2018年度世界かんがい施設遺産登録申請書を提出しました。
改めて世界かんがい施設遺産とはなんでしょう。
農水省HPによれば
「国際かんがい排水委員会(ICID)は、かんがいの歴史・発展を明らかにし、
理解醸成を図るとともに、かんがい施設の適切な保全に資することを目的として、
建設から100年以上経過し、かんがい農業の発展に貢献したもの、卓越した技術により建設されたもの等、
歴史的・技術的・社会的価値のあるかんがい施設を登録・表彰するために、
世界かんがい施設遺産制度を創設しました」とあります。
枝下用水もこの「建設から100年以上経過」という条件がクリアできていて、登録・表彰の資格があります。
昨年はふとしたきっかけで、まだ登録申請に間に合うと声をかけていただき、
一気に書き上げた申請書でした。
私たちのお得意の西澤眞蔵のこともしっかり記述しました。
ですが残念ながら日本の国内委員会での4本の選定に残ることができませんでした。
『枝下用水日記』に申請をしたけれど国内選考に漏れたことを記すと、
資料室には励ましの声がいくつも届きました。
「わたしたちの枝下用水がその選考の場に並んだことだけでも誇らしい」
「世界遺産になったらどんなに素晴らしいだろう」。
そう言われたとき、時間足らずで何を書くべきかもよく吟味できないままに書いた申請書だったことが
心残りになりました。
もう一度挑戦してみよう。
今度は作戦を練って時間をかけて取り組んでみよう。
今回の募集要項がでたのは11月のことですが、既に資料室は夏からアンテナをはり、
この申請に求められることを人に聞き、意見をいただき、考えてきました。
かんがい施設の遺産登録ですから、
当時どのような技術があって、どれだけの成果があったのかを書かねばなりませんでした。
というわけで、今回提出した申請書は前回の申請書とは全く違うものになりました。
3月には国内選考結果が出るそうです。
どうぞみなさん祈っていてください。
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