まさやす日記

長野県議会議員。
宮田村の議員(議長も)していました。
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県議会 環境文教委員会現地調査R01.07.31-08.01②

2019-08-01 | 日記

昨夜は上田市に泊まって、本日は上田千曲高等学校から。

・合的専門学校
・上田飛行場の跡地に建てられたということで、とても広い校地(61.722㎡)
・日制・・・合計818名:学年で7科1クラスずつ
   工業       建築、機械、電子機械、電気
   商業
   家庭       食物栄養、生活福祉


・3年間で取得する87単位の内、40%が専門教科
・85%が自転車通学
・生徒の77%がクラブ・同好会活動をしている(運動系47%、文科系30%)
・定時制・・・合計28名:学年で機械科1クラス
・4年間で76単位を取得、就労しながら学ぶ生徒は8名
【感想】
高校再編の流れでは、定時制は普通科のみ、、、との話もあるが、子どもたちが強みをつけるためにも専科があっても良いのではないか。
専科の生徒は、実習室にいる時間も長い。エアコンの設置は、普通科棟だけでなく、実習棟も必要だろう。特に、調理は、火を使用するので必須と感じた。
県内の公立校では唯一の福祉系学科では、介護ベットが古く時代遅れとなっているので、新しいものが望まれていた。

 次に、エコクリーンとうみ

 ・生ごみリサイクル(堆肥化)施設、搬入後一月程度で堆肥化
・40%以上のリサイクル率を目指している
・平成28年に建設をはじめ、30年3月から本格稼働
・平成28年度:可燃ごみ4726.79t、平成30年度:3862.48t(生ごみ496.66t)、来年度の達成目標であった3846tは、本年度達成見込み
・ごみの出し方は・・・

①なるべく水を切って、ビニールっぽい専用袋に入れる
②ごみステーションへ出す(集積バケツや集積袋へ専用袋のまま入れる)
③収集業者がエコクリーンとおみへ
④発酵促進のために搬入された生ごみ(袋のまま)を戻り堆肥を混ぜて均一化


⑤混合された生ごみを機械式密閉型の装置で超高温好気発酵促進(一次発酵:7日間程度):密閉されているので臭いを抑えれる
⑥一次発酵を終えた堆肥を二次発酵させる(21日程度で堆肥化)
⑦ふるいをかけて異物や大きいものを分別する
⑧水分率30%程度、炭素率20以下の堆肥として利用

Q.クレームは?
A.当初は数回臭いのクレームがあったが、微生物が活発化したこともあり、この一年は臭いのクレームはない。

【感想】
10数年前に視察した生ごみの堆肥化施設は、一次発酵でかなりの臭いがあったが、密閉型の装置で臭いが抑えられていた。また、自然に返る袋のまま出せるということで住民の使い勝手が良く、生ごみが集まり易いと考える。(バケツでの持参などはあとで洗ったり、やはり手間がかかるので)

ごみの減量化、資源化が大きく前進する施設であると感じた。

続いて東信教育事務所

・小学校71、中学校32、特別支援学校2(上田養護学校、小諸養護学校)
・東信教育事務所独自の事業として「笑顔で元気アップ講座」(不登校や引きこもり傾向のある子どもたちが、遊びや運動により生まれる充実感や友人とのコミュニケーションを通して、心と体を開放し笑顔で過ごす時間を共有する)

Q.いじめの発生状況で、いじめが認知されていない学校もあるが?
A.それぞれ確認をしている。

Q.ICT教育は?
A.市町村の取り組みだが、青木村では全生徒がタブレット端末を利用している

Q.高校改革における協議会の設置状況などは?
A.上小は8月に設置するが、上田は今回の県教委の示す再編の対象校がない。佐久地域は設置が遅れている。

【感想】
高校改革を、子どもたちの学びが深まり、そして可能性が大きくなるような方向で取り組んで欲しい、、、と個人的に思いました。

今回の現地調査の最後は、長野県立図書館

・90年の歴史(信濃図書館からだと112年)、建物は築40年
・調べもののための図書館
・各市町村などで図書館設置が進んだ1980年以降、大きな転換期(2000年頃からのインターネットも)
・2015年より事業改革に取り組み、デジタルを含めた知識基盤社会でwifiも含め、インターネト環境も整備。


・こういった取り組みは、市町村図書館にも広がるべき
県立図書館の予算額は、47都道府県の中で下から5本に入る。
市町村の図書館は、貸出数が重要だが、ここは「どのような人がどのような本を借りたか?」が重要。
・子どもの読書推進計画などがあるが、高校~20代は本を借りない。
・2019年度から稼働した「学びラボ」、使い方がまだ決まっていない
・今回の改築で、図書館内、座っていられる場所を増やした(80席から

【感想】
正直な率直な感想は、、、羨ましい!!ということでした。子どもたちにとって、こういった施設が近所にある環境が、、、羨ましい、、、ということです。


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