社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

高木克純『中学教師が教える「したたかに生きる」ための経済の授業』

2012-05-06 22:27:14 | 趣味(読書)

荒川弘『銀の匙』で、農業高校の登場人物の夢が沢山出てくるのがうれしかった。そして私も仕事≒夢&やりがい&現実を認識したが、それを更に今は痛感している。このGW中に更にだが・・・。お金がなければ生きる事が出来ない。しかし仕事はそれだけではない。しかし人生は厳しい。

この作品を読んだ。ふとタイトルに目が行った。そして著者が昨年の東日本大震災で悩んだ事も。従って著者が最初に書きたかった事とその後の東日本大震災の事を考えると更にこのテーマは重いかも知れない。

そう

もし収入が「時給700円」だったら、食べていける?

著者は、アルバイトやフリーターではなく、正社員として会社に勤め、仕事に生きがいを見出して欲しいと言う事を中学生に教えたかったのだと思う。

私もそう思う。現実は厳しいと言う事をアルバイトや派遣社員となる若者に知って欲しい。しかし現実は更に厳しくなっている。これをどうすれば良いのかと言う答えは私もない。そんな余裕もないのだが・・・。

そして最近周りでも、子どもが大学は卒業したが、就職できていないと言う話をよく聞く。

CCF20120506_00003
CCF20120506_00001
CCF20120506_00002上
CCF20120506_00002

やはり相当に日本はおかしくなっている。私の就職の時はオイルショック後だったがその時より、遥かにひどい。最悪の状況となっている。何十社回っても就職できない。いい加減諦めるしかないのだろうか?就職できない学生に課題がない訳ではないと思うが・・・。しかしそれでもバブルの時代には何も考えなくても就職できた。余りにもひどい違いだ。

最近の若者を見ると自分が何をしたいのか?将来何をしたいのか?など全く夢を持たない若者も増えている。

と言っても私が、夢を持って就職した訳ではない。私の場合は単に自立したかった訳だが、今の若者にはそれさえも無いようだ。それでも今の社会では生活はできる。しかし、一方で超差別化社会が始まっているのかも知れない。そう賃金の格差社会が・・・。

と更にこの書籍を読んで思いを強めた。この本に書かれている日本で生きる最低限の経済的な事を。割と知らない若者が多いのかも知れない。しかしそれでも暮らしていけるのだろうか?日本は?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿