呪詛的混入

ローマカトリック教会やキリスト正教会と、仏教（特に密教）との繋がりを取り上げる動画を見た。仏教は宗教的には偶像崇拝の一つで、しかも拝んでいる対象を「神」とは呼んでいない。特に密教は、真言やムドラー（印相。手の指の形で様々な形を作り、身体や脳に様々なエネルギーを呼び込む）といった呪詛的要素が強いが、仏像に見られるこの印相が、キリスト教の宗教画に描かれている事がある。一見キリスト教と仏教の融合に見えるが、このような呪詛的要素はキリスト教にとっては異物だ。つまり、創造主を神と崇めるキリスト教に密教が混入される事は、崇拝の対象を意図的にすり替える狙いがあると見る事もできる。