたコメントをその通りに解釈すれば嬉しいコメントが数多い。しかし同じような感想が多い気がする。アンケートを記入したお客さんの本心や如何に。その字体や筆圧から何となく違うニュアンスを感じ取った。
仕事休み。朝から友人のパソコン選びで市内の家電量販店を数店回り、ついでに今月開店したＹＡＭＡＨＡ直営のバイクショップへ行き、新型Ｖ－ＭＡＸのカタログを貰って少し浮かれ気分になる。夕方小一時間ダーツをして習い事へ行く。夜、県立劇場へ行き、リージョナルシアターとして上演されるリーディング公演３作品の稽古風景を見学させてもらう。３公演を全てまとめると、参加する役者さんの数は多い。でも一公演９０分のリーディングを見ることになる観客の立場で考えると、退屈しないための工夫がそれなりに必要な印象を受けた。その後、植木のタオカフェに行く。マスターと常連さんが話している輪に入れてもらい、その常連さんが先日行った「お金に関するお話」という講演の内容を少し聞かせてもらう。僕が想像していた内容とは少し違ったけど、興味深いことは、お金に対する人それぞれの見方の違いだ。分かりやすい言い回しをすると、「お金は○○だ」の○○に入る言葉が人それぞれってことで、たとえば「価値」とか「手段」とか「道具」とか入れられる。ここに入る言葉がその人のお金に対する見方を端的に示してる。大喜利じゃないけど、僕だったら「情報」って入れると思う。それでもやっぱり一言では語り切れない大きなテーマだ。
真夜中ミサイル第五回公演『デッド・オア・ミサイル』は無事に楽日を終えた。今日の昼公演では、役者の出番をこなしつつ照明操作も担当した。生まれて初めて卓を操作することになった僕が、僅かな時間で段取りを整理して本番一公演を完全にこなしたのだから、我ながらよくやったと思う。ちなみに役者としてはわずか数分の出番だったけど、自分の表現を凝縮できたと思う。ほとんど視点を動かさない演技だったので観客の表情を全く見ることができなかったけど、最前列に座っていたたくさんの子どもがニコニコしながら見ている視線を感じ取った。子どもが楽しんでいると本当に嬉しいね。ふと過去を遡って考えてみると、大学時代にやっていた人形劇は子どもが観客だったし、大分の幼なじみと一緒に作るシャインクラブの映像作品も子どもに見られることを意識している。演劇だけは大人の見世物なのだと今まで思ってたけど、やっぱり人形劇や映像作品と同じで、子どもが見ても楽しめる作品こそが僕にとっての娯楽作品だったのかなって再認識した。
真夜中ミサイル本番初日が終わる。役者としての役割はいつも通りの平常心を保ちつつ果たせたと思う。ただ他の部分で明日までにやらなければならないことが結構いろいろある。まあ自分が納得できるカタチで楽日を迎えられるようにしよう。
夕方、アートロフトへの搬入が行われたが僕は仕事のため参加できず。夜、稽古場に集まって最後の通し稽古を済ませ、明日の段取りを確認する。真夜中ミサイルは毎回、小屋入り初日に公演初日も迎える「乗り打ち公演」が通例となっている。舞台を組み、ゲネプロをしてその勢いを維持したまま本番を迎える。今回も一気に2日間が過ぎていくことだろう。だからせめて今夜は舞台で履く革靴でも磨きながら心を落ち着かせ、ゆっくり眠ろう。
ここ数日こなし切れなかった仕事が溜まってる。仕事を残して本番に臨むと集中できないので、職場に一人残って事務処理を済ませて23時30分頃帰宅する。「通し稽古のDVDも作らなんね～」とか思いながら睡魔に襲われたりする。こういう時期にいつも思うのは、短時間で効率的に眠る方法や仕事を裁く方法を体得できないかということ。先輩の役者さんから「仕事をしている人間にとって特に大事なのは『集中』と『切り替え』だ」と言われたことをふと思い出した。今の自分と同じ苦労を経験してきた先輩の言葉には説得力がある。2日後に控えた本番に向けてコンディションを整えたいと思う。ところで、チケットの売れ行きも進んでいます。日曜日の昼公演（14：00～）は完売。土曜日の夜公演（18：00～）も残席が僅かです。でも、日曜日の夜公演（17：00～）はまだ余裕があります。今回もいい感じに仕上がってきてますよ。皆さまのご来場をお待ちしております！！
真夜中ミサイル通し稽古。仕事のため１回目の途中にようやく参加。自分の出番には間に合う。どの役者さんも直前の追い上げが凄い。毎回思うけど、皆、本番に向かってポテンシャルが加速度的に上がっていく。今日は通しを２回。それぞれの同じシーンでテンポの良し悪しや感覚が違う。でも回数を重ねた後の方が全体のテンポは格段に良くなる。１回の通しにどれだけ集中できるかが勝負だと改めて思う。
仕事休み。昨夜の真夜中ミサイルの稽古の後、少し仮眠を取って早朝４時にタオカフェに向かう。写真部総勢７名で長洲港から有明海を渡って島原へ撮影遠征に行く。島原は遠いようで案外近い。夜明け前に雲仙普賢岳から望む日の出を拝めるかと思ったが、霧ですこぶる視界が悪いうえに道路は凍結寸前だったため普賢岳行きは断念する。次に向かったのは島原城。まず近くの武家屋敷を散策し、その後島原城に入城。熊本城を見慣れているので、自分の城のイメージとは違うのだが、どちらかというと熊本城の方が独特な雰囲気があるよう。コンクリートを白塗りしたような綺麗な城壁が印象的だった。桜の季節にはまだ早いが梅の花は開花しており、これが白い城壁と対照的で趣深い。あとは島原のグルメ探しだが、これがなかなか難航し、結局、多比良港近くの海産物が多い定食屋で食事。新鮮な牡蠣フライ定食が美味だった。夕方４時頃熊本に到着する。少しカフェで休んだ後はレンタカーを返却しそのまま習い事へ行く。夕べはあまり寝ていなかったのだが、冷めない興奮が眠気を吹き飛ばしてくれた。今年になって仕事も増え、夜はほとんど毎日が稽古だったので、気分転換も必要だったのかもしれない。眠かったけどいいリフレッシュになった。
真夜中ミサイル通し稽古。通し稽古を重ねるとキャラクターが繋がってくる。見てても違和感がない。僕の場合、やはり小道具とか衣装を合わせると気持ちがキャラクターと重なりやすくなる。昔から自分の演技は小道具に助けられていると思う。
仕事休み。本番に備えてコンタクトレンズを買う。久し振りにコンタクトレンズを付けたので、その場の勢いでサングラスを買うことにした。眼鏡屋でいろんなサングラスを掛けてみるが、欲しいサングラスほど似合わない。自分に似合うサングラスを買う方が無難なのだが、欲しいサングラスが似合う男になろうと考えを改め、欲しい方を選ぶことで心が満たされた。夜は真夜中ミサイルの通し稽古。あと1週間で本番。
