資料室の逵です。
今日から2022年度、枝下町に枝下用水資料室を開室させていただいて3年目に入ります。
今日は朝から『続・枝下用水日記』No.8の取材で、枝下用水末端の駒場地区のKTさんを野原さんとふたりで訪ねました。駒場小学校5年生に1年を通して稲作体験教室を指導なさっているKTさんたち、コロナ禍でここ2年は最後の餅つきができなかったようですが、年間を通して田植えから収穫までを昨年度も指導なさってきたそうです。今年度は29年目、79歳になるKTさんですから仕事勤めをしながら学校のこと、地域のことを続けていらっしゃったのです。
数年ぶりにお会いしたKTさん、帰ろうとする私たちの車に、植え替えておいてくださった鉢植えや手作りの箒、お庭でとれたハッサクを山のように積み込んでくださいました。枝下用水資料室開室に安堵し、静かに見守ってくださっていた方がここにもいらっしゃいました。
帰りに旧駒場補助用水路の桜並木を通りました。どれだけの方が、この並木道の下に旧駒場補助用水路が埋もれていることを知っているでしょう。私たちのすべき仕事はまだまだあるなと2022年のはじめに感じることができました。
資料室周辺の枝下桜も日に日に咲いて、今週末は満開ではないかと思います。ぜひ枝下旧用水路、資料室に桜を見に遊びにいらしてください。
2022年度もよろしくお願い致します。